「みずほ点訳」ホームページ

プロフィール


「みずほ点訳」は、名古屋市瑞穂生涯学習センターに拠点を置く点訳グループです。

1995年の瑞穂社会教育センター(現 生涯学習センター)点訳講座受講者を中心に活動を開始しました。

センターのお知らせや講座資料などの点訳をしたり、

視覚障害者向け講座のお手伝いや、子ども向けの点訳教室などをおこなっています。

また、小説・エッセイ・料理の本などを点訳し、

データをNBN(名古屋点訳ネットワーク)と、点訳出版サークル「大樹会」、

「あるある!点字データ発掘&検索ポータル」に登録しています。

また現在、大部分のデータはダウンロードできるようになっています。

少人数のグループですが、北海道支部、東京支部(ともに仮称)もあったりなんかします。


メンバー大募集中!

点訳のことは、まったく知らないんだけど・・・ という方でも、もちろん大歓迎です。

活動日時: 毎週水曜日午前10時〜午後まで
午前中だけなら参加できるゾ、という方も歓迎!

活動場所: 名古屋市瑞穂生涯学習センター2階図書室
(点字印刷は瑞穂区在宅サービスセンターでやっています)

連絡先: 名古屋市瑞穂生涯学習センター
〒467-0831 名古屋市瑞穂区惣作町2-27-3
Tel. 052-871-2255  Fax. 052-871-2256



阿茶

阿茶――「みずほ点訳」のアイドル猫

猫のぬいぐるみのベンちゃんの背後から顔を出してる阿茶。
大きさもどっこいどっこい、パパイヤ2個って感じのふたり。





「みずほ点訳」の履歴

 
1995年9月〜12月 名古屋市瑞穂社会教育センター(現 瑞穂生涯学習センター)第2期講座として、「点訳初級講座」が開催される。講師:名古屋市総合リハビリテーションセンター 原田良實先生・夏目隆好先生。
1995年12月 講座終了者によって自主グループ「みずほ点訳」発足。学習継続。指導:夏目隆好先生。
1996年5月〜7月 瑞穂社会教育センター第1期講座として、「点訳中級講座」が開催される。講師:夏目隆好先生。受講者18名。
1996年9月 「中級講座」からのメンバーも加わり、「みずほ点訳」活動再開。指導:夏目隆好先生。点字板による手打ちのかたわら、パソコン点訳を少しずつ練習。
1996年9月 瑞穂区障害者関係団体連絡会(瑞障会)に加盟。
1996年10月 瑞障会の一員として瑞穂社会教育センターまつり初参加。以後、毎年参加。
1997年1月 瑞穂社会教育センター広報紙「そうさく」(隔月刊)、講座案内などの点訳を開始。当センターに置く他、市内の施設など数カ所に送付。
1997年4月 夏目先生が多忙になられ、一応、手を離れた形となる。
1997年4月 「プロ野球選手名鑑」中日ドラゴンズ分(内容は抜粋)手打ちで点訳。
1997年6月〜7月 センターの行事「ファミリーボランティア」点字体験教室。小学生を中心に15名ほど参加。点字の説明、点字体験、クイズ、目隠し歩き体験など。講師:夏目先生。「みずほ点訳」は手伝い。
1997年9月〜12月 瑞穂社会教育センター・名古屋市総合リハビリテーションセンター共催講座「視覚障害者との交流――料理」が開催される。講師:鈴木順子先生。視覚障害のある受講者のための点訳レシピを作成。リハセンから視覚障害の方が10名参加。「みずほ点訳」からも講座に3名参加。
1997年〜1998年 転居などで会員数減少。
1998年1月〜2月 センターの行事「ファミリーボランティア」点字体験教室。小学生を中心に7〜8名ほど参加。講師:夏目先生。「みずほ点訳」は手伝い。
1998年4月 「プロ野球選手名鑑」全球団分パソコン点訳。以後、毎年恒例となる。
1998年6月14日 名古屋点訳ネットワーク(NBN)設立総会に出席。
1998年秋 初めてNBNに点訳データを登録。
1998年5月〜7月 センター第1期講座として「点訳入門講座」が開催される。講師:夏目隆好先生。受講者25名。「みずほ点訳」は手伝い。
1998年9月〜12月 センター第2期講座として「点訳中級講座」が開催される。講師:名古屋市鶴舞中央図書館 粟田明子先生。受講者25名。
1998年10月〜12月 瑞穂社会教育センター・名古屋市総合リハビリテーションセンター共催講座「視覚障害者との交流――料理」開催。レシピ点訳。「みずほ点訳」からは2名参加。
1999年1月 点訳講座終了者が加わって、会員数少し増加。
1999年2月〜3月 センター行事「ファミリーボランティア」が「みずほっ子遊友ひろば」に改編され、年間を通しての子ども向け企画に点字教室も組み込まれることになり、点字はこの時期に開催。
1999年7月 NBN総会出席。
2000年 これまで手打ちで続けてきた「そうさく」の点訳をパソコンに切り替える。
2000年2月〜3月 センター行事「みずほっ子遊友ひろば」の中の点字教室開催。
2000年4月 瑞穂区役所の近くに瑞穂区デイサービスセンターが新設され、その中の点訳ルーム(点字プリンター・パソコン設置)が利用できることになった。但し、プリンターは不調。(現在はほぼ順調に使えます)
2000年4月〜2001年 新聞・雑誌などから記事を選んだ「拾い読みノート――気まぐれ情報」(手打ち)を、隔月に発行し、デイサービスセンターに置かせていただくことにする。
2000年6月 NBN総会出席。
2000年10月 NBNパソコン講習会出席。
2000年10月〜12月 センター「料理」講座開催。レシピ点訳。デイサービスセンターのプリンターで何とか打ち出し可能。
2000年11月・12月 「みずほっ子遊友ひろば」小中学生点字教室。
2001年8月 ネット上にHPを公開。
2001年10月〜2002年3月 センター第2期講座として「点訳入門講座」が開催される。講師:名古屋盲人情報文化センター 点訳ボランティア 笠原ふさ子先生。受講者19名。「みずほ点訳」は手伝い。
2001年12月 名古屋のケーブルテレビ局「star cat」の取材を受ける。
2002年4月 講座終了者を含む新会員が加わる。点字表記改訂をうけて、勉強会をしばらく続ける。インターネットの利用により、メンバー相互の点訳データのやりとりがスムーズになり、校正などは直接顔をあわせなくても可能になった。週ごとの集まりとネットの利用により活動。
2002年10月〜2004年3月 『中日新聞ところどころ』の点訳。
2003年2月 「あるある!点字データ発掘&検索ポータル」へ点訳物登録を開始。HPを開設したこともあり、依頼者が多様になる。新聞掲載の料理レシピ、レストラン・喫茶店のメニュー、大学生用の講義テキストなど。
2003年2月〜3月 センター第3期、視覚障害者との交流事業「ビーズdeおしゃれ」の案内、説明書などを点訳。
2003年3月 IBMからパソコンの寄贈を受ける。
2003年12月 ネット上に「点訳データのダウンロードのページ」開設。いくつかの点訳データをダウンロードできるようにする。
2004年5月〜7月 センター第1期、料理講座「パンづくりと簡単おかず――メニューも考えましょう」の案内、レシピなどを点訳。
2004年11月 NBN主催の触図講習会に参加。
2005年3月 新聞連載小説『名もなき毒』(宮部みゆき著) の点訳を開始。1週間分ずつHPにデータアップ。それが10週分たまったところで、1巻にまとめる。リアルタイムに近く読めることで、好評。
2005年12月 「みずほ点訳」発足10周年を迎える。記念として、『ナルニア物語』7巻を手分けして点訳することに。
2006年3月 名古屋市社会福祉協議会在宅福祉部よりの依頼で、在宅福祉サービス利用案内「なごやかヘルプご利用のしおり」点訳。(その後、変更・改訂など数回あり)
2006年2月 新聞連載小説『5年3組 リョウタ組』(石田衣良著) の点訳を開始。
2006年5月 10周年記念事業『ナルニア物語』(点訳書で全23巻)点訳完成。
2006年5〜7月 センター前期講座「手作りランチしましょ!――視覚障害者とともに」の案内、レシピなどを点訳。
2006年7月より 他グループとともに、NBN広報の仕事を担当。
2006年11月 新聞連載小説『遊女(ゆめ)のあと』(諸田玲子著)の点訳を開始。
2007年2月 「みずほ点訳」史上最長の点訳書『源氏物語』(瀬戸内寂聴訳、全10巻、合わせて点訳書で43巻)完成。
2008年1月 新聞連載小説『下天を謀る』(安部龍太郎著)の点訳を開始。
2008年5月〜7月 センター前期講座「手作りパンと世界の料理――視覚障害者とともに」のレシピの点訳と講座のお手伝い。
2009年1月〜3月 センター後期講座「点訳講座初歩編――点訳ボランティアをめざして」開催。「みずほ点訳」が講師を務める! 全6回 受講者18名
2009年6月 名古屋市立豊岡小学校の点字体験のお手伝い。
2010年2月 名古屋市立萩山中学校の点字体験のお手伝い。
2011年10月 名古屋市立日比津中学校の校外福祉体験として1年生4名がセンターで点字体験。
2012年6月 名古屋市立豊岡小学校で点字体験教室。この年から点字体験教室は「みずほ点訳」が先生役!
2012年10月 名古屋市立日比津中学校の校外福祉体験として1年生9名がセンターで点字体験。
2013年2月 名古屋市立萩山中学校で点字体験教室。
2013年10月 名古屋市立中根小学校で点字体験教室。
2014年10月 名古屋市立日比津中学校の校外福祉体験として1年生6名がセンターで点字体験。
2014年10月 名古屋市立中根小学校で点字体験教室。
2016年10月 名古屋市立中根小学校で点字体験教室。








「みずほ点訳」の点訳作業



1.本を選ぶ

 基本的に、点訳者の好きな本。ジャンルは問いません。できるだけ苦労しないですみそうな本を、と思うのが人情ですが、どんな本を選んでも、たいていそれなりに苦労することになります。


2.点訳する

 パソコンで点訳します。点訳ソフトは「T・エディタ」。これは、かつて使っていた「BASE」と同じような機能をWimdows上で使うことができるので、「BASE」に慣れた点訳者にとってはとても便利です。「Win−BES」もパソコンに入ってはいますが、私たちの間ではあまり使用されていません。


3.点訳者が「これでOK!」と思うまで自分で画面校正し、墨字で紙にプリントアウトする

 初期の頃は、全面的にプリントアウトしていましたが、現在は、そうでない場合もあります。


4.点訳者以外のメンバーが校正する

 墨字がプリントされた紙の余白に、校正者が、間違いや気がついた点、自分の意見、感想、雑談等、書き込んでいきます。校正者が、他の人が点訳したものを画面上で訂正することは、基本的にありません。その点訳物の責任者は、点訳した人であり、校正者の指摘に対して、どのような修正を行なうかは、点訳者自身が決めます。1校(もしくは2校)が終わった時点で点訳者が修正を行い、校正者の指摘に対して、どう処理したかを書き込んでいきます。
 プリントアウトせず、画面だけで校正する場合も、修正点や疑問点を別紙あるいはメールに書き出し、あとは点訳者が必要な修正をします。急ぎの場合、毎週集まることが出来ない場合には、これが便利です。
 2校でほとんど修正箇所がなくなれば、それで完成ですが、たいていは、そういうわけにはいかないので、3校・4校と続けます。


5.完成・保管

 完成したら、フロッピー・ディスクに保管し、通し番号をつけ、目録を作成します。現在、NBN(名古屋点訳ネットワーク)と、大樹会、「あるある!点字データ発掘&検索ポータル」にデータを登録しています。現在、大部分のデータはネット上に置いてありますので、読者が直接ダウンロードできます。(BSEファイル、lzh圧縮)

「みずほ点訳」の点訳物のリストはこちら

6.点字印刷

 瑞穂区デイサービスセンターの点訳室には、点字プリンタTP32が置いてあります。点訳ボランティアなら、事前に申し込めば、誰でも使えます。必要に応じて、これで点字プリントします。(TP32は、「T・エディタ」には対応していないので、1度「Win-BES」で読み込みなおしてから印刷します)
 プリントせず、データでご希望の読者には、フロッピー・ディスクなど、またはメールにファイルを添付してお送りしています。







HOME プロフィール 点訳データリスト 点訳所感 点訳雑感 だれかおしえて 掲示板 「みずほ流」点訳入門教室 談話室 図書閲覧室 阿茶 和茶 リンクリスト