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伝説の旅 ◆コロポックル |
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“ふきの下に住む小人”と言う意味で全道各地に伝説があるが、稚内も、泊内・声問シュプントウ・宗谷・抜海に伝えられている。天明の大飢饉の折、餓死寸前となった宗谷アイヌの家に夜ごと食料を投げ込む者がいた。ある夜この者の腕をつかんで引き入れてみると、赤ん坊のような声を出しざんばら髪で口や手首の回りに入墨をした1m位の裸の女の小人であったという。姿を見られた小人は、それからいずこともなく消えていって、再び姿を見ることがなかったという。コロ(蕗)ポ(下)クル(人)と名づけられ、今は伝説となっている。 |
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