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■ 2004年6月29日午後1時、復元を求める署名を厚生労働省に提出しました。
 ※ 現在は署名活動は行っていませんが、署名提出当時の
   記録を掲載させていただきます。

  • 提出時点の署名数は、107,101筆です。
  • 内訳は以下の通りです。
    • 自筆署名:107047
    • 電子メール署名:42
    • 外国人研究者の署名:22

  • 私(宮坂)が署名提出の趣旨を説明し、谺雄二さんはじめ数名の方から復元を求める要望が述べられました。
  • 同省健康局疾病対策課・課長補佐の橋場氏を始め、3名の職員の方から対応していただきました。その際、橋場課長補佐から「十万人の署名として受けとめさせていただきます」という発言がありました。(私たちはこれを、真摯に受けとめる、という主旨だと理解しています。)
  • 厚生労働省に提出した趣意書はこちらに掲載しました。
  • 提出後、関係者による協議の結果、今後の活動について概ね以下のようにまとまりました。
    • 10万の署名を、厚生労働省は重く受けとめるべきだ。
      まずは復元に必要な調査研究、およびそのための予算化を実現すべき。そもそも設計図その他の、重監房の「設置」「管理運営」および「破壊」に関する基礎資料の所在がほとんど不明確なままですが、これを調査し開示していただきたい。
    • 多数の国民の支援があったことを、私たち自身もしっかり受けとめたい。
      1年間で10万の署名は簡単に集まるものではなく、この問題が国民の大きな関心事であることを確信すべき。全国各地で署名の呼びかけをしてくださった方から、「手応えがあった」というお話をたくさん聞かせていただきました。
    • 今後も署名を続けていこう。(※ 現在は、すでに署名活動は終了しています。)
      多数の署名が得られたとはいえ、(1)厚生労働省によって具体的な行動がとられるよう促す、(2)ハンセン病問題が人々の記憶から風化し忘れ去られていくことを防ぐ、という二つの目的で、さらに署名を続ける。ただし、今後は署名の「数」をたくさん集めるというよりも、この二つの目標の実現に向けて、「実効ある運動」として展開していきたいと考えます。
    • バラエティに富んだ活動を展開しよう。
      (1)ハンセン病問題の啓発活動とのリンク。
      署名は一つの有効な運動形式には変わりないので、今後も実施する。だが、他にもハンセン病問題の「啓発活動」には様々な形がある(「語り部活動」「聴き取り」「絵画や詩などの展覧会・朗読会」「映画の上映会」などなど)ので、これらと有機的に結びつけて署名も展開する(すでに多数の実践例があります)。
      (2)栗生楽泉園の将来構想とのリンク。
      各地の療養所同様、楽泉園も入所者が少なくなり、統廃合される懸念があります。草津の歴史遺産として、また医療と福祉の総合施設として、楽泉園を「活用」していこうという検討がされています。重監房にはその中での重要な「遺産」としての位置づけがある。地元の構想とさらに連携していこう、ということです。
      (3)想像力に訴える資料や教材を作る。
      これまで平面図や写真を資料に使ってきたが、今後は模型やコンピュータ・グラフィックを作るなど、「実感」をもって重監房の様子が分かるような資料を私たちとしても準備してゆく。また、「中を見た経験を持つ人」の語りを集めたパンフレットなどの資料を準備する、など、様々なアイデアを形にしていきたいということです。

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