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(ビデオCD)
による民俗芸能資料     03年6月追加

 民俗芸能をより楽しく理解してもらうために、ビデオCDを作りました。ビデオCDはCD-Rに記録した動く映像です。画質はDVDにかないませんが、頭出しや早送りなど一発で、見たい場面をすぐ見られます。ご希望の方はメールでお問い合わせください。

  風流系の獅子・鹿多彩 東北編-1
    青森県津軽の熊獅子        岩手県遠野市 かながらしし
    岩手県の太鼓踊り系鹿踊りx2  宮城県仙台市 鹿踊り
    山形県新庄市 鹿子踊り     福島県会津の彼岸獅子
    福島県中通り 三匹獅子舞
  念仏芸能多彩 東北編-1
    秋田県羽後町 盆踊り      岩手県盛岡市 さんさ踊り
    岩手県北上市 鬼剣舞     宮城県仙台市 顕拝(剣舞)
    山形県山形市 願人踊り    福島県玉川村 念仏踊り
    福島県いわき市 じゃんがら念仏踊り
  獅子舞多彩-1
     ★動物化装芸 大蛇と鵺  ★飯田市の竜神の舞  ★ヒーアイ踊りと鹿ん舞
     ★獅子舞と曲芸 太神楽  ★小矢部市の継ぎ獅子
     ★角兵衛獅子・はしご虎舞  ★鳥海山麓の獅子舞  ★酒田市の獅子舞
     ★沖縄の大獅子  ★宮城県中新田の虎舞  ★岩手県大槌町の虎舞
     ★長野県須坂市の牛獅子  ★長野県須坂市の獅子狂言
  獅子舞多彩-2
     ★富山県小矢部市の獅子舞 多数
     ★石川県松任市の子供獅子
     ★長野県伊那谷の獅子舞 多数
  獅子舞多彩-3
     ★沖縄の獅子舞  ★岩手県の陸中弁天虎舞  
     ★石巻市牧の浜獅子舞  ★福島県長沼町の太鼓獅子
     ★茨城県石岡市の幌獅子  ★山形県南陽市赤湯・梨郷の獅子
     ★山形県白鷹町大瀬・平田の獅子  ★白鷹町の七五三獅子舞
     ★山形県朝日町宮宿の獅子  ★山形県朝日町杉山の獅子  

ビデオ版
VHSたっぷり2時間
  東日本の民俗芸能 田の祭りと芸能編
1えんぶり  2遠野市の田植え踊りx2  3岩手県大東町の田植え踊り  4秋保の田植え踊り
5山形県の田植え踊りx4 6会津地方の早乙女踊りx2 7福島県の田植え踊り 8平鍬踊りx2
9宮城県金成町小迫の延年  10いわき市御宝殿熊野の田楽  11茨城県水府村東金砂田楽 
12静岡県引佐町川名のひよんどり 13静岡県引佐町寺野のひよんどり 14愛知県鳳来寺田楽
15茨城県大和村の鍬の祭り  16佐原市の御田植祭り  17秩父市の御田植祭り  
18松任市のお田植祭り  19佐原市のお田植祭り  20会津高田市のお田植祭り
21喜多方市のお田植祭り

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 TVの報道によると、関西のある地域ではレンタルビデオ屋に地元の山車祭りのビデオがたくさんあって、市民がそれを見て楽しんでいるだけではなく、祭りの関係者もいかにいい山車にするかの研究にも利用しているのだとか。レンタルビデオ屋かぁ、それは気がつかなかったなぁ。
 旅先では本屋に寄って郷土資料コーナーを探すのが常だった。が、最近は雑誌とコミック中心の軽い本屋が多くて、いつ売れるかわからない郷土資料など全くない本屋が多い。それだけにうまくいい本に出会えたときはうれしいが、でも、いくらいい本でも、偉い先生の本であっも、本だけの情報では不満が残る。ましてや民俗芸能は「形」だけではなく、「音と動き」のあるものなのでなお更である。数は少ないが「音」の方はレコードの時代から「○○囃子」「○○太鼓」などがあって、レコードやテープ・CDをだいぶ買い込み、参考にすることができた。また過渡的なものかも知れないが、「CDブック」なんていうのもあって、これも参考になった。。でも「動き」わからない。
 「音と動き」は映画でも記録されるが、ただの人では手が出るものではなく、「音と動き」はビデオが一般化するまで待たなければならなかった。でも、ビデオが一般化してだいぶ時間が経ち、秩父夜祭りのビデオなど祭りの方はたまに見かけるが、民俗芸能を記録したビデオは極端に少ないように思う。今までのところ、「八戸小唄の踊り方」「新湊の獅子舞祭り」ほか「太鼓の打ち方」ビデオくらいしか見ていない。NHK教育で「ふるさとの伝承」という番組があって民俗芸能も少なからず放映され、大変いい番組が出てきたなと喜んでいたが、1年半で終わってしまった。
 民俗芸能の記録は、今のところは個人のジャンルなのかも知れない。ビデオカメラを持ってないころは、撮っている人にダビングを頼んで買ったり、埼玉県白岡町の獅子博物館の高橋さんから買ったりした。93年から94年ごろ、自分でも「東日本の民俗芸能資料」として「むかで獅子舞編」「田の祭りと芸能編」「山形県の民俗芸能」と、作ってみた。肉体的にも時間的にもとてもたいへんな仕事で、気力もエネルギーもいるものであった。機械を酷使して機械を壊すし、機械を通すたびに画質は落ちていくし、劣化という問題も気になった。
 あれから10年近く経ち、今は無理をすれば貧しい私でもパソコンに手が届くようになった。パソコンで民俗芸能を編集しようということで、この夏からいじりはじめて、ようやく「ビデオCD」が少しできるようになった。でもこの世界の進歩は早く、DVDが普及しつつあるので、MPEG-1のビデオCDは見劣りがするように思う。ビデオより画質も落ちるし、ビデオデッキよりパソコンは普及していないということもある。でも10年前のようにビデオを2台と機械を並べて編集する気はもうない。ビデオに比べ「ビデオCD」は頭出しや早送りも一発という利点もある。結局「ビデオCD」はDVDが普及するまでの過渡的なつなぎかも知れない。しかし研究資料として考えれば本を補って余りある情報量を持っていると思う。(02年12月)
 というわけですが、民俗芸能研究に興味をお持ちの方、ビデオCDご希望の方は、メールでお問い合わせください。

(ふるさとの祭りと芸能は再編集されて24巻216,720円でここで販売されています)
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