ソニーHDR-FX1 前項の続き
画質関係は、まだ続々と追加してゆくが、キャプチャーは古いPCで行っているので遅れ気味。
以下は、とりあえず画質以外の項目を暫定で。
電源SWは、右手親指で操作するレバーの一個所だけ。デッキとして使う場合は不便に感じる。
電源が入ると、ポーン♪と、最近の機種では御馴染みの?!起動音が出る。
ファインダーのアイ カップは、カタログ写真では構造が不明だが、実は薄いゴムが内側向けに
カールし、内側は開けた開断面の中空形状。極めて柔軟で、眼鏡にもフィットし跡が付かない。
しかし非常に汚れ易いので、私は荷造り用 粘着紙テープで ビチャビチャと汚れを取っている。
この方法では、アイ カップ以外に、レンズ フードのゴム部分などもキレイに。ボディーの掃除も
出来るが、レンズ周りの黒い半光沢部分の塗装は、一部が剥がれやすいので要注意!
液晶モニターは、最近の防汚タイプなら目に見える問題は起こらなかったが、以前の機種では
表面のコーティングが剥げた事も有る。レンズも同じ。高価だが、レンズ プロテクターは欲しい。
表示は、液晶モニターは明るくクッキリで、ファインダーはモニター調。でも どちらも当てになる。
ダイナミックレンジ等は、今の液晶テレビと似ている感であり、飛んだり潰れたりしているように
見えても大丈夫だったりするが、画の調子は重要なので、撮影時の露出には神経を注ぎたい。
大きくは、大面積のハイライトを飛ばさず、かつ人肌等の中間調を自然に出せば最善だと思う。
今ある液晶テレビなど、ややダイナミック レンジの狭いディスプレイで再生する場合は、ゼブラ
パターンは100%+表示(デフォールト)として、広い面積にはゼブラが出ないように気を配る!
花びらや葉っぱのエッジなど、狭く細い部分には、むしろ全く出ないように撮ると全体の調子が
暗く写って失敗する。ブラウン管など、階調が素直に出るディスプレイでは、絞りを1ステップは
開けられることも有る。というのも、100%+で警告されていても、色が僅かに残っているから…。
もちろん調子に乗ってゼブラを出しすぎると失敗の原因に成るので要注意!
カセットは、カセット蓋のレバーを動かしてから開く操作が、名機DCR-VX1000等より やり難い。
というかVX1000のは操作性・スピード・剛性感・高級感など、全てが最高である(;_;)うぅっ
カセットが納まるホルダーの部分は鉄板も薄く、貧弱。指でカチリと閉める感じもシックリこない。
ホルダーが下がってから蓋を閉めるのは他機と同じ。閉める音は、カポッと薄い感じ(^^;
なんでVX1000の構造を採用しなかったのかね〜まったく。
撮影は、ゲイン・アイリス・シャッタースピード・ホワイトバランス 何れもが独立してマニュアルに。
其れはプログラムAEそのものだが、たとえば明るさ補正のためにアイリスだけマニュアル操作
しても、カメラ側が明るさを維持しようと働くため、画像がボケて甘く成ったり、スミアが出やすく
成ったり、ノイズが浮いたりするので、他の項目も一様に固定するのを忘れないこと!
しかし慣れないうちは、どの項目を変えれば良いのかが 瞬時に判断できなくなったりする時が
あり、その時は、後部のシャッタースピード調整ダイヤル(メニューと録音レベル調整を兼ねる)
で、明るさ調整を間に合わせてしまったりする(^へ^;ゞ
オート中心で失敗なく簡単に撮るには、日向のピーカン感や日陰感を出すべくAEシフトを+2〜
-2というように幾つかをピクチャープロファイルに登録し、さらにAEリミット(絞られる上限をF4・
F6.8・F11から選ぶ)やゲイン設定も吟味すると良い。発表会などのステージでは、オートゲイン
リミットを6dB程度に抑えると、照明が落とされても、暗い雰囲気が そのまま撮れてGood☆
ピクチャープロファイルの切り替えは、そのボタンを押してから 6つの中からダイヤルで選んで
決定する。もちろん撮影中は操作に附随する電子音は出ない(電子音を常時消す設定も可能)。
全てオートで、ピクチャープロファイルだけ 任意に切り替えながら撮るのも手だと思う。
ただ私は、単なるAEシフトではなく、明るい場面は明るめに…中レベル明るさは中レベルに…
暗い場面は暗めに…。そうしたAEを望むため、アイリスやゲイン リミットを駆使して実現すべく、
研究を続けたいと思う。と云うのも、いささか指掛かりが浅くて回し難いアイリスつまみは、特に
手持ち時にブレやすいので、録画中は使いたくない!だからAEに頼りたいのであった…。
今までの明るさダイヤルも附随し、切り替えで使える仕様であれば最高に嬉しいけど…。
あと、ゲイン スイッチとWBスイッチ、そしてNDフィルターとフォーカス スイッチが其々似たような
形状で並んでいるため、手探り操作時に迷ってしまう!これは慣れの問題だが、取り合えずは
マジックテープのイガイガの有る側を小さく切って貼り、手探り時の目安にする等で対処したい。
VX9000の時も、この方法でフォーカス スイッチの在り処を判りやすく対処したのでイケルかな?
で、手ぶれ補正は、どうも私の手ブレとは合わないらしく、美しい手持ち撮影が叶わない。更に
三脚使用でパーンした時の不自然な動きも気に成る。手ぶれ補正の入り切りはユーザー設定
ボタンで素早く出来るものの、手持ち時のブレばかりは如何ともし難い(^^;うー…
VTR関連では、まず一時停止→再生といった操作でも画は乱れない。ただ、レスポンスは遅い。
これは恐らく再生前に 停止位置から前の情報を参照し、連続させる処理が入るため。流石!
サーチ画像は、ビクターHD1と同じくモザイク状の画になるが、HD1と違って連続した画となる。
i Linkでテレビに繋いで再生する場合、サーチ画は数秒間のサーチで出る。ポーズ画は出ない。
i Link機器としては機種を認識するが、コントロールは不可。(ソニーKDF-50HD900の場合)
録画時に失敗し、シーンを撮り直す場合は、以前の機種に有ったエディット サーチは無いので、
VTRモードで頭だしをするしかない。その場合、録画開始 位置は、停止位置から約20フレーム
ほど後になるようだが、数フレームはバラつく。MPEGゆえにコマ単位の指定は無理なようだが、
な〜んだかアバウト(笑) 例えばテープの冒頭にカラーバーを10秒カッチリ入れ、本編は10s00f
からスタートさせる♪というような作業も無理で、勘で10秒後に録画ポーズを掛けるしか(^へ^;ゞ
とはいえ、何処から上書きしても、基本的には前シーンから綺麗に繋がるのは流石!
録画ポーズ状態が約5分続くと、ヘッド ドラムは停止し、カメラスルーのみになるのは歓迎する
仕様だが、ドラム停止からの立ち上がりは、画を連続させる処理のためか遅い。しかも録画→
直ぐに再停止した場合は、ピン♪ピポン♪と動作音は出るが、録画されないみたい。
電源ON直後に短く録画した場合は、録画ポーズ時にピポン♪と鳴って、再度ピポン♪と鳴る。
これは恐らく、書き込みが終了した合図。録画中、或いはポーズ直後に電源を落とした場合は、
繋ぎ目で約0.5秒フリーズするというMPEGお馴染みの状態に。慌てず確実に操作しよう☆
でもって、カタログなどでも説明される通り、コマ撮りは出来ない。手動で短く撮ると、約0.5秒が
最短 録画時間であることが判る。もっとも、短く撮っても綺麗に繋がるので安心されたし☆
(短く撮ったシーンを撮り直したい場合は、上書きの為の頭だしが困難!シーンは長めに…)
FX1同士をi Linkで繋いでダビングするのは、如何やっても、やはり繋ぎ目でフリーズする(^へ^;
これは、再生側を再生のままにして、録画側をポーズからスタートしても、フリーズは免れない。
内部的に大容量のバッファと演算装置で、ノンリニア的な処理を経ないと無理だろうなぁ…。
PCでの編集は、非常に高スペックを要するため、おいそれとは出来ないだけに残念である…。
あと余談だが、ビクターHD1撮影分のテープを再生すると[SP]と表示されるが、ソニーFX1撮影
分のテープでは出ないのは、LPモードの追加予定は無いから?!
※書きたいことは他にも有るけど、UPを急ぎたいので、この辺で暫定UPしちゃいますm(_"_)m |