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  05年8月更新

      刀をつなぐ
 舞踊の採りものには綾竹・棒・笠・幣・鈴、鞨鼓や鉦・ささらなどの音の出るもの(楽器)など数多いのですが、やはり扇が一番多いかな。扇は風を送る道具としての機能もありますが、舞踊のそれはそうした機能よりは、信仰の面から呪具としての性格が強いことと、なんといっても美意識を満足させて格好をつけられることもあって、芸能の枠を超えて使われています。
 刀を持っての舞踊はかなり多いですね。刀にも武器として人を殺す機能もありますが、舞踊でのそれも信仰面から棒以上に威力を持つ邪悪を鎮める呪具という面があり、加えてかっこよさ良さからも多いのでしょうね。
各地には刀を使った曲芸的演目も多いのですが、今回は刀を持って輪になり、刀をくぐったりまたいだり飛び越えたりという、やや曲芸的な演目を集めてみました。曲芸的に見せる面もありますが、昔は真剣を使う例も多かったようで、かなり気を引き締めてやらないと怪我をするので、厳粛さみたいなものも感じられます。山内神楽では一回転して刀を飛び越えるを見て、こういうこともできるのかと感心して見ました。
 なにぶんにも会場が暗かったり、動きが速かったりでいい写真がないのと、古い写真から探すのがたいへんで、とりあえず6組だけですが、ほかに秋田の番楽や西日本の神楽なども見てますから、調べればたくさんあるのだと思います。


岩手県 大償神楽

宮城県 田林神楽

山形県 横町神代神楽

岩手県 篠木神楽

岩手県 山内神楽

岩手県 岩崎鬼剣舞

「神楽 八岐大蛇(やまたのおろち)」     「湯立て神楽」