■ 曲が出来るまでの経緯
曲の生い立ちを書けば長いので簡潔に書きますが、私が高３の時の夏休み…お世話になって居た美術の先生と化学の先生に連れられて、石鎚山系の「瓶ヶ森」までオカリナを携えてキャンプに行ったことに端を発します。

渓流の湿潤さ…限られた谷間の日差しの下で育った 麗しき草葉たちの輝き…それらが後々まで熱病の如く尾を引き、家に居ても面河にイッテキテ居る状態(笑)に…。もちろんその背景には、幼き頃に渓流などでも宝物を探したりして遊んだ原風景が在ります。

とはいえ全て未完成の暫定版だし、音楽の習得が不十分なまま曲を念じてきましたので音楽的にも厳しいでしょう。それでも、大切なことを見失って久しい人々に視点を案内(?!)する意味も有りますから、敢えて発信します☆ムリは承知で;;;

翌朝は、そこから 瓶ヶ森登山口 まで村道を行き、「瓶ヶ森」〜「伊予富士」までの尾根を東向きに歩きました。往復およそ15kmくらい、累計の登りも1km近くあるでしょうか。

その翌日は雨になったので、避難小屋でオカリナ作りに没頭(~-~;ゞ窓から差し込む白い光の下で作り、夜はロウソクの灯かりの下で 酒を ちびりながら(笑)吹いたりもしました。

『瓶ヶ森を後にして』は、雨霞みの彼方に在る「瓶ヶ森」に残してきた思いと、高校最後の夏が終わる雨霞みの曲です。これも未完成ですが…（~へ~;）ゞ

メロディーだけが出来たり、未だイメージの断片だけの曲は、『濡れ石たち』『清流散策』『面河流水』『霧風に揺れる草葉たち』『流れ雲につつまれて』『美しき山々に』『山の夜』『薄曇りの森に想う』『降りしきる雨−落葉』『夏の緑よ また逢う日まで』『終夏(しゅうか)日』『追想−瓶ヶ森』等です。（^へ^;ゞ想いだけ先に…

■ オカリーナの音に織り込む想い
こうして捻出してきた曲々は、演奏依頼を受けた際に細々と発信してきましたが、そんな機会は限られるし、人前で吹くと 息や指も震えて演奏は更に悪化するので、今まで録音してきたものの中からマシな音源を選んで、Web 発信することにしました☆

そして、より良く演奏できる方には、曲を託したいと思いますので、暫定版のMIDI ですが提供させて戴きたいと思います。もちろん、未完成であるため、今後も変更を行っていきますが、現時点でのmidi を使ってくださる方は、どうぞお声がけいただきたいです。