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2016年

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●2016年12月31日
静かな大晦日です。この冬は北海道などから大雪や寒波のニュースがたびたび届き、新千歳空港では何千人という人が足止めされた、という話も聞きましたが、山陰は穏やかといっていい天候が続いています。山間部では一時積雪となったものの、すぐに消えてしまいました。遠くから眺める山の頂がまた白くなっているようですが、平地までは降りません。今日も日が差して暖かいので、布団干し。温まる、というほどではないにしろ、たまにはホコリを出さなければ。
先日見られた虹と、香川に帰省した折りに目にした光芒の写真を大気光学現象のページに加えています。燧灘を挟んで臨む愛媛の山々が遠く白くそびえ、海原に落ちる幾本もの光の筋は実に美しいものでした。また、風景印のページにも、今年後半に訪ねた場所の風景印を11個足しています。モペットバイクのページ、としているこのサイトも、最近乗ることが少なくなってしまったので、関連することがほとんどなくなってしまいすみません。物置で気付くと埃がかかってしまっていますが、来年は少し動かしてやりたいものです。
年ごとに思い出を増やしながら過ぎていく大晦日。来し方をじっくりと思い返すには、いい機会です。記憶に残るその風景には、変わらぬものも、変わったものも、もう手の届かなくなったものも。誰にとってもその思い出が、この冬青空のようにいつまでも遠く澄んでいることを願います。

小さな笑顔がそこかしこ、この空の下にあふれますように。


●2016年11月24日
北日本を中心に、寒波が強まっているようです。氷点下十度以下の寒さ、吹雪といったニュースを耳にします。11月の下旬ですが、今年は冬が早いのでしょうか。島根も二、三日前頃からぐっと気温が下がってきました。風が強い夜もありますが、まだまだ雪には遠そう。けれど、ずいぶんたくさんのカメムシを目にします。ここらなのか、全国的なのか、カメムシが多い年は雪が多い、という話もありますので、どうなるか。
まだ天気予報に雪だるまが出てきてはいませんが、今日はタイヤ交換もすませました。年のせいか、力を込めてレンチを回していると、4本目ともなればずいぶんと疲れを感じます。大気光学現象のページに虹の写真を一枚載せました。

雲間からのぞく低い日射しに、畑の葉物が嬉しげな緑に光ります。


●2016年10月26日
北海道では早めの初雪が降り、その後も積雪が続いたようです。いつもならこの十月終わり頃が旭川の初雪、という感覚が強くあります。中学校の頃、この時期に初めて買ったCDが井上陽水の少年時代で、やはり帰り道に初雪が降っていたことを今でも覚えています。
対して島根はまだ暖かく、日中なら半袖でも十分なくらい。畑に植えた水菜や芽キャベツの苗が少しずつ大きくなってきました。ですが、確かに近づくカニの季節。来月になれば山陰のカニ漁が解禁になり、お酒が一層おいしくなる季節がやってきます。
今月初めに見られた彩雲の写真を大気光学現象のページに加えました。

暖かい場所を探して丸くなる、猫のおなかも暖かい。


●2016年9月27日
今月も雨のニュースをたくさん聞いたように思います。秋晴れ、という言葉をあまり聞きません。島根も曇りがちで、湿度が高い。梅雨時のように、いろんな木製品にカビがうっすら生えてきます。
ちょっと前のこと。春に種を蒔き、森のように広がったパセリにキアゲハが卵を産み、大量の幼虫が現れました。葉っぱがみるみる食い尽くされ、まだ食べ足りない幼虫たちは茎まで懸命にかじっていましたが、やがてサナギになったか食べられたかでみんな姿を消しました。後には茎だらけのパセリの畑。しかし、株のあたりから新芽が出てきて、ちょっとずつ大きくなってきました。植物は強いですね。これからもしばらくいただけそうです。

わかっていたはずなのに、思いのほか日が短くなって驚きます。


●2016年8月21日
東日本から北日本方面にかけて大雨のニュースが届いています。日本周辺では台風が3つもひしめき合って、これからさらに北海道へも向かうらしい。道内各所、川が氾濫しているところもあるようで気になります。旭川のライブカメラを見ても、濁流となって流れる石狩川の様子が分かります。
対して島根は相変わらずの晴天続き。雨が降らず、乾いた日々です。ただ、確かに季節は移ろって、日が沈むのもずいぶん早くなったし、夜はだいぶ涼しくなりました。いつの間にかヒグラシの声が聞こえなくなっています。

毎朝たくさんの花を咲かせる朝顔に、黄色い葉っぱが増えてきました。


●2016年8月2日
いよいよ8月。なんと言っても暑いうえに雨が降りません。もう半月ほどまともに降っていないところにきて、週間予報にも雨マークが全く見えません。畑には雨水をためるタンクと井戸とで水やりをしているのですが、どちらも底をつきました。井戸は古いためか、水位の回復に時間がかかるのです。毎朝わずかずつ増えるものの、水やりの量にはとても追いついていません。
ほぼ一年ぶりに風景印のページを更新しました。送ってくれたものや訪ねたものなど、15ほど増やしています。

少しかすんで水色の、入道雲はまだ遠い。


●2016年7月25日
ヒグラシの鳴き声が響いています。先週の梅雨明けから夏らしい天気となり、連日の暑さの島根です。昨日から雲が広がってきたものの、気温は上がったまま。風もあまり感じられません。
子供たちにとっては夏休み。大暑の候、暑中見舞いもあちこちへ。畑ではシシトウがよくなっており、ちょっと見ないと手のひら大まで大きくなってしまうものもあります。今日は遅れていたオクラも初めて花をつけました。プランターの朝顔がすぐに水が切れてしまって昼過ぎにはしんどそうですが、こちらも毎朝きれいな花をつけてくれます。家では開闢朝顔、と呼んでいる柄が美しい。宇宙開闢を思わせるように、白い斑が広がっていく朝顔です。
先月見られた幻日の写真を大気光学現象のページに加えました。夏至間近の朝8時過ぎ、調べてみると太陽高度は43度もありました。低空で見られることがほとんどの幻日、今まで見た中では一番の高さじゃないでしょうか。光の広がりが上向きになり、太陽が小さく両手をあげているようにも見えてかわいらしい。

あ、やっぱり。ちょっとずつ日暮れが早くなってるのに気付いてしまった。


●2016年6月8日
中国地方は数日前に梅雨入りしました。確かに雲が広がってはいますが、雨はなかなか降りません。昨日一昨日は時々日差しもあったので、布団干しもできました。これから先の予報は雨と雲マークが多いので、ぼちぼち降り出すのではないでしょうか。
今年も朝顔やヒマワリの種をまきました。ヒマワリは腰くらいの大きさまですくすくと育っています。朝顔も本葉が茂って、そろそろ手をしてやらなければ。そういえば、豆や朝顔などの蔓性の植物が伸びていく支えを、手(て)というのは地方名なのでしょうかね。北海道の実家では使っていましたが、ちょっと調べたらここ島根でもいうところがあるようで。
大気光学現象のページに日暈の中を突き抜ける飛行機雲と、尾流雲に現れた環水平アークの写真を載せました。

手の届きそうな灰色の雲に、低い雷の音が響きます。


●2016年5月25日
ここ一週間ほどは晴天が続き、過ごしやすい気候に。さほど暑くもなく、湿度も低いという快適な環境です。少し雨がやってきましたが、乾いた畑にはいい潤いになったでしょう。まもなくやってくる梅雨の季節を、耐えて乗り越えなければ。
昨年度末に開業した北海道新幹線は、順調に運行しているようですね。公式キャラクターにどこでもゆきちゃんという雪だるまの子がいるそうで。語尾が〜でスノー、雪だるまなのに雪じゃなく夢の結晶でできているから暑くても溶けないとのこと。ところで、このページトップのバナーにあるキャッチコピー、「来るべ!来ちゃうべ!」って、なんか変な表現に感じます。言うなら、来るべさ、とか来るべや、でしょうか。来るべ、と止めると、「来るべ?(来るでしょう?)」という疑問型になるのが自然な気がしますね。

そろそろ布団も、もう少し薄くていい頃かな。


●2016年4月22日
この一ヶ月の間に桜が咲いて、ほどなく散って、あちこちに若い緑の色が見えます。ずいぶんと気温も上がるようになりましたが、朝晩はやっぱり寒いですね。けれど、雨が降ったあとには湿度が高くなり、もわっとした南国っぽい雰囲気が感じられるようになりました。徐々に近づく梅雨、高湿な季節。おそらく大方の人には普通なのだと思われますが、湿度が低いところで育った者にとっては、敏感に気付かされる水分量です。
暖かくなって生き物も活発になってきています。山椒の若木が葉をたくさんつけてくれているので、木の芽の香りを食卓に。猫はたびたび小さなものを捕えては、賑やかにやっています。ハチもたくさん飛び回るようになりましたね。
大気光学現象のページに、ちょっと前に見られた光芒の写真を一枚加えました。

夜のなかに、巡り来る季節の匂いが満ちてきました。


●2016年3月18日
3月もなかばとなり、もう冬はすっかり影を潜めてしまいました。畑のボタンやタラ、南天などはしばらく前から芽吹き始めています。豆の苗も植えましたが、それを食べる何者かも活動を開始したようで。暖かくなると、いろんな生き物が活発に動き始めますね。
この冬は忘れてしまっていましたが、今はちょうど春の青春18きっぷのシーズン。パンフレットは見かけないものの、駅舎にポスターが貼ってあったので、撮影したものを青春18きっぷのページに加えました。

冬囲いから開放されたユッカが、若い春の日にのびのびしています。


●2016年2月9日
先週も雪雲で、住んでいる町に積雪もありましたが、やっぱりここの雪は続かない。あっという間に消えてしまいました。今日も朝方風が強かったものの、日射しもあって午後は穏やかになりました。
時々自宅には刃物屋のおじいさんが訪ねてきて、何か研ぐものはないか、と聞いてくれます。何でも研ぐ、という頼もしい言葉に、今までも包丁や剪定ばさみ、裁ちばさみなどをお願いしていました。先月の帰省時、実家にあった刃こぼれのひどい菜切り包丁と刺身包丁をもらってきたのですが、折りよくまた来てくれたので、お願いすることに。鋼が残ってるから大丈夫、といって持ち帰り、翌日届けてくれると見事に研ぎ澄まされていました。刃物屋さんが御用聞きでやってくる。この町にはいい文化が残っています。
先月末に東京に仕事で出た折に、ビルの合間から彩雲が見られました。太陽を中心に同心円状に見えるので、光冠の類なのかもしれません。一昨日には自宅の前でも彩雲を確認。その後、所用で市内に出かけた際に、日没間際の夕日に太陽柱が出ているのを発見しました。けれど手元にカメラがない。急いでカメラを取りに行き、見える場所を探しているうちにどんどん薄くなってしまって、消える間際のかすかなものしか収めることができませんでした。本当にチャンスは一瞬です。彩雲のほうは大気光学現象のページに載せてあります。

毎日少しずつ日が伸びる。このくらいのリズムがちょうどいい。


●2016年1月20日
2016年がはじまったと思ったら、小正月も過ぎてしまいました。雪のないまま正月になり、寒くもないなあと思っていたら、昨日からの寒波であっという間に雪景色に。全国的に荒れ模様のようで、天気図もぐるぐる等圧線が密に並んでいます。住んでいる町も積雪は多くありませんが、なにせ風が強い。ごうごうと響き、古い木造の住居には冷たい隙間風が吹き込んできます。
今年は例年より少し早めに、旭川に帰省してきました。行きには新千歳を経由したので、空港内の雪ミクスカイタウンロイズのチョコレートワールドなどをちらちらと見学。また、基本的に旅先では汽車は切符で乗って記念にもらうのが常なのですが、東京などでは乗り継ぎやらでICカードがないとそろそろ不便を感じていたので、全国共通で使えるようになったJR北海道のKitakaを購入しました。しかし、どこに行ってもアジアの外国人観光客がいっぱいでしたね。
帰省中は空もずいぶんにぎやかで、幻日、彩雲、環天頂アークなど、薄いながらもいろいろ見られました。なかでも、夜にちょっと外へ出たときには、光柱にも遭遇。方向からサンタプレゼントパークスキー場の照明が作り出したものと思われます。このスキー場、子供のころはスキー授業などでもよく行っていました。同世代の方なら、サンバレースキー場のほうが馴染み深い呼び名じゃないでしょうか。大気光学現象のページにいくつかそれらの写真を加えました。

白い道を踏みしめる音、青い空に舞う軽い風花。北国の冬は、なにもかもが澄んでいます。



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