錆びたボディパネルの切除状況

助手席側の切除状況をやや前方から。
壁のサビ穴は、フェンダーステップの上のあたり、室内側に補強材が入っているあたりを中心に大きなものがあり、そのあたりから床に沿って、タンクの横あたりまで、かなりの高さで、断続的な長穴になっていた。ボディ壁が折れ曲がる部分の重ね目からも錆びていて、重ね目に沿って上下に長穴になっていた。
床のサビ穴は、ステップの前側やタンクプロテクターの付くあたりが完全に抜けており、足元になる部分は壁側が壁からのサビでメッシュ化。さらにタンクの下にかけて、侵入したごみやほこりに水分がたまって、メッシュ化の一歩手前の状態だった。
写真ではわかりにくいが、タンクのスペースの後ろ側の床面も、壁沿いと一番後ろが、ごみに水がたまって錆びて、穴が開いていた。
したがって、助手席の壁は約半分、床はタンクスペースを含めると約1/3を切除している。
タンクを外しているので、給油口の開口部にはテープで目張りしているのがわかる。

運転席壁の切除状況。
サビの状況は、助手席側同様、フェンダーステップ上の部分から、床沿いにかなりの高さの長穴になっていた。
また、こちら側はリアフェンダーの部分までサビ穴が発生しており、ドリルでスポット溶接を削ってツールボックスを取り外した部分の損傷もあり、思い切って約1m、壁のほとんどすべてを切除した。

壁だけ切除した状態をやや上後方から。
床面の惨状が良くわかる。床面で黒っぽく見える部分は、すべて穴だ。床面は結局、この写真でサビ止めペンキの赤サビ色に塗られている部分のほとんどを切除したのだ。ほぼ全張替えに近い。

同、床面も切除して、補強材も含めてブルーに塗ったところ。
アングル的には、ドアのヒンジピンが入るブラケットのあたりから、室内のやや後方を見ている。
写真中央上寄りのオムスビ型の穴は、上の写真で緑のホウキの先にある、ミッションのアクセスホール縁後部の穴だ。板のサイズの都合で、この穴は別パッチをあてることになってしまったのだ。どれだけ大きく切ったかがわかる。
フェンダーステップの上面もかなり切っているが、側面は形を生かすために皮一枚でつないで残した。

同、少し引いた、やや後方の位置から。
フレームからエキパイ、ギアボックスまで、すべて丸見え状態。これほどの大穴なら、私のような巨体でも難なくくぐることができる。
しかし、切ったはいいが、直せるのかねー、と、自分ながら心配になってしまった。


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