環境・バイオ部のホームページ

環境・バイオ部では、食品、環境から機能性材料にいたる幅広い研究を行っています。

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■ 平成20年度研究テーマ

【食品】

◆清酒製造における伝統的製造技術を活かした機能性飲料の開発(経産省地域資源活用型研究開発)

 米を原料とし、清酒製造における伝統的製造技術である生モト造り由来の乳酸菌を用いた高機能性乳酸菌飲料を開発します。植物原料に由来する乳酸菌飲料は、これまでの乳由来乳酸菌の持つプロバイオティクス効果に限らず、新しい機能性を含むことが期待されます。


【食品】

◆清酒の酷、旨味と化学成分に関する研究(経常研究)

 清酒の「酷」、「旨味」についてアミノ酸類、核酸類の分析結果と呈味との関係を調べ、製造規格との関係から成分の由来を検討します。


【食品】

◆兵庫県産イチジクの生活習慣病予防効果に関する研究(経常研究)

兵庫県産「イチジク」(生産量全国第3位)を利用して血糖値上昇抑制等の生活習慣病予防効果をもつ機能性食品素材の開発を検討します。


【食品】

◆坦子菌米を用いたヘルシーな食酢の製造に関する研究(経常研究)

 坦子菌米を原料とした坦子菌米酒はβグルカン、GABA等のヘルシーサポート成分を含有します。この坦子菌米酒から、坦子菌類の生産する免疫賦活成分を含有する食酢を開発します。


【食品】

◆食品の安全性評価に関する研究(経常研究)

 本研究では食品素材に含まれる可能性がある有害成分の確認方法ならびに副資材の使用基準の策定方法について検討します。


【バイオ】

◆電磁誘導加熱式亜臨界水抽出装置によるバイオマスからの有用成分抽出(経常研究)

 平成19年度に開発した電磁誘導加熱式亜臨界水抽出装置を利用して、種々のバイオマスから有用成分を抽出し、本装置の有効性を明らかにします。


【環境】

◆中温型SOFCへの適用を目指したアパタイト型固体電解質薄膜の高イオン伝導化(文科省科研費基盤研究)

 固体酸化物型燃料電池(SOFC)は、燃料電池の中でエネルギー効率が最も高く今後の発展が期待されています。本研究では、薄膜化したアパタイト型イオン伝導体を電解質として用い、中温域で作動するSOFCを開発をします。


【機能性材料】

◆光メモリ素子用材料の特性改善に関する研究(経常研究)

 機能性有機色素と無機系素材との組み合わせ(ハイブリッド)により、優れた光応答性をもつ光メモリ素子用材料を開発します。


■ 過去の研究テーマ

【環境】

◆アパタイト型イオン伝導体に関する研究(経常研究、H18JSTシーズ発掘試験)

 アパタイト型イオン伝導体は、500〜600℃の中温域で高い伝導性を示すため、中温作動型酸化物燃料電池用電解質として期待されています。当所では、アパタイト型ランタンシリケートに少量のMgを添加することによりイオン伝導度が増大することを見出しました。また、これを電解質とした燃料電池で実際に発電できることを示しました。さらに、平成18年度のJSTシーズ発掘試験において、溶射法により金属やセラミックス基板上に緻密なイオン伝導性の薄膜を作製することに成功しました。

アパタイト型イオン伝導体のホームページはこちら...


■ 本ホームページに関するお問い合わせは、環境・バイオ部吉岡(hide@hyogo-kg.go.jp)まで