前作もそうでしたが3Dで描かれたリアル等身のユニットグラフィックは”見事”です。
また途中で入るデモやコンビネーションアタック(合体技)などは非常にこだわりが見られ、前作以上に
力が入っています。ファンも納得の出来と言えるでしょう。
操れるユニット数も100近くもあるので、原作の雰囲気を味わいたい方も満足ではないかと思います。
今回の参戦作品は以下の通り。
「リーンの翼」「機動武闘伝Gガンダム」「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」
「聖戦士ダンバイン」「超時空要塞マクロス」「超時空要塞マクロス 愛・覚えていますか」
「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」「蒼き流星SPTレイズナー」「ブレンパワード」
「機動戦艦ナデシコ」「劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-」
「重戦機エルガイム」「機甲戦記ドラグナー」「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」
「A.C.E.オリジナル」
かなり魅力的な作品が揃っていると言えます。ただ劇場版が公開された機動戦士Zガンダムが
入っていないのはちょっと物足りない気もしますね。
前作はあまりにも問題が多かったため、全体の評価も前評判ほど高いものではありませんでした。
しかし今作はどちらかというといい面が前面に出ている印象があります。
それは前作指摘された問題のほとんどを解決しているからでしょう。
良くなった点を簡単に挙げると・・・
・味方キャラが画面に出てこない→ちゃんと一緒に戦ってくれます。
・選択した機体のキャラが喋らない→しっかり喋ります。
・BGMのアレンジが変→比較的無難に原曲に近づいたものになっています。
・操作性が悪い→若干ロックオンで問題はありますが、良くはなっています。
・改造がバランス変更のみ→今回はスパロボ方式で強くなるだけです。
前作よりもスピード感が増したため、原作のらしさは再現されているなあと思います。
ただその分、若干機体が軽く見える弱点はあるかもしれません。数多くの敵をかわしつつ
倒していくのは爽快感があります。また僚機も活躍してくれるので、一緒に戦ってる感を
味わうことも出来ます。
「出撃やイベント時の3DキャラCG」:トゥーンシェイドっぽいCGがどうにも違和感があります。
「イマイチなオリジナル」:キャラや展開などが凡庸でどうも好感が持てませんでした。
「同じキャラなのに・・・」:同じキャラでも演技の感じが統一されていない印象でした。
「ロックオンはまだ問題あり」:特に目標と関係のない敵にロックオンされることが多いのはちょっと・・・。
「やらされてる感」:ミッションがやらされてる感があるものが多い感じです。
「テーマソング」:OPデモと共に流れますが、合ってません。曲が被っていない方が安心できました。
「クールなインターフェイス」:中途半端に冷たい感じでゲーム全体からすると違和感が。
「メール機能」:特定のキャラからメールが送られるのですが、あまり必要性を感じません。
「敵の思考が弱い」:同じ戦法で強敵を倒せるのは、もう少しなんとかして欲しかったです。
全体的には「リアルロボットのアクションゲーム」としては素晴らしい出来であると思います。
前作の弱点を克服し、さらにディティールへのスタッフのこだわりは充分評価に値します。
やりこみ要素もありますし、参戦作品も多いので、満足度は高いと思います。
参戦作品に興味のある方はぜひプレイしていただきたいゲームです。
個人的には特典DVDに収録されているアニメ監督および関係者インタビューが面白かったですね。
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