σ(^o^)の防除プログラム
(2000年版)


●病気に対して

・ Neem Oil (Rose Defense)
・ 電解酸性水 または 電解水もどき(今年はもどきVer.2をメインに)
・ 原液木酢液(根頭癌腫病)

 今年からはニンニク木酢はやめ(単に種類が増えてめんどくさいから (^^;)

 

★今年から、見せるバラ園に改造すべく、ちょっとカッコつけることにしました。といっても、皆さんの素敵な庭にはとうてい及ばないと思いますが...

で、バラを移動したり、それにともなう地面の改造等で、IPMに必要な環境がかなり壊されました。いってみれば、IPMに必要な諸条件の一部(といってもかなりの量)がリセットされた状態です。環境条件が整うには1年かかりますので、今年は害虫には悩まされそうです。幸いなことに、今年は天候に恵まれているようで、蕾の数が多く、少し救われていますが...

★2000年は、冬場から石灰硫黄合剤の替わりとなる「もどき」を散布。そして Neem Oil (Rose Defense) を4月中旬から使用することで、これまでのところ病気はほとんど出ていません(5/6)

★ゲストブックにもあったように、ニームオイルは場合により落葉などの薬害が観察されています。濃度は薄目から試した方がよいでしょう。ちなみにGAMIの場合は、これまでは規定濃度で、ほぼ毎週散布中。温度が上がってからは、様子を見ながら1/2濃度も使用する予定。(Rose Defense)

★もどきは6月初旬現在まで2回/週程度のペースです。まくタイミングは、降雨後。これが絶対のポイント。現在うどんこはゼロ、黒点病もほとんど出ていません(6/5)


●害虫に対して

・ Neem Oil
・ オレート液剤等窒息系殺虫剤
・ ピレトリンスプレー(パイベニカ)
・ BT剤(トアローCT)

★緑豊Uは、ニームオイルに置き換えできるので、昨年から廃止。また、緑豊T、ニュー碧露も接触毒で天敵にも有害なので昨年から廃止。

★ヨトウムシの勢いが強いときは、補助的にBT剤を使用。

★スポット的に使用するのは、
 ・ ゾウムシ: ピレトリンスプレー
 ・ チュウレンジバチ、ヨトウムシ: 5月まではピレトリン、それ以降はオレート
     6月以降は天敵の活動も活発になるので、ピレトリン缶ではスプレーが広がって
     天敵にも命中する確率が高い。オレートなら、先長ノズルのハンドスプレーで正確
     に標的のみヒットできる。なお、オレートはゾウムシには無効。


●今年評価するニューフェース

   ・ HB101: おなじみ(株)フローラの植物活性剤
   ・ Milky Spore: コガネムシ幼虫にに乳化病(Milky Spore Disease) をおこさせて駆除する
             微生物農薬
   ・ バイオゴールドバイタル・オリジナル: 天然肥料&活性液
   ・ VA菌根菌(今年から昨年までと違うメーカーを使用。イキがいいみたい)
   ・ EM米ぬかペレット
   ・ 稲わら堆肥
   ・ 台所から秘密の新顔 (^^;)

 結果は随時報告


5月はじめのGAMIの庭

5月はじめの状態、GW中はこんなもの。咲いてるのは草花とクレマチスとモッコウバラと一部の名前不明のミニ、FL、

一番はモッコウバラ、チャールストン(FL)、続いてGW開けに、ザ・マッカートニー・ローズ(HT)、パラチ(mini)、スウェディッシュ・ドール(mini)、コント・ド・シャンボール(Old)が開花。

 続きは、ギャラリーへ


今シーズンの総括

今年のシーズンはサボりまくってるうちに、終わってしまいました... バラさん、読者の方々、ゴメンさない m(_ _)m

で、少ないですが、今年の収穫を...

 

・ HB101:

これは、効いたか効かなかったか不明 ヾ(^^;) 確証はないが、Rose Defense との相性に疑問が残った。 来シーズンは使わないつもり。


・ Milky Spore:

こりゃ効いたっ!! もともとパーライトのおかげで、鉢植えには滅多に出没しないコガネムシ幼虫ですが、地面には例年けっこうたくさんいる。でも、今回は2月に植え穴4っつ掘ったけど、茶色くなって死んでる幼虫を一匹みただけで、あとはぜ〜んぜんいなかった。
ホントは地中で生育してるゾウムシの幼虫への効果があればなぁ、と思って始めたんだけど、結局こっちには効果なし。
非常に 残念...

・ バイオゴールドバイタル・オリジナル:

これも良かった。 病気からの回復が早い。きっと根張りに好影響があるんでしょう。ちょっと高いけどまた使う。

http://www.biogold.co.jp/


・ VA菌根菌:

少しは効いたような気がするが、よくわからんかった。たぶん多肥栽培だったために、菌根菌にはツラい環境だったはず。

・ EM米ぬかペレット:

これもいいみたい。今年は日本ばら会御用達(情報は茨城バラ会の会報で知りました)のEMペレットを使いました。EM米ぬかペレットには、製品によって発酵臭が強く、ナメ君を引き寄せるものがありますが、今回使用したものはOKでした。

入手先: 池田産業  茨城県鹿島郡神栖町大字横瀬956−24  
              TEL:0299-96-3041

      1袋(20kg) ¥2,000(消費税、送料別)

・ 稲わら堆肥:

やっぱりさすがに良い。日本ばら園製。(ただし、堆肥の中からコガネムシの幼虫がぞろぞろっと出てきた経験のある人もいるそうです。使用前に要チェック)

・ 台所から秘密の新顔 (^^;):

ナンだと思います? みりん、納豆、米糠(実際は漬物用の炒りヌカ、混ぜもののないもの)です。
みりんは、肥料や木酢液などと混ぜて灌水に。納豆と米糠は混ぜて発酵させて肥料に。 どちらも使えることが判明。
なお、みりんは展着剤にもなりますよ。

 

さて、来シーズン(2001年)には、ちょっとスゴいものを取り寄せ中ですが、本コーナーは今回でおしまいにします。

だって、結局めんどくさくってシーズンはじめと終わりしか書かないから.. ヾ(^^;)


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