パックリ

さて、翌日。
シリンダヘッドガスケットのカスやカーボンやらデポジットをクリーニングしてみたら、大変なことになっていた。

クラック位置 ガスケットをクリーニングした燃焼室。左から#1-#4。
あろうことか、黄色で示した位置にクラック(亀裂)が入っていた!!!!!!

#4クラック詳細 #2を除く3本で、吸気ポートと排気ポートの間にクラックが入っていた。これは#4のクラックのアップ。

#3クラック概要 いちばんデポジット(堆積物)があった#3は、ひどいものだった。
写真のとおり、ポート間にクラック、さらに吸気ポートから予燃焼室にかけて大きなクラックが入っていた。
予燃焼室のジェットは外してある。吸排気ポートの上の穴が予燃焼室だ。

#3損傷見取り図 また、クリーニングしてみると、予燃焼室と反対側が広範囲に深く腐食しており、吸気側のバルブシートも腐食で軽石のように穴が開いていた。おそらく、吸気ポートあたりが冷却水の通路と通じてしまっているのだろう。ただ、吸気ポートもクリーニングしてはみたが、ちょっと確認できなかった。バルブシートを嵌め込んである穴の周囲から水が入っていたのかもしれない。
#3クラック詳細 #3のポートの間のクラックのアップ。

#3クラック詳細 #3の吸気ポートと予燃焼室の間のクラックのアップ。下がポートで上が予燃焼室。予燃焼室のジェットは外してある。

#3クラック詳細 同じクラックを予燃焼室側から見たもの。ちょっと見づらいが、クラックはかなりの深さで予燃焼室の方まで達している。

というわけで、このヘッドはもはや使用不能のジャンクであることがわかった。さてどうしようか・・・。


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