マンモスに学ぼう

グローバルな今日の社会で大切なことは、   思ったことをはっきり健康的に発言することです。       日頃感じていることを大いに語ろう。

社会
 Proposition
Consideration
        My Opinion

Theme

▼効果覿面

▼深刻さを増す日本経済

▼デフレ

▼戦争の禍根

ページTOPへ
 ページTOPへ

本村洋さんに心から応援のメッセージを送る

   山口母子殺害事件裁判

最高裁は高裁に差し戻しをした。

「刑の量定は甚だしく不当であり、破棄しなければ著しく正義に反する。」

七年もの本村さんの活動には感動の言葉もない。このような人の家族ならことのほか幸せであったであろう。

これを踏みにじった犯罪者がいたことに対する司法の判断は中途半端だった。

少年法や更生の見込みなどは別の次元である。日本からこのような卑劣な犯罪を無くさねばならない。これが重要である

本村さんは常に冷静であり、時に激しい言葉があっても、実に寛容できる論理性がある。

事実上の死刑判決を促すものではあるが、はじめから、正しい判断で、正義が行なわれるような裁判が待たれる。

効果覿面

 覿面とは、結果が即座に出る様子のこと。難しい字ではあるが、今日本経済に切に求められる事である。効果覿面な施策が必要である。戦後、アメリカの援助をもとに、国民が困窮を忍んで必死に立て直した結果、経済大国といわれるまでになった国力にたちまちあぐらをかいてしまった、その無節操が今日の不況循環状況を作り上げた。これこそ天罰覿面である。減税をして、経済が立直ったら増税するなどと言うまやかしではなく、真の適正な経済政策を確立しなければ、いよいよ三流国に成り下がる。モノつくりにおいて中小企業がその役割を放棄したとき、空洞化している大企業の力だけでは、日本の経済は立ち行かなくなる。税金をしっかり納める産業のあり方を、原点に帰って、模索しなければならない。国債の格付けが先進国最下位とは藁って入られない。

覿面(てきめん

   デフレ

 デフレを説明するとき、インフレを思い起こすとわかりやすい。感覚的な話ではないのだがこれらをはっきり定義する事は経済学者間でも意見が分かれ明確にはならない。いわば概略的な考え方だと認識して把握するしかない。

 インフレとは物価上昇が続き,通貨価値の信頼が動揺する状況の経済状態であると一旦設定する。それは好況時の比較的物価が上がっているときとは区別する必要がある。厳密な分類は出来ないが、そのくらいは生活感覚で分かるものだ。要するにお金の価値が著しく低下していると思われる場合インフレと判断してもよい。

 デフレはインフレの反対の作用であるという考えで対照的に現象を見直してみればよい。インフレと異なり、デフレは不況の代名詞的要因ではあるが、経済的麻痺状態がジレンマに陥ったときは、経済が構造的な問題が絡んでおり解決しなければ直らない。戦前戦後から日本において、数回あったデフレと同じかどうか見比べる事が大切である。

 経済は循環することがその特徴であり、循環の様相を分析することやその現状から将来予想をする事がエコノミストの役割であるが、単なる評論家であってはならない。通常の経済分析では、インフレやデフレ等をストック調整という言葉で説明する場合がある。「儲かったので、設備投資をした」「不況なので機械の買い替えを延期した」というふところぐあいの結果の行動で経済が一定の循環システムの凝った現象を示す場合である。これはあくまでも通常の場合であって、節約や少し財布の紐を緩めるという個人や企業の些細なしかも正常な経済活動である。

 経済で国民生活をおびやかすのはデフレが高じて、デフレスパイラルに陥る事である。デフレスパイラルとはらせん状に回転しながら悪循環を繰り返す最も悪い状況で正常な経済活動の一環のなかであってはならない現象であり、経済政策で陥ってはいけない事である。デフレスパイラルはその正常な経済ではなく、凶暴に荒れ狂う竜巻のように大きな弊害をもたらす。国家が正常なときにも注意深く制御していないと、しばしばこの傾向は現れ軌道修正されるが、どうにもならない状況が起きたとき社会は事実上破綻する。恐慌と言う現象になり、失業、倒産が相次ぎ、民衆に生活維持の不安感、政治不信が最高潮に達したとき暴動さえ起こる。

  深刻さを増す日本経済

 今日の日本のデフレ状態は深刻なものになりつつある。バブル崩壊の後遺症だと考えることが出来るからだ。過去においてバブル景気などは無かった。バブルが巨大な分、その反動はそれだけ大きい。特権意識の銀行文化の崩壊。これほど日本の金融機関が、不安定感を拡げ、信頼できないのはなぜか。銀行のみならず、日本そのものが、タガが外れてきているのだ。権威の象徴たる医者、警察、裁判所、弁護士などがいいかげんの代名詞であることが、白日の下に晒された。不祥事が多発している。

 日本の政治はモラルと言う点においてはお粗末であった。韓国や東南アジア諸国にに比べればまだましだが、巧妙な利権構造から成り立っている点ではあまり威張れたものではない。こんなことが最近はっきりと表立ってきている。その中で経済だけ立て直すのに構造改革を行う事は至難のわざとも言える。しかし日暮れて道は遠くても構造改革しか行く道は無い。

現政府の掲げる構造改革推進の方向性は正しい。構造改革とは変形してしまった古いシステムを破壊して、後に正常な姿を作り出す事であり、まず一旦壊さなければ元の無垢の姿に戻らない。パソコンをリセットするか、終了の手続きをしないで電源を強制的に切るようなものだ。保存もされていなければ今までの経過が全てカットされて初めて、一から始めなければどうにもならない境遇を知る事になる。

しかし国民はどうなるのだ。今生きている現実や一度しかない人生はどうなるのだ。あきらめるより仕方が無い。運の悪い人といい人がいるのは皮肉であり、どちらに属したとしても非難されたりしてはいけない。しばらく我慢しなければならない。鉄砲を持って戦争に行くよりましと考える事だろう。

構造改革とはそういうもので、半端な事ではない。小手先で何かをやろうとしてもすぐに元に戻ってしまう。

経済危機を救うのは誰か

 経済政策は完全に行き詰まっている。政府には経済を立て直す人材がない。企業は次々倒産し、国民は悲鳴を上げている。生活はどうにかなっているのか、韓国であったような暴動はおきていない。韓国はそれだけ極端に建て直しの政策を実施したが、日本は出来ない。韓国は完全に破綻してしまってIMFの支配下に置かれ、それも止むを得なかった事実がある。韓国と日本の違いは歴然としている。韓国は参考にならない。オーソドックに経済立て直しをやることが望まれる。生きた資金を遣い、産業をしっかり立て直す事が急務だ。空洞化している産業を止むを得ないと眺めていては埒はあかない。給料水準が高いのが問題ならば、やはり是正しなければならない。中国は脅威である事は誰でも想像できた。しかし今後の中国はそう楽でもない。職を求めて日本に不法入国する人は後を立たない。今までもそうであったが、貧富のが顕著であり、アメリカンドリームならぬジャパニーズドリームが現実に存在している結果が決死の覚悟の不法入国を助長している。若返りはしたが、権力構造は同じで、やがて中国共産主義にもロシアと同じ破綻が来る。都合のよい共産主義の自由経済は、つじつまが合わないからだ。民主主義をかかげても実態はひどい差別国家であり、統制力がなくなると国家がパニックに陥る。

 日本の現状が今後に悪影響を及ぼすことは、若い人に多い悲観主義が充満する事だ。一生を全うするような職場が見つからず、働く意欲をなくした人々が、その場限りの考えをするようになってきていることだ。何とかして立直り頑張ろうとする意欲があって、貧困の中から敗戦の日本を再生させたのは国民の我慢強い努力である。今は一旦きしんできた構造的悪弊をなおして日本を希望ある国にしなければならない。国家がしっかり国民を支えなければならない。

 産業が正常に育って、日本という国を豊かにするには一から出直さねばならない事も多い。利権構造をなくし、本当の自由競争が本来求められる。

    戦争の禍根

 先の大戦を経験したにもかかわらず、人類はまだ戦争に対する反省が無い。冷戦構造がおわり、新たな時代にはいっているが、国家間の紛争の解決はやはり武力に頼る考え方は変わっていない。アレキサンダーの時代から力で相手を牛耳る事しかできない。核使用による悲惨さを知らない。今後の戦争は、もはや昔のような戦争ではすまない。人類滅亡の道を辿ってしまう。核武装して脅威を与えるだけのようだが、多くの国が核を持つとファッショなリーダーの国や、軍隊の暴走によりとんでもない事が起きる可能性は高い、最終的な段階になっており人類の幸福を共有する事を考えれば戦争を放棄する決意がきわめて重要な事である事を知るべきである。国際連合の最終的な裁定と言う判断も結局、武力鎮圧を示唆するなど、戦争を否定しながら戦争行為を促すという矛盾を犯している。

 先進国といわれる国々は、冷静に地球上に戦争をなくす話し合いを始めなければならない。平和のための戦争はあありえない。戦争をなくすために、強国が鎮圧や威嚇のために武力を使用するするのではいつまでも戦争はなくならない。後進国といわれる国々も、力をつけてきており、国力誇示の機運が高まっていないとも言えない。食うか食われるかの現実はいつまでたってもなくならず、人類は戦争を無くすことは出来ないのではないかと考えさせられる。先の戦争の後遺症による紛争や、領土の未解決な部分、独立運動、簡単なことはほとんど無い。

中国の考察

 中国の発展には目を見張るものがある。土地面積は日本の26倍という。人口は14億人。共産主義体制が民主主義を阻み、経済発展などを遅らせてきた。体制が柔軟な自由主義経済を採用してから、方向が変わった。経済力が伴ってくれば、世界の大国とのし上がってくる事は間違い無い。歴史的に眠れる獅子と言われてしたしいが、いよいよ真のでばんとなり、アメリカ、ロシアを脅かす存在となる。ODA援助を日本から受けながら、日本に対して毅然と敵対するなどチャイニーズのしたたかさは恐怖でさえある。国をしっかり統治する指導者に恵まれれば世界を牛耳る事はもはや困難ではない。しかし大国ゆえに問題は簡単には収まらない。都市と地方の貧富の差は凄まじい。最近起きている問題では地方と地方の貧富の差さえ起きている。リーダーがしっかりしている地方は経済的に成長する。いち早く農業に見切りをつけて、儲かる産業に目をつけた。人口が多いと日常生活に密着するものは猛威のように広がり、利益をもたらす。日本が26もあるような国だから、いたるところに経済拠点が出来て、伸びる一方にも見える。しかし喜ばしいばかりではないだろう。人口が多い事情による貧富の差は、人権問題など重大な問題の発生も起きるのである。かつて、中国人は豚しか食べなかったのに、今では牛肉を食べるようになった。一部の贅沢主義は生活そのものを一変させた。自転車さえ高級品だったのに今では自動車に変わりつつある。世界の自動車産業がこぞって中国市場に参入して、競争は激化している。日本との石油備蓄の技術提携により、短時間に先進国に追いつき、経済力をバックに途方もない強大になりつつある。