川辺川ダム予定地の視察 2/5
- 川辺川の川辺(写真は川下方向)暗くなるまでに 五木村 周辺の撮影を
行う積りでしたが、現場手前の記録も
残したかったので、川に降り易い所を
見つけ、川辺まで降りてみました。

私が大好きなドンコを簡単に探しても
みましたが、見つかりませんでした。

冬季の割には水量は豊かに見えます。
しかし、僅かながらも泡が残る傾向が
見られ、藻類のようでもある土茶色の
沈殿物も思ったより多く見られました。

水質ダウンの原因としては、通常の生活廃水による汚れも有るでしょうが、それ以上に
上流域で続いている道路工事などによる泥水流入が挙げられるでしょうか。

でもそれは強いて云えばの話であり、日本最後の清流と呼ばれる四万十川でも顕著に
見られるビニールなどのゴミが 岸辺に引っ掛かっている様子も、そういえば目に入りま
せんでしたし、水質も 四万十川より綺麗に見えました。これは随分な違いだと思います。
これこそ、住民の川に対する意識の高さの現れでしょう。

このような清流は、水が流れるだけの水路などではなく、住民が心身一体となって共に
生きる運命共同体であり、魂を写す鏡であるとも云えるでしょう。


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道縁で遊ぶ若者たち先を急ぐと 橋を渡って道は川の東側に。五木北小 の前を過ぎ
バス待ちの中高生たちの前を通って場を濁して?しまいました。
写真は圧縮のせいで細部が崩れて見難いですが、対岸の山で
進む工事(代替道路の設置?!)が、学校の前からも見えます。

配管敷設であろう工事で 路面はカッターで切られていますので
ここは(常識的に見て)水没予定外だと判断できますが、何しろ
"お役所"の所業ですから、たとえ水道管の新設が有ろうとも、それとは無関係に ここも
浅く没せられるかも知れません。これら一連の工事が 若い彼らの目に どう映るのか…。

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ムカッと来る道路付け替え工事上の場所から五分ほど走ったところで、突然にして
「付替国道 道路改良 工事」なる看板が現れ、再び
川の西側に…。場所は 九折瀬 の下付近です。

看板に描かれる右側の道(西側)は 仮設の道では
ありません。トンネルも有るカネが掛かった道です。
この工事現場を迂回道路(というか、既存の新しい
道)から見ると、付替道路まで登る アクセス道路を
付ける等の工事であることが見て取れます。(12番)

気に入らないのは、五木北小 付近からも見えた、付替道路と
思われる工事の延長線と この迂回道路とでは 高さの整合が
取れない(付替道路と思われる道は 数十メートル高い位置に
出来つつある)点です。

更に、付替道路の高さから推定すると、やはり あの学校近辺
までも水没させる計画であることに成ってしまう点です。

何れにしても其の破壊とカネと手間の膨大さは、高速道路の新規建設とも肩を並べる?!
という感です。┐('〜`;)┌

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お高い付替道路と橋が憎らしいカメラの誤操作で時刻が入っておりませんが、あと
数キロ程度で 五木の中心地に着く ところです。
なお 暗くなってきたためフロントガラス内側の物が
映り込んでいますので悪しからず。(~-~;ゞ

代替道路のコンクリートと橋の存在感が「見てみろ
もうダムは動かないのだよ」そんな不動感すら感じ
させる?ところが何とも憎たらしい…。(=_=;)
両側の急な斜面に 二車線の高規格道路を設ける
こと自体も、非常に不合理な行いなのですが…。

もしかしたら、ダム計画が中止に成ったとしても、道路を多く 受注してカネが動いている
ので、その関係者は困らないのかも知れません…(?!)そう思わせるのに十分なのです。

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