「VOJ復活作戦」の掲示板、「VOJ Lover's BBS」を読み返していたら、サビ談義で盛り上がっていた時期があった。なかなか興味深いので、ここに再構成(サビに関係ない部分の割愛、投稿日時と投稿者名の削除など。ただし、投稿順序は保持し、上から古い順に掲載する)の上、掲載したいと思う。
それにしても、ジープ乗りは、みんな苦しんでいるのだなぁ、と、改めて感心し、感動した次第だ。
----------引用ここから----------
57 思わぬ落とし穴が!
・・・ってのも大げさですが、
今日、ちょっと時間ができたのでジープのカバーを外したら、
こないだ貼り付けた幌生地がぺろっとめくれて・・・(後註:詳細は「ボロ幌ほぼフォロー」参照)
で、幌を外したついでに、室内側から突ついて落ちるサビを落とし、室内を掃除しました。
やいやすごい。シート下の工具箱などは、部分的に「メッシュ」になってるし、
その他随所に、かなりの面積で通気と外部視界を確保してしまっています。
とりあえず、このままでは、遠からず床が抜けます。
一度タンクとかシートを外して、大掛かりな補修が必要ですね。
58 工具箱
やはり錆との戦いになりましたか。
工具箱の錆は非常に危険です。
極論を言うなら、工具箱は無い方がよっぽど良いです。
私のJ54など、工具箱からの錆が原因でボディーが破れちゃってます。
59 Re: 工具箱
まあ、24年も経つんだし、海沿いで使ってるんだから
仕方ないんでしょうけどね >サビ
でも、工具箱のとこは運転席の取りつけ部でもあるわけですし、
もうちょっと考えて設計してほしかったなぁ。
ボディの仕上げは「カラーサビ止め」でやってやろうかと、
なかばやけくそで考えている今日この頃なのでした。
62 Re:Re: 工具箱
工具箱内面の処理は、しつこいくらいやっておいて正解だと思います。
ボディサイドパネルとフロアパネルの継ぎ目、工具箱サイドパネルとフロアパネル、
同ボディサイドパネルの継ぎ目は、曲げフランジをスポット溶接ですので、
水が板間に浸入してさびちゃいます。なので、いっそきちんとシールしたほうがいい
かもしれませんよ。乗り始めてからでは手遅れなので、生ボディのうちに・・・。
私的には、ジープで唯一鍵のかかるスペースとして重宝なので、なんとか工具箱を
使えるように直そうと思っています。
補強も入れようかな。ドライバー重いから(^^;
65 Re:とうとうここだけになってしまった
雪解けと共にVOJ復活大作戦に着手され、頑張ってらっしゃいますね。まだまだ前途多難かもしれませんが、とりあえず幌装着おめでとうございます。これで車内が雪で埋もれる心配は遠のいたと思いますが、今度の雪の季節までの間に復活できることを陰ながら祈っています。
私のJ44は、2月にエンジンが故障し、交換するはめになりましたが、昭和52年式J24解体車の4DR50Aを移植し、3ヵ月半振りに先月復活いたしました。車体の錆については、実用車として使用しておりますのである程度は仕方ないと割り切っておりますが、将来見過ごすことができないくらい進行する前にはきちんと修繕したいと思っています。
その折にはVOJ復活大作戦参考にさせていただきたいと思います。めげずに頑張ってください、応援しています。
66 Re: 工具箱おそるべし
工具箱の内部ですが、数年前にサビ取をして、どうせ見えないところだからと「サビ止めペイント」をかけておいたとこは、サビの進行がありませんでしたよ。
ありきたりの「屋外鉄部用ペンキ」ですが、なかなか効果あるみたいです。
当時たいしてさびてなくてペンキ塗ってなかったとこが、現在穴になってます。
裏面(腹側)は、サビ穴のふちからアンダーコートと鉄板の間に水分が入って、見た目以上に広範囲にサビにやられているようです。
DIYでも簡単にできる処理ですので、参考にしてくださいね。
67 Re:Re: とうとうここだけになってしまった
そういえば、こないだ、近所の人が、
「ジープを集めている人がいるので、なげて(捨てて)あるなら譲ってくれないか」
ともちかけてきました。もちろんお断りしたのですが、うーん、なげてあるように見えるんだべか(^^;と苦笑してしまいました。
たった24年しか経ってないんだから、Jeep的にはまだまだですよね。
復活にさらに意欲が沸くできごとでした。
68 わび錆…
ホーマックを物色すると、防錆系のものがたくさんありました。
楽しい限りです。
で、一つ思ったことは、錆の原因である水のは入り口が、
隙間から進入しているとのことでした。
建設用のコーキングがあるじゃぁないですか。
あれって、使われたことってありますかねぇ…
銃タイプのやつで、後ろから押すことでシーリング出きる奴です。
サッシのベース周りとかよく使われる奴です。
いかがでやんしょ?
69 Re: わび錆…
さすが、いいところに気が付きました。
ジープ乗りらしくなってきちゃいましたねぇ。むふふふふ。
コーキング(シリコンシーラント)、いろいろ使えますよ、ていうか使ってます。
ただ、錆が出始めていると錆ごとシールしてしまうことになりますので、下処理は念入りに行わないといけません。錆を取れないとこはサビチェンジャーなどを染み込ませて、よく乾かしておくしかないですね。
あと、マスキングするとかしてきれいに施工しないと、仕上がりはかなりみったくない感じになってしまいますね。施工する幅の両側にマスキングテープを張って、シーラントをテープの間にヘラでうすーく(テープの厚みくらい)伸ばして、乾かないうちにテープをはがしてしまうときれいに仕上がります。はがすときにシーラントを引っ張ることがありますので要注意です。硬化してからだと、はがす前にテープのふちに沿ってかみそり(いわゆるカッターとか)で切れ目を入れてやれば引っ張るのを防げます。しろ、クリア、アイボリ、グレー、黒など、無彩色系が多いので、色の選択には悩むところですが、ジープならくっきり黒とかグレーでもおかしくないのがいいとこです。
幌窓のビニールにもつきますので、幌窓が割れたときの応急処置にも使っていました。
外装に使うと雨でシリコン分が流れ出しますので、前窓周りには使わないほうがいいです。
空中の水分で重合反応を起こして硬化しますので、幌窓などで急ぐときは、塗ってからちょっと水を振ってやるなんて方法もあります。
あ、あと、防振効果のある接着剤としても活用できますね。
それやこれやで、ワタシ的には必需品です。
75 末永く乗りつづけるために
参考までに、ワタシの54でサビ穴になっている個所をお知らせします。
多分どのジープもウイークポイントだと思います。
以下の部分の「板となにか(ほかの板とかボルトとか)の重なる部分」が特に弱いです。
・フロントフェンダの、裏に補強のあたっている部分
・エンジンフードの真ん中の縫い目
・ボディ側面と床面のあらゆる接合部
・荷台の側面と床面のあらゆる接合部
・リヤフェンダのあらゆる接合部
・フロントステップ(フロントフェンダのしっぽ、アンテナの下の小さいアレ)
・リヤゲートのヒンジやラッチ
・ウインドシールドフレームの下のパイプと外板の接合部
・同じく幌用ヒネリの付け根
・私のようにマットやカーペットを敷いていないと、ミッションカバーの足の当たる部分
・ラジオアンテナの付け根
などなど。
やいや、私これからこれ全部直すのかと思えばやんなりますね。
この辺を重点的に予防措置を施しとけば、ぐっとトラブルが少なくなると思います。
76 錆穴
錆穴箇所、概ね同じところがきてますね〜
ただ、意外と私のJ54で大丈夫なトコは
・エンジンフードの真中
・ウィンドウシールドフレームのパイプ
・ヒネリとラヂオアンテナの付け根
逆に、私のJ54でダメなトコは、
・フロントガラスとシールドの間
ですねぇ〜
77 入りました!!
納車されました。
率直に、対策としては何すれば効果的でしょうかね。
錆止めといっても塗装の上からでは意味がないようだし…
よろしければ、ヒントをお願いします!
78 錆穴
> 逆に、私のJ54でダメなトコは、
> ・フロントガラスとシールドの間
ほうほう、そういえばそこもよく錆びてるの見ますね。
ガラスのパッキンとボディの間の接着が不十分なんでしょうね。
ウチのは運良くそこは大丈夫ですけど・・・。
情報ありがとうございました。
79 Re: 入りました!!
納車おめでとうございました。
うれしいっしょー。
私なんか、子供のころ自転車買ってもらった日はメシも喉を通らず(使い方間違ってるけど)メシのあと速攻で暗くなるまで乗り回してましたが、いまだに新しい乗り物を手に入れるとそうですもね。
> 率直に、対策としては何すれば効果的でしょうかね。
> 錆止めといっても塗装の上からでは意味がないようだし…
確かにすでに錆びてるとこにシールしても意味ないですよね。
サビを取れない板の継ぎ目はサビチェンジャーとかを染み込ませてよーく乾かしてからシールやペイントするとかすれば少しはましだと思います。
シールするなら、とにかくよく水分を飛ばしてから施工しましょう。
サビは小さいうちにきちんと処理しておけばぐっと進行を遅らせることができます。
あと、特にオフロード遊びのあとは傷がつきますから、特に下回りはまめにタッチアップするとか、融雪剤のまかれたとこ走ったら洗車するとか、天気のいい日は室内をよく乾かすとか。あたりまえすぎですよね、すみません。
床や荷台にマットなどが敷いてあったら特に注意です。
でも実際、これはというサビ止め法があったら、私も知りたいです。
20年超のJeeperさんたち、みんなどう対処してるんでしょうか。
80 なるほど♪
錆びる前の段階というより、錆び後というか、発生すぐという感じ
のようですね。
やはりよく見ると、ボンネットの接合部あたりはきはじめてますね。
あと、端っこ系ですか…
今日、鳥爆弾をくらい、ちょっとへこみました。
リアシートの背もたれまで…
奴らは天敵ですな^^;
81 錆ぃ〜
>20年超のJeeperさんたち、みんなどう対処してるんでしょうか。
ボディ載せ換えです(^_^;
82 Re: なるほど♪
> 今日、鳥爆弾をくらい、ちょっとへこみました。
私は屋根だけドアなしオープンで駐車しといて猫に散歩されました。
猫の「爆弾」は・・・きかないでください・・・(T T)
83 Re: 錆ぃ〜
> ボディ載せ換えです(^_^;
究極の対症療法ですね。サビるもんはどもなんない、と。
私も復活作業にあたり、正直考えましたね、載せ換え。
暇とカネがあればオールSUSでボディ作りたい!!
・・・とまで考えちゃうのは私だけではないでしょう。
84 ボディ載せ換え
>究極の対症療法ですね。サビるもんはどもなんない、と。
やっぱり対処療法なんですかねぇ?
でも、載せ換えってのが、こだわりなんだと思います。
経済的な事だけ考えれば、乗り換えの方が安上がりだし…
>暇とカネがあればオールSUSでボディ作りたい!!
>・・・とまで考えちゃうのは私だけではないでしょう。
多分、古い車の人は、みんな思うでしょう。
J3のSUSボディで工賃込み300万ですからねぇ〜
でも、あるだけ良いのかな?
しかしながら、ここでしっかり直せば、後20年位は大丈夫でしょう。
85 さびちぇんじゃ〜♪
ちぇんじ、ちぇんじ、ちぇんじぃ♪(コップの上を回りながら…
サビチェンジャーって、なかなかのものですね。
ほんと、黒錆びに変わってます。
ただ、塗った後がわかるあたりが、ちょっとかなしい…
サビチェンジャーと錆び取りクリームを買って、あと、
ワックスかけたら、今日の雨をすっかり弾いてました。
結構気持ちいいですね。
しかし、イエロー○ットに行って、錆び取りクリームの値段を見て、
即ホー○ックへ移動しているあたり、なんか、車の手入れとは
思えない行動である。しかし、ホー○ックの方が安いとは…^^;
86 孔・・・
燃料タンク外してみたら、タンクの後の下の縁にサビ孔が・・・。
ピンホールだし、長年のゴミやらサビやらで半端にシールされていたので
燃料じゃじゃ漏れにならなかったんですね。
床に油のしみがあるのでもしやと思ってはいたのですが、
結構ショック大きいです。
新品のタンクは\35,900-だそうです。
でももうはんだ付けで塞ぐというレベルを超えてるようだし、
ものがものだけに安心して乗るには交換しかないかな。
んー、結構次々不具合出るなー。
ボディが孔だらけなのはそんなに驚かないですけどね。
たまにはタンク外してタンクの下の掃除もした方がいいのかも。
・・・鉄板買ったし、とりあえずボディの修理にでもかかるかな。
87 サビの話ばかりですが(笑)
> 84さん
そう、こだわりなんですよね。
でなきゃこんなに手間隙カネかけて直しませんよねえ。
予防ができれば一番いいですが、防錆鋼鈑はJ55最終生産型だけだし、
北海道では塩まいた道を走らなきゃなんないし、実際対症療法で
しのぐしかないですよね。
> 85さん
サビチェンジャーで処理したら、上にはすぐ塗装した方がいいですよ。
セメダインから「サビハンター」というのも出ています。
ホルツのサビチェンジャーとまったく同じものでした。
補修用品ではホームセンターにかなうカー用品店はないでしょうね。
88 らじゃぁ!
塗装ですね。
了解しました。
明日時間を作って、シャーシブラックを吹きつけます!
いやぁ、錆って奥が深いですね。
89 燃料タンク
燃料タンクに穴ですか…
でも、私のJ54は、タンク3個目です。
7〜8年位で寿命なのかなぁ?
錆で穴が空いてたんだったら、いっそ水抜き穴空けちゃったらどうでしょう?
燃料タンクは、中古だと現物を見ても程度が判断できないので、
新品交換の方が無難ですね〜
90 まだまだサビ
> 88さん
がんばってください。維持することもまた楽しみになります。
ちょっとマゾヒスティックですが(笑)
> 89さん
3個めとは・・・私のタンクはまだ最初の一個めです。
抜き取った燃料は、年月なりの劣化はありましたが、
特に汚れはありませんでした。
幸い内部からの侵食ではなく、中も錆びていないので、
とりあえずハンダ修理にトライしようかと思っています。
ハンダ修理は、整備解説書でも正式に認められていますから、
やってみる価値はありでしょう。
91 ボディに着手!
昨日から、いよいよ穴だらけのボディの修理に着手しました。
昨日は、まずはウインドシールドのホロ用ヒネリの左端、サビでヒネリが土台ごともげた部分の修理です。
穴の縁をきれいに切って、サビチェンジャー処理して、1mmの鉄板でパッチを作って、鉄のポップリベットで固定しました。で、ジンクリッチの防食塗装をして、新しいヒネリを植えました。強度は十分、メカメカしい仕上がりも味ですね。
で、もうひとつ、運転席下のツールボックスを外しました。
ツールボックスはスポット溶接と点付け溶接で付いています。スポットをドリルで削り、点付けのビードはサンダーで削って、鏨(タガネ)ではつってとりました。久しぶりに鏨なんか握ったもんで、左手の人差し指を2回ほど叩きました。まだ腫れてます。
外してみて、改めてびっくり、床は見事にメッシュになっています。
外して気づいたのですが、ジープの床板は、昔のナローボディの床板をそのまま使って、ワイドになった分を継ぎ足してあるのですね。その継ぎ目からも錆びていました。コストダウンの産物ですね。皆さんも一度下から床板をのぞいてみてください。笑っちゃいますよ。
床はかなりの面積を張りなおさないとならないようです。ツールボックスも前側の土台部分が長穴に抜けてしまっていますが、アングルを当てればすみそうです。ツールボックスは、スポットの数から見て、リベット止めにしても本数を少し増やせば大丈夫のようです。
ドアの下の側板も、床との継ぎ目や補強材の裏がサビまくっていますので、大きく切って張りなおしですね。結構な大手術になりそうです。リベットだらけで飛行機みたいになってしまうかも。
----------引用ここまで----------
・・・というわけだ。
Jeep歴の長いジーパー諸兄は、きっと今、私同様、涙で視界がぼやけていることだろう(笑)
読者諸兄もこれを参考に、貴重なミツビシジープを末永く乗り続けていただきたい。
なお、この場をお借りして、ご投稿いただいた皆様にお礼申し上げます。
J44様、momoj様、donky様、ありがとうございました。