σ(^o^)の防除プログラム
(99年版)
●病気に対して・ ニンニク木酢
・ Neem Oil (Rose Defense)
・ 電解酸性水 または 電解水もどき
・原液木酢液(根頭癌腫病)★98年は、ニンニク木酢を3月下旬から、そして Neem Oil (Rose Defense) を4月中旬から使用することで、うどん粉病は完全制覇。ほんとに皆無。この年は、本業が10月から超忙しくなったため、散布は9月で打ち止め ヾ(^^;) そのためか、黒点病は抑えきれなかったが、うどん粉病はその後も影すら見えない。 この状態は、99年4月24日までなにも散布していないが、継続中。(4/25に初散布)
★黒点病は、さすがにNeemだけでは無理。 電解水( or 「もどき」)との併用で99年はテストします。
★なお、黒点病対策の新兵器(あちらモンで、効果はサプロール並 or 以上とか、ホントかね (゚_。)?(。_゚)?)を見つけましたが、HP読者への公開はテストしてから ヾ(^^;) (ちょっと変わったモノなので安全確認のため。イジワルでおしえないのとちゃうで!) でも、「忙しいフリしてるGAMIがすぐテストするわけないじゃん」と、ちゃあんと見抜いていて、GAMIより早く試してみたい人や、こっそり知りたい人は、GAMIまでメールくだされば、ブツのありかをお教えします。実際、入手できるかどうかは、ヘンなものなので、やってみないとワカラン ヾ(^^;)
★ゲストブックにもあったように、ニームオイルは場合により落葉などの薬害が観察されています。濃度は薄目から試した方がよいでしょう。ちなみにGAMIの場合は、98年は初夏までは通常濃度、それ以外の高温期は、様子を見ながら1/2濃度も使用しました。この辺は Rose Defense と国産品でも違いがあるようで、使用者各位での調整が必要です。
なお、99年のこれまでの様子から、Rose Defense や他のニームオイルは夕方(直射日光があたらず、涼しくなってから)散布の方が薬害が出にくいようです。5月23日現在まで毎週規定濃度で散布していますが、今年はいたって健全で、薬害はいっさい観察されていません。また、ニームオイル自体が光分解性を持っているため、夕方散布の方が効きがいいようです。★原液木酢液によって患部が縮小消滅した根頭癌種病は、これまでのところどの株も再発せず、きわめて元気。やはりこれって化学農薬漬けのバラに特有の持病なんじゃないだろか...(^◇^;) あるナーセりーで教えてもらったが、根頭癌種病菌は、富士山の五合目の土からも見つかるくらいで、日本中至る所の土中にいるそうだ。化学農薬漬けにして抵抗力を奪ってしまった株が発症しやすいだけのことだろう。癌腫の株はすぐに引っこ抜いて捨てろなどとプロのマネして片意地張ってる一部の「マニア」は、きっといろいろ試すだけの根気がないのだろう。他の株への伝染が心配なら、大事に育てた株なんだから、地植えなら鉢上げするなりして隔離栽培すればいいだけのことで、それでも悪化の一途ならはじめて廃棄する決心をしても遅くない。
●害虫に対して・ ニンニク木酢+緑豊U
・ Neem Oil
・ オレート液剤等窒息系殺虫剤
・ ピレトリンスプレー(パイベニカ)★気になるのは、緑豊Uの原料はセンダンで、摂食阻害剤。一方 Neem Oil の原料はインドセンダンで、やはり摂食阻害剤であること。つまり、有効成分が似てるか重複の可能性があります。剤形が一方は水溶性液剤、一方は油ですから、まったく同一とはいえませんが、ちょっと気になるところです。また、Neem Oilの項で述べましたが、多量に摂取すると、小型ほ乳類では一過性とはいえ、環境ホルモン類似の効果があるようで、今後の動向を見守る必要があります。べつに、口に入れなきゃいいんですが...(^^;)
★これで、ニョロニョロする虫はほぼ完全に制御可能。アブラムシも問題にならないレベル。問題のゾウ虫も、無散布のときに比較して、とても減ってきました。黒点病とゾウ虫が制御できれば、私の庭はぜ〜んぶOKになるんですが...
★バラのハダニについては、GAMIは一度もお目にかかったことがありません。これは、ニームオイルや緑豊などをまだ使ってない頃、ニンニク木酢液単味で使用していた頃からずっとです。
なお、ハダニそのものはバラのすぐ近くのブルーサルビアなどについていますが、これは意図的に防除していません。
4月下旬のGAMIの庭蕾はかなり生長しています。4/18に今年最初のゾウムシに遭遇。今後どのようにふえるか注目。休日ごとに雨が降るか用事が出来るかで、4/24まで無散布。4/25朝、「電解水もどき」、夕方 Rose Defense散布。「あざでらん」も手元にあるが、どうしようかなあ...(^^;)
なぜか今年はカメムシが多い、こんなの初めてだ。そういえば、害虫以外の虫も種類がぐっと増えてるような気がする。99年早春から仕込んでる「IPMごっこ」が機能しだしたのか?(゚_。)?(。_゚)
...ならおもしろくなりそう (*^v^*) でもちょっと早すぎるなぁ...まだ自信がないのでバラせない...
5月下旬の状態
(5/26)↑カメムシは、その翌週からいなくなりました。ゾウムシは今年はグッと少なくて問題にならないレベル。例年だと第一波は通過しているはずなので、次は6〜7月がどうなるかだ...
チュウレンジバチも今年はまだ出てこない。かわりに広食性天敵の数が昨年よりふえている。ますます「IPMごっこ」が当たったかな!?
2000年1月までの状態
今年は6月以降、忙しくなってしまってあらゆる散布がほぼ停止状態になってしまった。そのため、秋までに坊主になる株も出たが、秋以降の回復めざましく、いまでも花をつけている。これも害虫の被害が少なかったためかもしれない。その原因は、上記「IPMごっこ」が奏功したためか?
なにしろ、宿敵ゾウムシの被害が今年はグッと少ないし、チュウレンジバチも、食害跡を発見してさあ攻撃だぁ!!!と殺虫剤(パイベニカなど)をもちだす前にいなくなってる。もちろんアブラムシ・ハダニなどは問題外であった。
まだ1シーズンだけの評価なので断言は出来ないが、一般住宅の庭程度の規模でもIPMの手法は有効ではないかと期待させるのに十分な結果だった。2000年度はもうちょっとヒネった形で評価継続の予定。「IPMごっこ」の詳細は別項「IPMの話」で紹介していきます。更新は遅々としていますが、たま〜に覗いてみて下さい。99年度中には完結の予定です。
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