HD Video Camera Recorder レポート 4/6
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 ソニーHDR-FX1 前項の続き 

 ここでは、FX1撮影のテープ画像のうち、特に解像度を表すのに好適な画像を選んでお届けします。画像は、CMOSセンサー搭載でファミリーサイズに凝縮された超小型HDVカメラSONY HDR-HC1(2005年7月7日発売)本体のJPEGキャプチャー機能により、1440×810ドットを切り出したものます。そのHC1については、より一般向けな内容として別ページで紹介しましょう☆

 懸命な読者はお気づきかと思いますが、縦方向はHDV オリジナルの1080ではありません☆その理由は、HDVが横長画素(横寸法は縦寸法の1.333…倍)の規格であるため、正方画素しか扱えないPCに横方向1440ドットのデータを渡すには、縦サイズを0.6倍の810に抑えないと縦横比が狂ってしまうからです(^^;ますますヤヤコシイ?

 しかしながらこの画像サイズは、横方向がHDV規格そのまま出るので、今までネット上で多く発信されたフルHDに変換したものに比べて、横方向への崩れがなく的確です。縦方向の情報量は減っている理屈ですが、どのみちフィールド(540本)から足りない走査線を補ぎなって生成(補間)することになる筈なので、これこそ的確な仕様ですね。

★閲覧方法★縮小画像をクリックしてください。原寸(1440×810)サイズが別窓で開きます。SD相当の画像と書かれたリンクは、SD相当の画像(852×480)※が同じく別窓で開きます。Windowsでは、Alt + Tab キーでHDVとSDの両ウインドーを交互に切り替えて見ると便利です☆撮影時のデータは、其々【絞りのF値,ゲイン,シャッタースピード,ホワイト バランス】の順。

※SD分は、HDVをDV変換し、i link経由でキャプチャー(BMP保存)したものをJPEG変換したSD相当のファイルですが、横方向は単純な720→852という画素変換で崩れ、縦方向はフィールド キャプチャー(240本)のまま最適化されていないので不利なんですが、視覚的にHDとSDの差を捉えられるし、固定画素ディスプレイにおける動画の見え方に近いので、敢えて掲載します。PC上ではHDVもSDも正しく表示できないことに対応したものであることをご了承ください。

 なお、ここに掲載するHDV オリジナルの画像は、ハイビジョン カメラの素晴らしさを正しく伝える目的に限り、販売店さんを含めて使用を許可しましょう!(常識ですが、当サイトが出所であることを判るようにして頂きます)たとえば、何の画像であるか?が判らない状態でお客さんの目に留まるとか、HDVの正しい知識を持たない販売店さんは、条件を満たせないのでダメです。マニアのコレクション等もお断りします★もし画像の掲載に問題が有る場合は教えてください。即刻削除します☆

 

▼Clik (191KB)
HDR-FX1撮影:薄暗い部屋での再現性を見る←中望遠の手持ち撮影で、照明は蛍光灯のみ。厳しい撮影条件ですが、セーターの編み目まで繊細に描写されています。(この作例は文字の織り込みで再エンコードされています)

子どもたちのキラキラな ひとときも、まさに記憶を超える感動的な動画で残せる時代になりました☆(;_;)コストも安いし;;嬉し泣きキマスよ

ご注意:これは知り合いから頂いた画像です。悪用は絶対に禁止です。

ところで、最低 被写体照度6ルクスで、光学式の手ぶれ補正を持つFX1では、ノイズも浮かず優秀ですが、これが最低 被写体照度15ルクスで、電子式 手ぶれ補正のHC1だと、何処まで善戦できるのか? も、もちろん注目しますよ☆  F2.2 3dB 1/60秒 AWB


▼Click (240KB)
HDR-FX1撮影:着物の柄で解像度を見る←テレ端寄りの三脚撮影。左側の着物の細かい市松模様(まるで動く解像度チャート?!)に注目!奥の手を振りあげている最中なので、動きブレも少しあります。

まさに妥協無く解像度も伸ばされていることが判りますね?参考:SD相当の画像←Clik (49KB)

SD相当の画は、SD最高レベルの解像度となっており、一般的なカメラでは、ここまでのディテールは出ない筈。 F3.4 0dB 1/125秒 屋外

▼Click (167KB)
HDR-FX1撮影:動きのある一瞬の再現を見る←薄曇りの観光街で、手前を横切る細い人通りを潜った中望遠の三脚撮影です。何かを話しながら手を振り下ろす瞬間が、手に持った何かを見せているみたいに見えるので切り取ってみました☆

この条件だと、スチール写真で最高の一瞬を切り取るなんて不可能といって良いのですが、HDVは毎秒30フレームもの連写ですから余裕です

この作例も文字の織り込み加工で再エンコードを経ていますが、セーターの編み目や毛玉(笑)といった細部、指先や肌の表情、髪と背後の黒の分離などに注目☆動画の一部とは思えない高品位な描写は、クル…クル…うるうるクル;; F2.2 0dB 1/500秒 屋外

▼Click (420KB)
HDR-FX1撮影:毛並みの自然な再現を見る←曇りの夕方に、ワイド寄りの画角で三脚使用。ディスプレイの特性に拠っては暗部が潰れるかもしれませんが、ちゃんと階調は出ています。

これも写真ではなく 動画の1コマなんですよね。写真のような動画。。。まさにムフフの宝庫☆

F2.6 0dB 1/125秒 屋外
▼Click (305KB)
HDR-FX1撮影:花びらの描写を見る←雨の夕方に、背後をボカすべく中望遠で撮影。もちろん三脚使用。NDフィルターは入れていると思います。

鮮やかで繊細な色も濡れた質感も、豊潤な階調や解像度により凄まじいディテールで描かれてます。(葉の緑は、春先なので濃くありません)

F3.1 0dB 1/60秒 屋外

いかがでしたか?動画のままお届けできないのが残念ですが、約1.56メガ ピクセルにも及ぶ高精細な動画規格『HDVハイビジョン』なら、今までのビデオでは写せなかった「感動」まで さりげなく記録してくれますよ☆

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作成:(2004)11/3,5_12/18,19,22 (2005)1/8~10_6/20~23,27