ライナーが打てない トップページへ
ボールの勢いを、そのまま返すだけでも、時速100km以上の打球になりますが、上手くいかない時にはな、前にすら打てずに、フライやボテボテが多くなるものです。
左右に打ち分けるのも大切な事ですが、打球の高さをコントロールするのは更に重要ですね。この項では、ライナーが打てない場合の主な原因と対策を紹介します。
1)上半身(手)への意識が強すぎる
打てなくなる原因で一番多いのがこれです。02102基本でも紹介していますが、打撃で最も大切なのはタイミングです。タイミングは、手ではなく足でとるものですので、上半身(手)への意識が強すぎると、必然的に下半身リズムの意識が低下し、タイミングを取っているつもりでも、実際にはとれていない状態になりがちです。タイミングは体に習慣付けておくものですので、普段から意識して練習していないと体が忘れてしまいます。
外見的には大きな変化に見えない場合が多いものですが、好不調に大きな影響がありますので、「おかしいな?」と思ったら、まず、下半身リズムをチェックしましょう。
練習方法は、以下を参考にして下さい。
タイミングが遅れる 球を迎えにいく 打撃姿勢と腰の回転 早い球ほど飛ぶ
2)ヘッドがグリップを追い越す
分かりにくいかも知れませんが、ボールを捕らえる瞬間の形の事です。投手方向を前、捕手方向を後ろとすると、グリップが前で、ヘッドは後ろです。なぜそうなのか、理屈では分かりにくいと思いますので、確認して見ましょう。
まず、打撃の瞬間の形を作ります。その位置で、バットの芯を両手でしっかりおさえてもらいます。(固定する) その状態で、、強い打球を打つイメージで力を入れてみます。この時、「グリップが前で、ヘッドは後ろ」の形と、「ヘッドが前で、グリップは後ろ」の形を比較します。これだけでも実感出来ると思いますが、バットをおさえる側と交代してみると、より、違いがはっきりと分かります。わずかでも、グリップよりもヘッドが前に出てしまうと、パワーに大きな差が出ます。
つまり、沢山力を使っても、力の伝わりにくい形では意味がなく、7〜8割の力でも、力の伝わりやすい形の方が、はるかに打球は強くなると言う事です。スイングの途中は、誰でも「グリップが前で、ヘッドは後ろ」の形になっていますが、ボールを捕らえる瞬間に逆になってしまっては、どんなに力を使っても無駄な力になってしまいます。
練習方法は、以下を参考にして下さい。
球を迎えにいく フォローが小さい 打撃の瞬間
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