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03年02月更新
一人立ち風流系の獅子踊り・鹿踊りも念仏芸能に属するのだろうが、ひとつの分類項目になるほど数も多いし、風流獅子のページも作っているのでここでは触れない。それ以外の念仏芸能では、「念仏踊り」が県南部の置賜地方に6組ある。村山地方では比較的知られているものに「踊躍念仏」があり、ほかに「双盤念仏」・山寺踊りや願人踊り・願人の伝えたという囃子があるという分布になっている。
その中から今回は置賜地方の念仏踊りの紹介です。大きく見れば6組は同一系統と思いますが、さらに芸態から大別すれば、東置賜(高畠・南陽)グループと西置賜(長井・飯豊)グループに分けられそうです。素朴であまり風流化していない東置賜Gに対し、西置賜Gは配役も形態も豪華になり風流化しています。西置賜で注目されるのは「どうしん坊」なる鉦打ちの坊さんがいることで、それはこの地方の念仏踊りが「新発意型」であることを示していると思います。白鷹町にも1組ありましたが80年くらい前に廃絶しています。