Wind Diary May 2004

この日の予報(前日に出ていた)では、波高2.5Mということで、今日こそはWaveコンディションのはずだった。昼過ぎに艇庫に着いた時には、穏やかなコンディションが広がっていた。ようやく南がぽつぽつ入り始めたところ。でも今日は本栖の方が正解かも。湘南はきっとWaveコンディションにはならないでしょう。久々にRBを準備する。今日は学生で混ぜてもらって練習するかな。同じ艇庫の明治の学連くんたちは、ちょうど僕が準備を始める頃に、入れ違いで上がってしまった。残念。風の方は予想外に上がり、出艇する頃には6.x台のフリーライドでもいけるくらいになってきた。超微風のセッティングに、半袖ラッシュ＆半ズボンという真夏の格好では辛くなっていたので、ブームのアウトを2つ伸ばし、ラッシュは長袖に変えて気合を入れ直す。練習相手を探し、一人沖に向かった。実際のところは沖よりも湾内の方が風が強かったかな。暫く一人で練習していたら、逗子会館の学連くんたちがマークを担いで沖に出てきた。水産、学習院他。飛び入りで参加させてもらう。しまった。今日もストップウォッチ付き時計を忘れてきてしまった。RBで出る時は常に持参が原則だった。上下マークでのレース形式での練習を何本か。風は少し上がったり落ちたり。平均で4-5Mといったところか。結構うねりも入ってきている。クローズはまぁまぁいい感じで滑っていたが、中途半端な風域でのフリーがやはり激遅。下りでいつもごぼう。2本目からはTGのN島さんも参加。そして3本目からはFijiさんも参加。みんなどこから沸いてでたのだろうか？3本やったところで4時を過ぎた。まだまだ練習は続いていたが、この後の用事もあったので、一足先に上がる。一緒に練習させてくれて有難うございました。いつもながら学連くんたちとの練習はヘロヘロに疲れた。ちょっと体力を付けなければやばいぞ。

海保情報では、既に大島が南西で18M、剣岬でもWaveできるくらいに吹いている。これは南西が完璧に吹き上がるパタンだ。道具の選択が悩ましい。今ならば6.x台前半といったところ。風が上がってどうしようもなくなったらWaveに替えよう。今日はセミスキニーのケアを完璧にやったので6.7m2 PULSEを張ることに。今までJUST以上のコンディションで、このマストで張ったことは無かった。思った以上にマストが柔らかいのか、たぶんセイルの年式が古くてマストがマッチしなかっただけか、それほどダウンテンションきつくないのにマストはかなりベンドしていた。案の定腰の無いふにゃふにゃのセイルに仕上がった。いちおうそれで出てみたがブローのたびに前に飛ばされそうになるのを耐えて乗る。非常に疲れた。結果的にはもう少しダウンを引いてやれば、多少はまともなセイルに仕上がった。セイルのチューニングが合ってないことと合わせて、FINがいかれてしまっていた。セッティングの際には全く見抜けなかった。乗っていてFIN抜けが酷いと感じていたが、JIBEの時も何かFINがぐにゃぐにゃする感じが。まさか乗ってて折れるとは。30分くらい、あまりFINに負荷をかけずにアビームに近いラインで乗っていたが、T屋さんたちがスクールのために東浜の方に上っていったのでそれを追いかけようと上ろうとした時にトラブル発生。ブローを受けてセイルを引き込みを強めた瞬間、ボードのテイルがすぱぱぱ...と横に滑っていく。何が起きたのか一瞬にして理解できた。これに似た状況は過去にもあったから。幸いにもBOXは無事だった。6.7m2でJust-Overくらいに吹き上がってきたので戻るのがちょっとやっかい。ハーネスを後ろのストラップに取り付け、テイルの抵抗にしたが、それでも抵抗が少なく、お尻を振り振りくるくる滑ろうとするボードを無理やり足で押さえ付けながらノーハーネスで戻った。腕パンに。そして足が釣りそうになった。ふぅ。

昼頃遅れてK川くんが登場。今日はスプートニックで練習するということ。午後はじゃっかん風が上がったような気がしたのでセイルのダウンテンションも少し引き増す。これでセイルがだいぶ軽く仕上がった。風は相変わらず南っけ。三浦半島の先っちょは南西がんがんなのに、南風のままだんだんとガスティになってきた。まじかよ。3時過ぎるとだんだんと走らない時間が多くなってきた。4時くらいまで海上で頑張るが全く走らなくなったのでいったん浜に撤収。きっと上がると信じて5時半まで道具はそのままに艇庫で待機。でも結局は風上がらず、再び海に入ることはなく終わってしまった。まったくついてない。先月も同じ状況があったな。

久々にRBに乗った。最近プレーニングしないコンディションで海に出る機会が減ってしまった。いかん。この日は艇庫の、、、というか逗子界隈のRBer、IMCO乗りは、みんな柏崎のIMCOワールドに出払っていた。ということで一人孤独だったので、練習仲間を探して一人逗子沖へ向かった。まだわずかながらZEROに乗ってるRB乗りがいることを発見。逗子沖で合計5人くらいは居たかな。近寄ったけど知らない顔だったので軽く挨拶した程度で過ぎる。逗子沖ではヨットがいっぱい練習していた。至る所にマークがあったので、邪魔になりながら(?)、久々にマーク使ってマーク回航練習にいそしむ。マーク感覚を少し、いやかなり、忘れていたのでいい練習ができた。風はブローで3.5Mくらいで夕方まで安定して吹いていた。

この日は新たなスクール生(女性)がKayaに来た。いきなりの初体験ながら、逗子湾口まで思いっきり下って、長時間頑張って乗っていた。なかなか根性あるかもしれない。

前日の予報では波高3Mということで今日は棚ボタWaveが期待できるかも。朝早く土砂降りの雨音で目が覚めた。まじかよ。天気図をチェックすると、前線が上がって南が吹き込む気圧配置になりそうなので、この後、雨が上がれば期待できるな。今日は昼から出動して日暮れまでゆっくりWaveを乗り倒そう。

12時過ぎに逗子の艇庫に着いた時には、風はびゅんびゅん吹いているけど...あれっ!?波がどこにも無い。まじかよ。今なら風は4.5m2くらい。この後完全に吹き上がるパタンでしょう。4.0m2にするか4.2m2にするか悩ましい。少し小刻みでWaveセイルを持ち過ぎた。4.0/4.2/4.5/4.7/5.2/5.8。ちょっと整理しなければ。色々と悩んだあげく4.2m2を選択。

出艇して少し後悔。だんだんと風が落ちていた。サイズ的には4.7m2くらいがいいかも。セイルの張り替えが面倒なのでセッティングで誤魔化しながら4.2m2のまま乗る。波は最初は全く無かったが、だんだんと小さいながら成長してきた。それにしても今日の逗子は混み混み。軽く見積もっても200人は居るだろう。夏の本栖湖並みの混み様。ジャイブする場所も無く、端から端まで走るしかない。波乗りでは何度も他の人にぶつかりかけて睨まれる。

昼過ぎに湘南選手権の運営に出かけていたT屋さんが戻ってきた。結局RB×1本、FW×1本だけレース成立したけど、その後風が上がって運営補助船が使えなくなったのでこの日のレース終わったと。後からSさんに聞いた話しでは、上手い選手は9.8m2で出ていったが、何故出てるのか信じられないようなコンディションだったと。かなりサバイバルだったんでしょ。お疲れ様。

一方期待していた風はかなりUnderになってきた。あまりに風が足りなくなってきたので、いったん東浜に上陸してセッティングを直していた。誰かに声掛けられたので、振り返るとお!Y田さん!? Tっし～もきてると。何だか懐かしい。Y田さんも小さなセイルを選択してハマっている。Tっし～はこんな弱い風でも水スマシみたいに良くプレーニングしている。走らない時間が長い。うねりに乗せれば何とか無理やりプレーニングするものの波もだんだんとサイズダウン。つまらなくなったのでいったん艇庫に戻って時間潰し。もはやこれまでかと思っていたら最後の吹き出し。海上でY田さんにすれ違う。奇声一発歓喜のY田さん。それもあっという間に終わり、16:15ぴったりに風がぱたりと落ちる。それほど沖に出ていたわけではないが、戻るのにかなりてこずり、最後50mほどは泳いで帰った。あまり欲張らずほどほどに戻った方が良かったかな。今日は波も小さくおこちゃまWaveコンディションの逗子だった。