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365日間映画日誌

日々の映画日記、というか備忘録です。暇な人だけ読んでください。

2004年10月〜12月

2004年12月29日

いよいよ今年も終わりなので、ひさしぶりに部屋の大掃除をする。ついでに、テレビ録画やダビングした大量のビデオテープをDVDに落とす作業にぼちぼち取りかかる。この先死ぬまでに何度見直す機会があるだろうかと考えると、DVDの耐久性にはそれほど惹かれないが、この部屋は狭いのでコンパクトに整理できるDVDはやはり魅力だ。DVD化したビデオはすべて別室に放りこんでしまおう。ただし、あまり出入りしない部屋は湿気でいっぱいになるから、除湿には再三注意が必要だ。湿気にやられたテープは画像がおかしくなるだけでなく、へたをするとテープがぷつんと切れてしまうことがある。

とはいえ、ビデオから最高画質でHDDに録画してから余分な箇所をカットし、それをDVD-Rに落とすというやり方だと高速ダビングができないから、時間がかかってしょうがない。まあ、何よりも画質にこだわるのだからこれも仕方がない。とりあえず、しばらく見返していなくてもう一度みたい映画を見直すついでにDVD化していくことにする。まずは、シオドマクの『らせん階段』。これは字幕入りのほぼノーカット版だが、CMがはいっている。こういうときハードディスク・レコーダーはもっとも威力を発揮する。一度HDDに落としてしまえばCMカットも簡単だ。ただ、私の使っているSONYの「スゴ録」は、部分消去する際、誤って消してしまったものを復活させることができるいわゆるundoがきかないので、消すときは十分注意して行わないといけない。CMの前後はオリジナルのフィルムにはないフェードを使っているので、CMをカットするとどうしても黒みが少し残ってしまう。まあ、切りすぎるよりはいいだろう。 ニューロティック・スリラーの傑作『らせん階段』についてはまた明日。

■12月9日

『オーケストラ・リハーサル』(79年、フェデリコ・フェリーニ)
『インテルヴィスタ』に先立つインタビュー映画。ここでのキャメラは一貫してテレビ・クルーのキャメラを装っている。指揮者と演奏者の関係は、映画監督と俳優との関係とパラレルにあり、その意味では『81/2』の延長上にある。かつての教会。 巨大なメトロノーム。巨大な鉄の球によって崩壊する建物

『魂のジュリエッタ』(65年、フェデリコ・フェリーニ)
フェリーニとしてはもっとも力無い作品に思える。交霊術。占い。ジュリエッタが見る様々な幻想。 上昇と下降のイメージ(木の上に立てられた小屋への籠を使っての上昇と下降。少女時代に舞台で演じられる宗教劇の火刑の場面。ジュリエッタの伯父が最後に旅立つ飛行機)。広い屋敷。いくつものヴェール。ベッドからプールに通じる滑り台。俗悪なテレビ番組。奇抜な衣装を着た人々が現れるパーティ

■12月2日

『ドル』(38年、G・モランデル)

『暗殺』(64年、篠田正浩)

『六月の夜』(40年、)
スウェーデン映画にはどこかアモラルな雰囲気がある。やはりベルイマンの禁欲主義はきわめて特殊だったのか。

『ギャルソン』(83年、クロード・ソーテ)

『新撰組』(70年、沢島忠)

『オリバー!』(68年、キャロル・リード)

『トロイのヘレン』(55年、ロバート・ワイズ)

『パッチ・アダムス』(98年、トム・シャドヤック)

『エブリバディ・フェイマス!』

『パニック・ルーム』(2002年、デイヴィッド・フィンチャー)

『番場の忠太郎』(55年、中川信夫)

『シャーキーズ・マシーン』(82年、バート・レイノルズ)

『暗い日曜日』(99年、ロルフ・シューベル)

『ジャニスのOL日記』

『エノケンの孫悟空』(40年、山本嘉次郎)
話は退屈だが、豪華で時にシュールなセットは一見の価値あり。

『狼の挽歌』(70年、セルジオ・ソリーマ)

『若い東京の屋根の下』(63年、斉藤武市)

『刑事』(59年、ペイトロ・ジェルミ)

『特別な一日』(77年、エットーレ・スコラ)

『月姫系図』(58年、渡辺実)

『青春のお通り』(65年、森永健次郎)

『涙を、獅子のたて髪に』(62年、篠田正浩)
ヌーヴェル・ヴァーグというよりはエリア・カザンふう。

『少年時代』(90年、篠田正浩)

『柘榴一角』(41年、白井戦太郎)
阿部九州男数少ない主役(?)

■10月16日

『誰がために鐘は鳴る ワールド・プレミア上映版』(43年、サム・ウッド)
最初の15分ほどを見逃す。

『ベイブ・都会へ行く』(98年、ジョージ・ミラー)

『眠狂四郎魔性剣』(65年、安田公義)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明』(91年、ツイ・ハーク)
前半を見逃す。

『阿Q正伝』(81年、ツェン・ファン)

『アミスタッド』(97年、スティーブン・スピルバーグ)

『駱駝の祥子』(82年、リン・ツーフォン)
『無法松の一生?』

『柳生旅ごよみ女難一刀流』(58年、松村昌治)

『理由』(96年、アーネ・グリムシャー)
『白と黒のナイフ』ふう。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』(92年、ツイ・ハーク)

『13デイズ』(2000年、ロジャー・ドナルドソン)

『ジャンヌ・ダルク』(99年、リュック・ベッソン)

『忍者武芸帳』(61年、井沢雅彦)

『ファントマ』『ファントマ対ジューヴ警部』『ファントマの逆襲』『ファントマ対ファントマ』『ファントマの偽判事』(13年、ルイ・フイヤード)

『シャイアン』(64年、ジョン・フォード)

『地下鉄のザジ』(60年、ルイ・マル)

『剣に賭ける』(62年、田中徳三)

『火山高』(2001年、キム・テギュン)

『間奏曲』(36年、G・モランデル)

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