Very Old Jeep復活作戦
このページは、わけあって1997年の秋以来お蔵入りになっている、おとうさんのワケアリの愛車「ジープJ54」を、なんとかこの21世紀の世に復活させようという、長く険しく、かつ壮大なプロジェクトを追った、オトコのドキュメンタリーである。
そしてまた、ジープへの超絶マニアックな愛情と思い入れが大暴走する、極私的独善独断偏見コラムの嵐なのだ。
とはいいつつ、まだ、復活作業には着手すらできていないのだが…。
しかしいつか!必ず!o( ' ')/
VOJ復活作戦年表
- 1979年5月: 群馬三菱よりデリバリー。まだディーラーのステッカーが残っているのだ!群馬県で初度登録。群44ナンバーだった。オーナーはYさんで、彼はワンオーナーで10万km乗りつづけた。
- 1989年11月: Yさんよりワケアリで購入。移転登録、当時茨城在住だった私ことおとうさんの所有となり、土浦44ナンバーに。
- 1992年夏: 私の念願かない、北海道へUターン。
- 1993年5月: 車検を前に変更登録、函館44ナンバーに。
- 1997年10月17日: 通勤車の地位をミゼットUに譲り、お蔵入りとなる。任意保険をミゼットに移したので乗れなくなったのだ。自賠責だけで走る度胸も蓄えも私にはない。
- 1997年冬: あわれ、折り畳まれて車庫にしまわれる。文字どおりのお蔵入り。
- 1998年夏: 一旦車庫から出してみる。一応正常に動いたので、再び折り畳んで青シート巻きにして、屋外保管。
車庫から出してみたところ。
ロールバーを外してある。
前方は当時のウチのファミリーカー、
シボレーカプリスエステート。
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青シート巻き。手前がフロントだ。
隣は当時の通勤車のミゼットツー。
ミゼットツーの全高は165cm。
全高191cmと背の高いジープだが、
実はこんなに低くなれるのだ。
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- 1998年冬: 折り畳んだまま車庫へ。
- 1999-2001年: 1999年はどうやって保管していたかはっきり覚えていないが、2000年くらいからは通年車庫保管になったと思う。車庫内でときどきエンジンをかけてみるが、2001年後半からはバッテリーがアウトになり始動不能に。
- 2001年7月12日、ホームページ開設。「VOJ復活作戦」も設置。冒頭の文章はその時点のもの。
- 2002年11月11日、ついに車庫から出す。完全に自走不能になっている。
- 2002年12月6日、ナンバーを返納し、廃車。
- 2003年2月16日、エンジンをかけてみる。
- 2003年5月23日、復活作業開始。
そして・・・。
2003年10月22日、復活。
さらに・・・。
- 2004年9月2日、中古の4DR5エンジンやボディ部品、J55のダブルコアヒーターなどを入手(過去ログの記事番号530あたり)。
このあたりからクーラントの減りが激しくなる。
- 2004年9月〜10月、リーフスプリングのブッシュ交換、ステアリングナックルブーツが裂けたので幌生地から自作など(過去ログの記事番号536あたりから)。
- 2004年12月18日〜2005年1月28日、クーラント減りがヘッドガスケット抜けだと思ってヘッドを外したら、ヘッドが割れていた。厳寒の中、スペアエンジンからヘッドなどを移植するプチオーバーホール(ニコイチともいう)をやる羽目に。
- 2005年3月19日〜21日、ピストン打音とブローバイ改善のため、再びヘッドを開けて、ピストンとコンロッドをスペアから移植、ピストンリングは新品に交換するプチオーバーホール。さらに、↓のような事情で、セキュリティのため小細工(過去ログの記事番号700あたりから)。
- 2005年4月〜11月、今回限りという勤務先からの約束で、札幌に長期単身出張させられることになる。出張先ではジープをちょせない。
- 2005年6月、オルタネーターのフィールドコイル断線のため、スペアから移植して交換。年式違いでバキュームポンプがないタイプだったので、ポンプのみスペアに移植して使用(過去ログの記事番号713あたりから)。
- 燃料高騰のため、バイク購入。札幌からの帰省の足はもっぱらバイクになる(過去ログの記事番号720あたりから)。持病の椎間板ヘルニアでジープの運転はちょっと辛かったが、バイクは腰が痛くならないことを発見。いきおいバイクに乗ることが多くなっていく。
- 2006年3月、ドアを簡単に開けられないように改造。前年札幌でちょっとした車上荒らしに遭い、当年も↓のようなことになったため。
- 2006年4月〜11月、前年の約束にもかかわらず、またも札幌に長期単身出張させられることになる。勤務先のエラい方々の怠慢のツケを私ひとりにまわされた形。なので当然、決定までには相当エラい方々の血圧を上げて差し上げた。
- 2006年6月、バイクのユーザー車検初挑戦。持病からくる坐骨神経痛のため、雪のない時期は帰省の足は腰が痛くならないバイクになっているので、ジープはほとんど乗らなくなる。
- 2006年10月、ジープ車検のため腐食崩壊しかかっていた左テールランプに触ったら、土台のボディごともげてしまう。車検は部品入手までできなくなる。車検切れまで1週間。
- 車検切れ寸前、部品が入手なり、車検切れ直後になんとか帰省して、テールランプの土台を板金修理して、さて下回りの作業に、と着手したところ、リアブレーキのシュー調整カムが腐食で折れる。また車検が遠のく。
- 仕方なく札幌に戻り、何とかカムを入手したものの、すでに11月。作業すべく帰省したら、道内は竜巻が発生するほどの荒天で全く作業できず。なんとか再びバイクで札幌に戻ったものの、まもなく本格的な雪の季節になり、バイクでは行動できなくなってしまった。いろいろ悩んだが、ジープの車検は断念し、当面の足として古いサンバートラックを入手。
そして・・・。
2006年12月27日、あろうことか、J54、再び廃車(抹消登録ね)。またも休眠へ。
・・・つづく
・・・のか!?