第6回フランス映画祭横浜1998
Jun 11〜14.1998
パシフィコ横浜/会議センターメインホール

◇Movie Index
home

■日程表(日付リンクはレポートへ。映画リンクはレビューへ飛びます)
6月11日(木)6月12日(金)6月13日(土)6月14日(日)


うそつきな彼女
肉体の学校
短編映画特集
神のみぞ知る
たれ込み屋
天使が見た夢
恋するシャンソン
TOKYO EYES
夢だと言って
ねじれた愛
ジャンヌと素敵な男の子
変人たちの晩餐会
(改題:奇人たちの晩餐会)
パパラッチ
情事の後
シリアル・ラヴァー
ルール違反
マリウスとジャネット
(改題:マルセイユの恋)
愛と復讐の騎士


◆6月12日(金)
早めに来て様子をみようと16時前に会場入りする。日程が書かれたボードには映画によっては「SOLD OUT」の張り紙がしてある。どうやら午前からお昼にかけての映画は当日券もあるみたいだけど、夕方や夜の映画に関してはほぼ売り切れらしい。私が前売りを買った3本の映画もすべて「SOLD OUT」そして何気なくとなりの張り紙を見たら何と!

エールフランスのストライキにより、オープニング舞台挨拶が11日から12日に変更になったらしい。そしてそれは嬉しいことに私が見る映画の前に行われることになったのだ!!やった〜!

だけど、この日は上映前の舞台挨拶や質問コーナーが長引き、開場入りできたのは予定より30分以上遅れてしまった。そして座席のほとんどをプレスとVIPで占められていたため、一般客が座れる席はほとんどなかった。それでも立見や階段に座り見が多い中で右側の後ろとはいえ座席を確保できたのはラッキーだった。

付け加えておくと、各映画とも招待券での入場者は前売りや当日券購入者よりあとの入場になる。だから人数が多ければ入場できない場合もあるらしい。どうしても見たい映画の場合は前売券を買っておくのが得策でしょう。

18時過ぎ、舞台挨拶が始まった。映画祭会長ダニエル・トスカン・デュ・プランティエの挨拶、シラク大統領の言葉をジャン・ジャック・ベネックス監督(『ベティーブルー』)が読み上げた。ジャン=ベルナール・ウーヴリューフランス大使の挨拶までは日本語訳がつけられ、高秀秀信横浜市長の挨拶では仏語訳がつけられた。カルティエジャポン代表の挨拶の後、フランス代表団団長の女優サビーヌ・アゼマ(『恋するシャンソン』)が登場した。

「コワッ!」(アクセントがこんな感じなのだ)

パンツスーツで登場したサビーヌの第一声は日本語。厳かな雰囲気の会場が一気に和んだ。あとはすべて仏語のスピーチだったが

「フランスで行われているワールドカップでなくこちらに来てくれてありがとう」
という時事ネタ(笑)を交えながらテンポよく喋った。そして来日したゲスト紹介をした。

プロデューサー、監督、出演男優女優、総勢40名以上が一気に登場した。写真では本当に小さくてよく分からないけど、肉眼ではもう少しよく見えた。ヴァンサン・ペレーズが髪も髭もボーボーで老けたなぁとかちゃんと分かったし(笑)

写真
横に3列に並んでいるのが分かるかな?

そして大拍手喝采の中、舞台挨拶が終了。そのまま『恋するシャンソン』の舞台挨拶が行われた。主演のサビーヌと共演のランベール・ウィルソンが挨拶。アラン・レネ監督は画面に写真だけ登場した。本編レビューはこちらへ

映画終了後、サビーヌは赤いドレス、ランベールはタキシードで登場し質疑応答が始まった。しかし遅くなってしまったせいか、帰る人がゾロゾロ。私はここぞとばかりに前に突進して、通路に腰掛け写真を撮りまくる。写真ではあまり大きく見えないけど、肉眼では本当によく見えましたよ。

写真
左がランベール・右がサビーヌ

「歌の部分は難しくありませんでしたか?」という質問には
「普通の台詞と同じように気持ちが入った」「リズムを取らないように気を付けた」などの回答。
そして「好きな歌はどの歌でしたか?」の質問には
「それって私に歌えってことなの?(笑)」とサビーヌがおどけた。場内爆笑。そして「私は歌はダメだけどはうまいのよ」と薦めてみせた。ランベールはオペラも歌えるほど歌がうまいらしい。
「自分のシーンの曲ではないけれど」と少しだけ歌ってくれた(でも何の曲だか忘れちゃった!)拍手喝采。
残念なことに本当に時間がなくてここで終了となった。そこでサビーヌはすかさず「まぁ残念。時間があったら歌おうと思ってたのに」
といって再び開場を沸かせていた。

その後すぐに2階でサイン会が行われたけど、疲れていたのとたくさん並んでいたし、きっと全員はしてもらえないだろうと思って帰ってきてしまった。でも、どうやらサインは並んだ人全員にしてくれるらしい。フランスではサインすることさえありえないことで、この映画祭だからこそ、こうしてにこやかにサインしてくれるようだ。私も並べば良かった!と今でもとても後悔している。
home