2回転

なにが?というと、オドメータ、走行距離積算計のドラムカウンターだ。

ジープのオドメータは、10万の位がない。したがって、10万キロごとにゼロリセットされてしまうのだ。
これはなんだか、10万キロごとにクルマが新車に甦るみたいで(まああくまで気持の上で、だが)、嬉しくなる。

私のJ54は、私が入手した時点で、既に10万キロを少し超えていた。つまり、既にオドメータは1回転して2回転めに入っており、カウンターだけ見ると、走行距離800Km位だったように思う。そして私は、このジープを入手してから、お蔵入りとなるまでの足掛け10年間で、10万キロ近くを走行した。

つまり、私のジープのオドメータは、まもなく2回転し終わり、新車時から3回目のゼロ表示を迎えようとしている。めでたく3回転目に突入するのだ。

ジープ J54 車台番号J54-11xxx 初度登録年1979年5月。

まだまだいけるぜ。


後註

復活後の2004年1月9日、めでたくメーターは3回転目に突入した。
トラックエンジンのジープにとっては20万キロはまだまだ若い!というところかもしれないが、10万キロで前オーナーのYさんから譲り受け、Yさんと同じだけ乗ったのだな、と思うと、感慨深いものがある。
VOJ Lover's BBSから即日公開した「その瞬間」の画像はこちらなのだが・・・
それらの画像は、夜でオモチャデジカメで運転姿勢から撮ったもので、ボケてなんだかわからない画像になってしまったのが残念。
停まってマクロ撮影すればいい、と思われるかもしれないが、私のデジカメはマクロではストロボが効かず、しかも停まってるとカウンターの上2桁くらいがスピードメーターの針で隠れてしまうのだ。
しかし、実は私、オモチャデジカメだけではなく、35mmの980円カメラ(笑)でも撮影しており、後日現像したものをスキャンした画像がこちらである↓。
なんとか判読可能な写真
ドラムカウンターがなんとか判読可能になったと思う。下に隠れようとしているのがオール9、上から降りてきて見えているのがオール0だ。新車でさえ納車時には最低数kmメーターが進んでいるのが常なので、オール0など、生産工場以外ではほとんど目にするチャンスがないだろう。まさに貴重な一瞬だ。
真っ暗な雪道、それも除雪対象外路線だったので、2WDでは腹がつっかえてしまうような積雪の路肩寄りを4WDでゆっくり走りつつ、一人拍手しながら、満面の笑顔で撮影している私めをご想像の上、撮影努力に免じて、画像の悪さはどうかご容赦いただきたい。
VOJ (Very Old Jeep)復活作戦 「旧車不遇時代」へ