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2017年

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●2017年12月31日
今年も最後の一日。朝のうち久しぶりのまとまった雨が降った島根ですが、その後はやんで少し青空も見えています。雪は平地に届かない、どちらかといえば穏やかな年越しになりそうです。地元の神社に一年のお礼のお参りに行くと、人はほとんどいませんでしたが、注連飾りなどすっかり正月準備が整っているようでした。夜には火が焚かれ、日が変わるころには初詣の人々で賑わうことでしょう。そういえば、道々小さなしめ飾りをつけた車がどれだけあるか見ていましたが、結局一台も見かけませんでした。子供の頃には結構な割合で自動車にもしめ飾りがつけられていたように思うのですが、時代が変わったんでしょうかね。
山陰は冬の空になってから、光芒をしばしば見かけます。雲間から射す光の筋はなんとも神々しい。先日は年末の片付けなどしていた頃、ぽっかりと幻日が現れました。雲が切れた太陽の右側に片側だけ、と思っていたら、それが隠れた後に今度は左側に晴れ間が移動してそちら側も。大気光学現象のページに写真を載せています。

ゆっくりと巡るこの空はるか、日々の幸せ映しますように。


●2017年12月7日
さて、例年のことながら、今年も一ヶ月をきりました。この週は山陰も、どんよりした灰色の雲、時折降る雨、遠くから響く雷、底冷えのする寒さと、すっかり冬の気配です。まだ雪景色とはなりませんが、さほど遠くもないでしょう。
つい先ごろは、北海道の陸別で氷点下21度というニュースを耳にしました。あちらはずいぶん冷え込んでいるようです。この21度という気温、僕が小学生のころには重要なポイントでした。当時は石炭を焚くだるまストーブだったため、朝6時の気温が-21度以下の日は、教室を暖めるためでしょう、学校が1時間遅れになったのです。一冬に何度かあったでしょうか。しかし、ここでなんともなのは、朝6時の気温というのと、適用される期間が決まっていたこと。6時より7時のほうが寒くなって21度を切ってもだめ。○月○日から□月□日という期間を超え、たとえば3月ころに寒さがぶり返して-21度を下回る寒さになってもだめ。このどちらのパターンも実際にあった気がします。まあ、取り決めではありますが、寒いのは一緒なんですけどね。
先月末に少し遠出をした際の、名古屋、福井方面の風景印を加えました。

雨の冷たさは、不思議と音でもわかる。


●2017年11月17日
今年もカニ漁が6日に解禁となりました。早速スーパーにもカニが並んでいますが、例年のこととはいえ、待ちに待った親ガニの季節です。卵をもった雌の松葉ガニ、ここらでは親ガニとかセコガニと呼ばれているものを味噌汁にすると、すばらしい酒の肴となります。親ガニの漁期は年内までと短いので、食べられるうちに、と買い求めます。職場の健康診断は9月にあるのですが、この親ガニの期間後だったら、何かしら数値がひっかかってしまうかもしれません。
山陰でも週末、雪の予報が出てきました。今日はあわてて冬タイヤへの交換作業。タイヤレンチがカラン、と響くと、季節が入れ替わる合図です。

夕暮れの雲が、冬の色になってきました。


●2017年10月31日
なんといっても、カメムシが多い。今年はなんでしょう、ずいぶんカメムシが多い気がします。干した布団を叩けばころり、西日を浴びる網戸にたむろ。冬眠する場所を探すためか、天気のいい日には数多くのカメムシが現れます。そういえば、カマキリの卵も多いようで、朝顔の蔓などにもついていました。カメムシの多い年は雪が多い、とこのあたりでは聞きますが、この冬は大雪になるのでしょうか。
ふとすると、今年もあと2ヶ月。どうやら今日はハロウィン、とのことで、オレンジと黒の配色をあちこちで見かけていました。近年、認知度が高まってきたようなハロウィンですが、子供たちの間ではどれくらい広まっているんでしょう。家々を訪ねてお菓子をもらう、というのは、都市部では難しいんじゃないかと勝手に心配してしまいます。何度か言っている気はしますが、北海道ではずっと前から月遅れの8月7日の七夕に、子供たちが近所の家を回ってろうそくをもらってまわるという風習があったのですよ。この時期にトリック・オア・トリートと訪ねられても戸惑いますが、七夕におなじみの「ろうそくだせ」の歌が聞こえてきたら、喜んで迎えたいものです。

ほんとうに、この間まで夏だったとは思えない。


●2017年9月26日
9月も終わりに近づき、一気に秋めいてきました。いつの間にか木々の葉も黄色や茶色が目立つようになってきたし、秋の味覚のムカゴも大きくなってきました。山道を走り、ヤマイモの葉の茂みを探すのが楽しい季節です。うまくすると直径2cmはあろうかという、大きなものも。こうした大粒のムカゴは、素揚げにして塩をつけて食べると大変美味です。
そういえばこの春頃、自動車を買い替えました。妹、父から自分へと、家族内で乗り継いできた初代のミラジーノ。10年以上前に北海道からフェリーで乗ってきましたが、20万kmを超え、エンジンからオイルが漏れるようになってやむなく廃車に。ちょうど中古で出ていた初代のコペンへと乗り換えました。二人しか乗れないけれど、屋根が開けられるのが楽しい。信号で止まるたび、空の様子を見られるのが利点です。ちなみに廃車となったミラジーノからは、車屋さんにお願いしてメーターパネルを外してもらっておきました。
兵庫方面など、風景印が増えたので、風景印のページに加えてあります。

猫の居場所で、移ろう季節を知る。


●2017年8月29日
8月もあとわずかです。関東や東北は雨がちで夏らしくない、というニュースを耳にしていたものの、島根は安定の猛暑でした。ここ一ヶ月以上、連日30度を楽に越えるような日ばかり。朝のうち、今日は寒いな、と思って寒暖計を見てみると、それでも25度あったりして。まあ、連日真冬日が続いた後に零度近くまで気温が上がると、今日はTシャツでも大丈夫そう、と思ってしまう北海道の冬と、感覚的に同じようなものかもしれませんが。
日がずいぶんと短くなって、いつの間にかヒグラシの声も聞こえなくなりました。夕暮れとともに恐ろしいまでの活動を見せる蚊と戦っているうち、ゆっくりと夏が終わっていきます。

枯れ色のヒマワリの背を、和らいだ西日が照らします。


●2017年7月25日
7月19日が梅雨明けの発表でしたが、かえってその後の方が雲が多くなったような気がします。そして暑い。北海道人にとっての暑さは、ちょっと我慢しているうちに終わるもの、という感覚があるからか、島根に来てもクーラーを付けずに過ごしてきました。しかし近年の続く暑さはさすがに厳しく感じられます。といっても、今年はその北海道もずいぶん暑くなっているようです。北海道は冬の寒さはもちろん夏の暑さでも、平気で全国トップに出てくるので、冬も夏も三十度を超える、と昔先生が表現していましたね。

今朝のセミはがんばって、ネギの葉で羽化をしたようです。


●2017年6月24日
今年の梅雨入りは6月7日でしたが、ほとんど天気がいいまま下旬になりました。畑は毎日水やりが必要です。しばらく前に旭川から山わさびを送ってもらったのですが、端っこから芽が出てきたので鉢に植えました。成長も早くすくすくと葉っぱが伸びてきています。うまいこと育ってくれるといいのですが。北海道ではおなじみの山わさび、ホースラディッシュは、すり下ろして少し醤油をたらすと、ご飯に大変よく合います。つんとした辛みが最高です。
今月から運行を開始したJR西日本の豪華寝台列車・瑞風が、住まいの近くを通ります。地域の草刈りの時、この時間に通るよ、ということを教えてもらったので見に行くと、立派な緑色の車体が通過していきました。これからは瑞風のような旅を楽しむ豪華寝台が子供達の夢になるのでしょうか。ブルートレインにあこがれた古い人間にとっては、二段ベッドのB寝台、折りたたむ梯子、テーブルの栓抜き、洗面所の畳まれた紙コップ、夜通し景色を眺める通路の椅子なんかの方がしっくりきます。何より、目覚めると遠い遠い異郷、あるいは故郷へとたどり着いている、その感覚が何とも言えません。

夜を走る汽車には昔、たくさんの旅人と郷愁が乗っていました。


●2017年5月23日
全国的にずいぶんと暑くなっているようで、30度を超える気温も各地から聞こえてきます。島根も晴天が続いて暑くなりましたが、朝夕の涼しさと湿度の低さが何とも心地よい。かなうならばこんな気候のまま夏が過ぎてくれればいいのですが。
今月初め頃、連れられて北陸地方に行きました。15年ほど前、仕事で行ったことのある富山は二度目。祖父祖母の代は、父方も母方も富山が故郷で、縁深い所です。小さい頃、毎年お正月頃になると親戚から送られてきた渦巻きかまぼこや、ホタルイカ、イカの黒作りなども食べることができました。
中部地方でいくつか集めた風景印を加えています。ほかに、光芒や環水平アークの写真も大気光学現象のページに載せました。

遠くかすんだ大きな山は、不思議な安心感を与えてくれます。


●2017年4月25日
4月になってずいぶんと暖かくなりました。畑ではツツジやボタンが満開、大豆や二十日大根の芽も少しずつ大きくなっています。天気が良く晴れた日には洗濯物もよく乾く。この時期は湿度が低くて、とても快適に過ごせます。
以前から少しずつ集まっていたビデオテープのラベル類を、昭和モノグラシーのページに載せ始めています。誤消去防止のツメを折っても、セロハンテープを貼って再録画可能に、とかいう手法も次第に忘れられていくんでしょうね。

まだ過ぎ去ったばかりなのに、静かな冷たさが少し懐かしい。


●2017年3月22日
まもなく新年度、という時期になりました。東京では桜の開花を観測したそうですね。島根もずいぶん暖かくなりましたが、桜はもう少し先のよう。けれど、先週にはフキノトウを採ってきて天ぷらにしたり、畑のワサビに花がついたりと、あちこちが春らしくはなってきています。
季節的なものもあるのか、最近は日暈など大気光学現象が比較的良く見られています。日暈を楕円型に取り巻く外接ハロも先日は見られました。環天頂アーク、光芒などいくつかを大気光学現象のページに加えています。

春の匂いは、冬が長いほど強くなるような気がします。


●2017年2月21日
畑のキャベツを、ヒヨドリが食べにきます。芽キャベツが二株、キャベツが一株植えてあるのですが、葉っぱが日に日に無惨な姿に。冬のさなか、多少はと思っていましたが、あまりに食べられるので木の枝で囲ったりして守ることにしました。結構間近で見ていても、案外逃げないものですね。
前回に続き、今度は北海道帰省中に集めた風景印を十数個加えました。車で移動すると道々の郵便局にふらっと寄れるのがいい。でも風景印は手にはいるけど、目的地に着くのがだんだん遅くなってしまうのが悩みどころです。あと、風景印に描かれているものについて、確証があるものにコメントを付けはじめました。少しずつ増やしていきます。

いくつになっても、「いってらっしゃい」と見送られる幸せ。


●2017年2月17日
春一番、という言葉が届き始めました。島根も昨日から気温が上がり、春のよう。天気は悪くなってしまったので、あちこちに結露が見られ、じめじめとした感覚を思い出します。納屋ではコオロギらしき虫の姿を見かけました。越冬していたんでしょうか。
先週は一年に一度の北海道帰省。帰省中は穏やかなもの。雪かきらしき雪かきもせず、鼻がくっつく寒さもなく、多少の物足りなさを感じます。札幌ではサッポロビール博物館のプレミアムガイドツアーに参加してビールの試飲をし、三笠では多数のアンモナイト展示で知られる三笠市立博物館を訪れ、スタッフの人にアンモナイトの化石をもらったり。紋別では、恥ずかしながらこの年になって初めて、流氷を見ることができました。飛行機に搭乗中見られた日暈や映日を大気光学現象のページに加えています。

どこにでも空は広がるけれど、故郷の空がやっぱり一番美しい。


●2017年1月27日
2017年、平成29年が始まって、すでに一月近くが経とうとしています。控えるのは逃げる二月、年々加速する時間感覚に負けず、ゆったりと流れる季節を感じていたいものです。
雪のない正月から、全国的な寒波もあり、島根でも山間部ではそこそこの積雪となりました。海沿いの街でも雪が降りましたが、現在ではほとんど消えてしまっています。今週初め、23,24日を中心に中国山地では大雪となり、車の立ち往生などが報じられていましたが、折悪しくちょうどそのとき瀬戸内側に出張がありました。朝7時過ぎの特急で出雲市から岡山に向かったものの、信号トラブル、レールのひび、パンタグラフ不調などが重なって大幅な遅れに。結局着いたのは午後6時過ぎ、461分の遅延とのこと。次の日も用務をすませて昼過ぎに岡山を出ようとしましたが、大雪に加え別の脱線トラブルなどもあり、夕方には終日運休が決定。岡山で一泊を余儀なくされました。穏やかに晴れていた瀬戸内側、さほど大雪とならなかった日本海側の海沿い、その間のドカ雪の中国山地を越すことができない此度の出張でした。
待つ間も何かしら楽しみを見つけていましたが、途中で3時間以上足止めされた鳥取の生山駅では車両外に出ることができたので、近くにあった郵便局で風景印ももらっています。

しんしんと降る雪に罪はないけど、立場によっては大変です。



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