春・夏・冬、年3回登場するJRの「青春18きっぷ」は、普通列車に乗り降り自由というのんびりな切符です。 それに加えてポスターもとっても素敵。 駅の構内で思わず見入ってしまうような、「行ってみたいなぁ」と思わずにいられないような。 次の季節がいつも楽しみ。 抜けているのは手に入れられなかった所です。ご容赦下さい。 (写真をクリックすると拡大します。) □ホームへ戻る□ |
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【春】 | 【夏】 | 【冬】 |
《1998年》 | ||
もう3日もテレビを見ていません。 |
駅に着いた列車から、 高校生の私が降りてきた。 |
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《1999年》 | ||
学校を卒業すると、 春は黙って行ってしまうようになる。 |
ああ、ここだ、と思う駅がきっとある。 |
思わず降りてしまう、という経験を したことがありますか。 |
《2000年》 | ||
通過しない。立ち止まって記憶する。 そんな旅です。 |
「早く着くこと」よりも 大切にしたいことがある人に。 |
前略、僕は日本のどこかにいます。 |
《2001年》 | ||
たまには道草ばっかりしてみる。 |
夏休みは、寝坊が一番もったいない。 |
なんでだろう。涙がでた。 |
《2002年》 | ||
タンポポみたいに旅に出た。 |
自分の部屋で、人生なんて考えられるか? |
冒険が足りないと、いい大人になれないよ。 |
《2003年》 | ||
この旅が、いまの僕である。 |
E=(km)2 旅の楽しさ(Enjoy)は、距離(km)の2乗に比例する。 |
I=t人2 旅の印象(Impression)は、時間(time)と出会った人々に比例する。 |
《2004年》 | ||
√a=18 旅路(ルート)のなかでは、人はいつも18(age)である。 |
始 この旅が終わると、次の私が始まる。 |
会 出かけなければ、決して会えないのだ。 |
《2005年》 | ||
再 懐かしい友達に再会するような、そんな旅でした。 |
あの頃の青を探して。 |
旅は、真っ白な画用紙だ。 |
《2006年》 | ||
緑も、空気も、私も、あたらしく。 |
この夏の新色です。 |
余計な音は、ありません。 |
《2007年》 | ||
窓を開けると、列車の中まで春になった。 |
初めてに、年齢制限はありません。 |
冒険に、年齢制限はありません。 |
《2008年》 | ||
出会いに、年齢制限はありません。 |
ゆっくり行くから、見えてくるもの。 |
ゆっくり行くから、聴こえてくるもの。 |
《2009年》 | ||
ゆっくり行くから、巡り逢えるもの。 |
大人には、いい休暇をとる、 という宿題があります。 |
変わる日本の、変わらない景色。 ゆっくりとしか行けない旅をする。 |
《2010年》 | ||
一駅、一駅、春になっていきます。 |
「ゆっくり行きましょう」と列車に言われた夏でした。 |
車窓に映った自分を見た。いつもより、いい顔だった。 |
《2011年》 | ||
視界に入りきらない春が、目の前に広がっていました。 |
家の冷房を消して、涼しい日本へ旅に出た。 |
立ち止まったり、振り返ったり。だから出会えた景色があります。 |
《2012年》 | ||
止まる駅、止まる駅で、いろんな笑顔が咲いていた。いい春です。 |
「きれいだなぁ」誰も聞いていないつぶやきも、いいものです。 |
おみやげに持って帰れないものがありました。この景色です。 |
《2013年》 | ||
空気は、読むものじゃなく 吸い込むものだった、と思いだしました。 |
はじめての一人旅を、 人は一生、忘れない。 |
僕らが降りた終着駅は、 誰かの旅の始発駅でもある。 |
《2014年》 | ||
「ずっと友達だよ」と言うかわりに、 みんなで旅にでた。 |
5時30分 天空の城が、 旅立つ私を見送ってくれた。 |
18時16分 小さな改札をくぐった。 大きな夕日が迎えてくれた。 |
《2015年》 | ||
8時16分 トンネルを抜けると、まぶしい日本の春でした。 |
8時16分 眺めのいい車窓って、いちばんの避暑地かもしれません。 |
14時55分 一生来なかったかもしれない場所に、いま来ています。 |
《2016年》 | ||
9時52分 私はいま、遅い春を迎えに行くところです。 |
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