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    言うまでもなく、重監房とはハンセン病の患者であった方々に重圧を与えた恐怖の対象であり、絶対隔離の象徴であったはずです。中には、そのようなものを思い出したくないとお考えの方もいらっしゃると思います。私たちは、こうした方々の思いも真摯に受けとめ、元患者の皆様のプライバシーや生活に支障のないように配慮しながら、ハンセン病問題の語り継ぎや教育を行っていかなければならないと考えました。

    その意味で、療養所に暮らす方々から、私たちの活動に、多大なご理解・ご協力をいただいていることに大変心強く感じております。この場をお借りして、心より感謝申し上げる次第です。現在までに、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)をはじめ、各地の療養所の入所者、および退所された元患者の方々が、この運動にご理解・ご協力をしてくださり、数多くの署名を集めてくださっています。

    この運動の発案者でもある、谺雄二さんが、2003年にお寄せいただいたメッセージを掲載いたします。

    谺さんは重監房資料館の完成を見届け、2014年5月11日にお亡くなりになりました。私たちの背中を押し続けていただいたことに深く感謝申し上げるとともに、心からご冥福をお祈りいたします。


■ 谺雄二さんからのメッセージ

     約一世紀にわたるハンセン病患者隔離撲滅政策の“象徴”が、この「特別病室」という名の重監房です。私たちが体験した悲劇は、もう二度と繰り返してはなりません。そしてその再発防止のために、この重監房の復元は絶対に必要です。
     私たち患者・元患者は、ハンセン病問題の全面解決を目指す上でどうしても欠かせない要求の一つにこの重監房復元を掲げ、厚生労働省に対して強くその予算化を迫っております。しかし、私たちの力だけでは足りません。この重監房復元は、国民の人権問題として捉えていただき、皆さんお一人お一人のご意志によって実現してこそ大きな意味を持ちます。皆さんのご協力を心からお願い申し上げてやみません。

              2003年 2月 谺 雄二

 


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