川辺川ダム予定地の視察 3/5
- 五木村の中心に入った所川辺川ダムの計画を知って以来、この目で確かめ
たくてウズウズ?して居た場所へ、やっと着けました。

14番は 国道445号を下り、五木の町並みに入る
ところで、15番は その先を曲がった直後です。

ムカッとするのは、このすぐ左上にも付替道路まで
登るアクセス道が出来ていることです。

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その先のカーブを曲がった所後から思えば、上に上がって 町並み全体も撮って
置けば良かったとも思いましたが、ダム計画と云う
余計な働きかけさえ無ければ 今後も続く町並みで
あるため、全体的な記録など必要なく 現在の表情
のみ記録すれば良いことになる…。

つまり、この記録は 失われる風景の記録などでは
無く、人為的な水没の危機に瀕していた頃の 五木
周辺の簡潔な記録だと思い改める…(-_-)

お土産やさんらしい建物が…二百メートルほど進むと、おみやげ なんかも売って
そうな建物も右側にありました。のぼりも立っており
観光の受け入れ体制がダム計画に拠って潰された
訳では無いことが伺えますが、この時は営業されて
いませんでした。

それでも、観光の要素は思って居たよりも有るのを
受けて、幾らかは救われました。

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家の跡地も見られるが…しかし困ったことに、この地を早々と去ってしまった
気の早い人々の跡が所々に…。場所は、あと三百
メートルほどで役場付近です。

引越しをした人は気が早いと書いてしまいましたが、
実は圧力に耐えきれずに逃れたのかも知れないし、
単に頭がユルかったのかも知れませんが、其れは
他人の推測で解かることでも有りませんよね。(-_-;)

困るのは、空き地が出来れば出来るほど、住民の
胸の内で"ダムの不動感"の硬化が、さらに進んでしまうであろう(-_-;)ということです。

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銀杏の大樹も在りますここは、もう少しで役場…という所です。車載カメラ
なのでチルト アップも できずに構図が悪いですが
銀杏の大樹も在ります。秋の紅葉が輝く 季節にも
一度は訪れてみたいものです。

今日は1月4日…仕事始めなのですが、なんだか
沈んでいるというか「新年スタート」という雰囲気を
感じることが出来ず、なんだか寂しく思いました。

普通は、お正月らしい飾り付けで 雰囲気も整って
いるものですが、それすら薄い…?という感でした。「ここは国から見離された。ダムは
止まらない…」そんな思いが払拭されない限り、お正月を祝う気にも成れないでしょう。
私の こうした見方が正しいなら、国が住民から奪ったものは極めて大きいと云えます。

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人為的な働きかけで活気が削がれるなんて…
この交差点を右に行くと、川辺川を渡り
五木小川 を遡るルートに至ります。

左側には、貴重な鋳鉄製 郵便ポストが
生き残っていますが、その背後は 既に
空き地に変えられ、幾らポストが生きて
いようとも喜べません。(=_=;)
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売店はクール宅急便も受け付けられる…ここマデ来たからには、何が何でもダム現場を見て
撮ることが先決であり、町並みの記録などは後回し
なのですが、左の売店の向こうまで 空き地と化して
いて、それを横目に通り過ぎるのは痛かった…。
(つまり、売店の周囲三方は全て空き地という状態)

前方の白い壁の建物の向こうには、五木東小学校
への入り口も有ります。

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道は狭いが心温まる風景です交差点から 二百メートルほどの場所で、左右には
古き良き民家(勝手に思ってるだけ??)も在ります。
なお、画像は黒側の階調が潰れて出ないので少し
黒を浮かせました。

行き違いが難しい道幅ですが、この辺の対向車は
実に良く 道を譲ってくれるのでした…。これは凄い
事です。でも空き地は、この先 左側にも…。(=_=;)


右は五木荘。いい雰囲気・・・オレンジ色っぽい屋根の建物横を過ぎると 五木の
町並みを出ます。この右側に 落ち着いた佇まいの
宿泊施設も…。過去に こういう所に泊まったことが
ないので、出来るなら泊まってみて雰囲気なんかも
味わってみたいものですが…。(^-^)v

ダムの脅威が去った暁には、いい季節に来たい…。

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