9/23 説教要旨

≪召天者記念礼拝≫

ヨハネによる福音書12章44~50節

主イエスは叫んで言われました。「わたしは世を裁くためではなく、世を救うために来た。」そして父なる神さまの御心が「永遠の命である」ことを示してくださいました。この主イエスの叫びを召天者を記念するこの時の、慰めのみ言葉として聞きましょう。教会で召天者記念をするときには必ず礼拝をします。召された方々と共にしてきた礼拝を繰り返します。主イエスのみ言葉を信じて神さまを礼拝してきた方々が、復活の時を迎え、眠りの中から起こされたときに、すぐに一緒に礼拝をするためです。召された者は誰一人として救いの道を遮られることはありません。冥福を祈る必要はないのです。なぜなら、全知全能の、創造主である神さまが「滅びへと裁かない。永遠の命の内に迎える」ということを決意してくださっているからです。だから、先に召された方々と出会うのは死の闇の中ではなく、神のみ前で永遠の命の光の中で出会います。だから、召された方を想う時も主イエスの命の約束の中で想い起します。その時、召された方々と今も地上の生涯を歩むことを許されている私たちとは一つの神の民となります。そこに例外はありません。何故なら、真の裁き主である方が「裁かない」と言われるのです。滅びに定めることはない、と叫んでくださるのです。主イエスはやがて、この実現のために私たちの罪を贖って十字架の上で死んでくださいました。十字架の上でも叫ばれました。私たちを一人も滅びへと裁くことなく、救いの道を拓いてくださったのです。

2018年09月30日