■■■ベースカラーを決めよう■■■

 着るものが決まったのに、靴とバッグが合わない。そんな経験がありませんか。
だから・・・思い切って基本の色を決めることにました。
私の場合はボトムを紺か黒にしました。茶系も好きなのですが、似合わないことに気づいたので、やめました。ボトムを決めれば、トップは自分に似合う色で、ボトムにも合う色を選べば様々に組み合わせが広がります。

 たとえば、キャメル色のカシミアのアンサンブルは、5年ほど愛用していますが、これに黒のバックサテンのプリーツスカートを合わせると、とても大人っぽく素敵になります。またデニム地のロングスカートにも、よく合います。手持ちのボトムならどれとでも、ほとんど組み合わせOKです。

 ポイントを上半身に持っていき、下半身は出来るだけスッキリ見せるようにしています。派手なストッキングや靴下も、そればかりが印象に残り、なかなか全体がスッキリしないので、靴と靴下はほとんど同色にし、なるべく下半身を色で切らないようにしています。その方が上半身に視線がいくからです。

 スーツやワンピースも、基本的にベースカラー系にしています。そのおかげで、1着のために靴やバッグや小物を買う必要が少なくなりました。スーツの場合はインナーで、ワンピースの場合は、スカーフやストールでも結構楽しめます。ときにはちょっとフェミニンな花柄のスカートが欲しくなる時もありますが、結局手持ちの靴やバッグ、小物と合わせられず、着る機会もないまま、しまい込むことになるのです。

 昨年購入したシビラのワンピースの場合、厚手のダークグリーンと黒の格子織布で、仕立てられたものですが、これには手持ちの黒のトレンチコートにワインカラーの薄手マフラーとバッグ、靴は黒のバックベルトと合わせます。ワンピースの胸元が空いているので、同じくシビラで合わせて買った黒の3連ネックレスをつけます。(このネックレスが普段のTシャツにも良く合い、只今大活躍中です)

 もうひとつ重宝している服があります。もう5〜6年前になるのですが、レキップヨシエイナバで購入した、黒のバックサテンの定番品です。長袖、半袖ジャケット、パンツ、スカートと揃えていますが、今も出番の多い洋服です。

 何年か前の同窓会には、黒のパンツスーツとして着用しました。華やかなブラウスに、バッグと靴をパーティー用のものにしただけです。ちょうど同じ時期に、息子の入学式がありました。その時は、同じパンツスーツに、ブラウスを着替え、カッチリした黒のバッグにパンプスで出席しました。

 そして今、このバックサテンの洋服は、喪服としても着ることが増えています。組み合わせでずいぶん雰囲気が変わり、兼用していることもあまり気にせず、フル回転させています。

 ボトムのベースカラーを決めてから、衝動買いも減り、どの服も使用頻度が増えました。ここ数年は、「レキップヨシエイナバ」が一番のお気に入りです。