第11回 東京国際映画祭

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◇協賛企画「東京ファンタスティック映画祭」レポート

メインの東京国際には1本も行かず(『ゴールデンボーイ』 取れなかったんだもん)協賛企画の「英国映画祭」と「東京ファンタスティック映画祭」の映画を見ることになりました。

■協賛企画「英国映画祭」
◆オープニングセレモニー&『鳩の翼』-Oct 24.1998
多分混むだろうと思って午前10時から並んだ。すでに列はできていたけど、会場内に入ったらそれほど混んでなくて、オープニングセレモニーがあるので関係者席が多かったけど、前の方の席をゲットできた。
協賛がジョニーウォーカーとドリームキャストで、会場ではウイスキーが配られ、スクリーンではせがた三四郎や湯川専務のCMが流されている。まだ持っていないチラシをゲットしつつ、英国映画祭パンフレットが目に付いた。やっぱり4本見る予定だから1冊買っとくかなぁ、と思いつつ見本を手に取った瞬間、後ろから「お姉さん、そのまま」と言われた。なぬ?と思って振り返ると、脚立に乗ったカメラマンではないか。がぁっ!!と驚いていると「そのままパンフレット持って」パシャッパシャッ。んがっ!!ひゃ〜!写真撮られてるよキャー!(←すんません、こういうの初めてだったもんで)ってな感じで何枚か撮られてしまった。そんなわけで速攻パンフ購入(笑)

司会の女の人はどーもキナ臭いフェロモンを出していてちょっと嫌な予感がしてたんだけど、それが分かったのは2本目の上映後だった。映画祭のお偉いさんの挨拶(名前忘れた)の日本語通訳が英国人なので日本語訳を聞いてもよく分かんなかったんだけどそれを聞きつつ、なんかいきなり『鳩の翼』に出演していて、日本でもラックススーパーリッチのCMに出演していたアリソン・エリオットが登場した。実は来日ゲスト全員が出てくるのかなぁとちょっと期待してたんだけど(フランス映画祭みたいにね)やっぱり違った。セレモニーつったってそんなたいしたことしないんだねぇ。
さて、アリソン嬢ですが、とても綺麗です〜。だけど、今まで彼女が出演していて見た映画は『この森で、天使はバスを降りた』だけなんだけど、その時はほぼ素顔だったんで今回は化粧がずいぶん濃いと思った。ちなみにこのあと上映された『鳩の翼』でもほとんど素顔で、けっこうソバカスが多いんだけどそれがかえって薄幸な感じで可愛かったっす。

役柄についての質問や、ラックスのCMでの「サラサラ〜」も披露してくれたアリソンの髪の毛はやっぱしめっちゃ綺麗でした。

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右の写真の男性がエライ人ね

◆英国映画祭『マイ・スウィート・シェフィールド』-Oct 24.1998
1本目の『鳩の翼』を終えて、急いでまた並び直す。こういう時の自分がちょっと怖くなる。きっと凄まじい顔して階段を駆け降りてるハズ(笑)
かなり後ろのほうの列になっちゃって、きっとピート・ポスルスウェイト(以下コバヤシ)を近くで見ることができないだろうと思っていたら、順番的には遅いほうなのに開場されたらやっぱり前のほうが空いていた。コバヤシ目当ての客ってそんなにいないのだろうか?と思ったんだけど、そんなことはありませんでした(笑)

そのコバヤシ、上映後のティーチ・イン準備の最中のステージに上がってしまい、スタッフから「まだです〜!」と言われて慌てて下に降り、顔を真っ赤にしながら照れながら手を振ったり両手親指ぐぅ!したりカワイイオヤジって感じだった。

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ステージ脇で待機中(真ん中の人です)

ティーチ・インではコバヤシのほかにプロデューサーと、今度は日本人の翻訳家が付き、そしてオープニングで司会をした女性の4人がステージに上がって始まった。この司会者、コバヤシの名前を「ピーターさん」と間違えたり「ほんっとにいい映画ですよね〜」(←お前ホントに見たんか?!え?)などと空々しいくらいのお世辞を言って会場中の失笑を買っていた。まさに嫌な予感的中で脱力。

コバヤシに対する質問は
「ハリウッド映画と英国映画はどっちがいいか?」「どっちがいいなんて言えない。どっちも大事だ」とか
「撮影の雰囲気はどうだったか?」「待ち時間にみんなで歌を歌っていたら、監督が気に入って映画に取り入れたんだ」
などと(ちょっと忘れちゃったけど)いうものだった。白が混じったヒゲに、裏でジョニーウォーカー飲んでたっぽい感じの赤ら顔、くるくる表情を変えながら陽気にオヤジギャクを飛ばす様など、ますますファンになりました。誰か一緒だったら「コバヤシー!」って叫んだと思うんだけどな(え、それはちょっと)

◆英国映画祭『アイ・ウォント・ユー』-Oct 25.1998
今回もまた17時くらいから並ぶ。チラシにはゲストが来るようなことが書いてあったけど、結局なにもなく、映画上映のみとなった。それはそれで構わないけれど、あまりにも素っ気無い感じでちょっとつまらなかった。

◆英国映画祭『サンセット・ハイツ』-Nov 4.1998
平日昼間だったので、開場30分前に行っても20人ほどしか並んでいなかったし、座席も結局満席とはならなかった。全然チェックしてなかったんだけど、上映後のティーチ・インでコルム・ビラ監督がエビアンを持って登場した(カメラ持って来なかったのが悔やまれる)
満席じゃないのに、さらに映画が終わってすぐに帰ってしまう人もいてちょっと可哀相な感じだったけど、質問する人がいっぱいいて何故か私が安心したりして(笑)だけどこういう時にちゃんとしっかりしたことを質問できる人はすごいと思う。しかもちゃんと的を得ているし。フランス映画祭の時のような自分の知識をひけらかすような質問もなく良かった(質問内容については映画レビュー参照のこと。ほかにもあったけどネタバレな質問だったので割愛します)
ただ翻訳家がまた英国人で日本語訳がまたしても分かり難かった(というより自分が英語勉強しなきゃダメ?)
2001年現在でも公開されていない作品なのが残念だけど、貴重な映画&ティーチインを見せてもらって感激した。
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