Wind Diary Jul 1998

メンバ　　福島@ntt、篠田@ntt、佐野@ntt

　富津がはじめての私は，福島さんの車に乗せていただいて，朝６時半に川崎を出発しました．７月にしては肌寒く，アクアラインを通過するころにはどしゃ降りの雨がふってきて，どうなることやら．
　８時すぎにレース会場についても雨はふてまししたが，９時すぎぐらいには雨も止みました．さっそくセッティングしたのですが，４年ぶりの私はダウンのカニンガムをマストに固定する結び方を忘れており，福島さんに教えてもらいました．
　レース会場には，４年前に学連でたっていた，菊池（横河）や静香（東京ガス）もいて，ひさしぶりに懐かしい話をしたり，最近のレース事情なぞを教えてもらいました．「レースボードは事実上，ゼロとライトニングのワンデザイン」という菊リンの言葉に絶句．ゼロセイルなんて高いし，何ヶ月もまつなんてそんな～とおもいつつ，とりあえずアートを中古で買っとくことにする．（今回のレースではセイルは借り物のアート．ボードはついこないだ永沼さんに売ってもらったＣＡＴ）．

　前置きが長くなりましたが，レースの報告を．午前中の１Ｒ目は，雨も止み，晴れ間がさして，北風がおちかかったところでのＺ旗．スタートラインにつくころは無風状態となり，ノーレースとなる．

　そこから２時間ばかしのウェイティング後に２Ｒ目のＺ旗．ようやく南風が入ってきて，プレーニングするぐらいの風となり，微風セッティングをしていたセイルを海上で直す．海面は潮の流れが強く，スタートライン付近で止まっていても，ボードが下のほうに流れていかない．私は上スタートをねらっていたので，本部船の裏で待っていたが，下にながれていかないので，先にスタートラインに入った艇がなかなかスペースを空けてくれずに停滞してるので，入るのにてこずり，結局本部船をかすめてやや遅れて上からスタート．すぐポートに返す．
　久々の私はこの時までに半ば腕パン状態となっており，またハーネスラインの位置もあっていなくて無理な体制でポートを引き，苦しくなったところでスタボーに返そうとタックしたろでセイルを落とす．情けなくもなかなかセイルが上がらず，大幅なロス．情けなかったがとりあえずリハビリだと思ってなんとかレースを続ける．やっと２周目のアウター回航まできて，下を走る前の艇に，「ルーム！」と叫んだものの，最後のアウター回航にルームってあるのかな？と自信なく，結局回航後に下から「シモ！」と追突され，連結しちゃって１０挺身ぐらい進むも，その間に篠田さんにぬかれ，セイルも落としてしまい，最後までブルー．あのときのルームは正しかったのだろうか？
　フィニッシュ後はとりあえず気持ちを切り替えることとし，次のレースまでに，ハーネスラインを直しながら，頭を冷やして考えてみる．レース海面は潮がきつく，上スタートから左海面に行くポートは，上らせようという力が働くが，ボードが失速するので上らせすぎに注意すること．返したスタボーは潮でかなり上るので，タックは早めにうつこと，上下はスタボーを粘ってからタックを返したほうが，アウター付近で楽なこと，下マーク回航はタイトにしてなるべく上にでること，などを整理する．

　３レース目．スタートがややうまくいったが，上下でてこずり順位をおとしたが１５位フィニッシュ．最終の４レース目は，スタートを失敗したが，右海面に突っ込んでやや目にタックを返し，スタボーを上り切る作戦を忠実にとったら，順位を上げて９位でフィニッシュ．とりあえず，密かにねらっていた「１本シングル」はどうにか達成できたのであった．

　というわけで，４年ぶりのレースがとても楽しかったです．閉会式ではＮＴＴ東京が団体３位に入るというおまけ付き（３人でてる団体が約３チームしかないという話もあるが）．篠田さん，福島さん，お疲れさまでした．
　今回のレースでの反省は，体力，とくに上半身の筋力は落ちており，こりゃ練習しないと下りで抜かれまくりそう．それとスタート．早く勘をとりもどさなければ（というよりスタート前に力尽きてるという話も有るが）．でもこういったたのしいレースを経験すると，これからの週末はロングでパンピングしてそうです．最後になりましたが，運営の方々，選手のみなさん，本当にお疲れ様でした！！

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