兜沼

豊富(サロベツ)紹介

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豊富温泉
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祭り
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レジャー ◆兜沼公園
この沼は昔「サルベットウ」と呼んでいたが、大正13年鉄道開通し、駅名を兜沼と命名したので官公署も兜沼の呼称を使用するようになり、湖沼も兜沼と改称された。
この沼は、開拓当時周囲の河川の水が沼に入り、水位が高く、従って沼の周囲も12キロと称していた。しかし、その後主要河川の切替え工事の実施や土地改良事業等が行われて、水位も低下し、面積は160ヘクタール、周囲約7キロ、深さ10メートルとなり、その形状はあたかも兜に似ている。また沼辺に神社を設けて竜神を祀った。これを歌舞登神社と称した。この読み方も偶然にも一致し、沼の周辺の住民の氏神として毎年お祭りを行っていた。
湖畔の東側を囲む原始林は目を遮って密生し、中には桜樹の老木も交わって春の花見に秋の紅葉狩りに、あるいは樹間でさえずる百鳥の歌を聞きながら、キャンプを設営する客、さらには利尻富士の鋭峰を望む、雄大な景観を眺めながら魚釣り、舟遊びに訪れる客も、年を追って増えている。
また、昭和46年7月からサロベツ開発株式会社が兜沼公園の観光客の利便を図るため、公園内食堂を設営している。公園の奥には、梅村庄次郎が生前アイヌ音吉のために祠を建て、音吉が捕獲した熊の頭骨を集め、また、音吉が使用した古器物も集め熊霊堂として、嵩めた。付近の子供たちはこれを音吉神社といっている。
この公園は、昭和18年8月、北海道景勝地協会から全道18ヶ所の景勝地の一つに指定された。なお、この沼には昭和4,5年の両年にわたり、網走湖から「わかさぎ」の種卵を500万粒取り寄せ孵化放流した結果、現今まではこの沼のヒシの実と共に珍重されている
 
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