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  04年8月更新    熊野大社祭り (山形県南陽市宮内)

 山形県南陽市宮内の熊野大社は、日本三熊野とか東北の伊勢とかいわれ、各地から大勢の参拝団がやってくる大きな神社です。宮内地区はその門前町として発展してきた歴史があります。祭りは7月24〜25日で、比較的長くそれを守ったのでしたが時代の流れには勝てず、近年はその近くの土日になったようでした。今年はうまく25日が日曜に日に当たったので、しばらくぶりに見学しました。  熊野大社社殿 ⇒

← 昔は子供みこし(2基)や囃子屋台はなかったなぁなんてながめていたら、撮らないうちにもう階段を上がってしまった。しばらくして、 大人の神輿が上がって社殿を一周して納められた。

 仮屋に鎮座するお獅子さま。昨年から新しい獅子頭になったそうで、制作は山形市の芸術工科大学に依頼したという。前のとまったく同じだという。 →
お仮屋前での梵天ばよい。世話人衆が梵天を持って列の中を進むと、両脇の子供たちが栗の小枝で役員衆を叩く。中にはおおっぴらに叩けるのはこの時だけだといって張り切っている大人もいて、叩かれる世話人衆はかなり痛いという。これも難行苦行の修行なのだろうか。

大人に肩車され獅子に触れようと群がる子供たち、これを獅子児という。獅子児になれるのは男子だけで、獅子に近寄り獅子の頭を叩いてすぐ自分の頭を叩きます。獅子の持つ霊力を自分に取り込みたいということでしょうね。でもこの地区の男子が女子より目立って優秀だとは聞いていません。。
囃子はなく、獅子は引き合い押し合いしながら進む。行衣は獅子幕のお下がりだったことから、今も獅子幕とおなじ模様です。イシダタミという特別な結び方をしたおシメを肩から下げています。この段左右の写真は古い時の獅子頭。

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