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ランチの場所は前回と一緒で「Blue　Marine」だ。
駅から海岸の方に真っ直ぐ行って左側にあるお店だよ。

パパは大好きなカレーを、ままはホットケーキ＆フライドポテトを
食べたよ。
(；＾□＾)あはは…　いつもと変わり映えしないねえー
ままはフライドポテトには目がないからねえ。

食後は、一番にコスモス目がけてまっしぐらだ。
ままが、「実は早く着いちゃったからもう見てきたのよ～♪」と言うと、
じゃあ、案内して～♪とお願いされてしまった。
案内というほど自信がないけれども、ままは一応コクリと頷いた。
だってね、ほれっ！方向音痴だからさっ！

先ずは海岸の方に向けて散策だ。
のどかな秋の陽だまりの中、家族連れや、サークルの
仲間なんだね、双眼鏡を持っているからバードウオッチングなのかな？
それに、ボランテイアなのかな？ゴミ撲滅運動らしき人々達で、
公園は賑わっていた。

黄コスモス畑が見えてきた。
今朝回ったコースとは逆の方から出てきたから、なんだかまた
感じが違って見えた。
コスモスの向うには海が見えたよ。
まるで、一幅の絵のようだ～♪
と、思っていたら、この美しい姿を絵にしない人がいないわけがなく、
なんとしっかりと、正にキャンバスを広げて、スケッチをしている
ではないか。
お年寄りの絵画同好会のような人々だった。
こういう趣味はステキだよねえ。
ままも、絵が大好きなんだから、年を取ったらやるといいのになあ・・・

気持ちがいいねえ～♪
僕は大きくハーッって深呼吸をした。
なんだか、肺の中がきれいになったみたいだ。

葛西臨海公園駅前に11時45分の待ち合わせだった。
この駅のそばには噴水があって、ベンチもたくさんあるからね、
ちょうど空いていたのでパパ達はコーヒーを飲みながら、そして、
僕もたくさん歩いたから、お水を少しだけ飲んだ。
僕ってね、お水を飲むのが苦手でね、すぐグフッグフッって変な
声を出してむせてしまうんだ。
気管が狭いのかな？

そろそろ時間だねえ。
今日は僕達以外は全員電車だ。
パパが空き缶を捨てに行っている間、駅の方をじーっとままは見ていた。
でもね、ままって観察力が大体ないんだよねー
見つけられるのかなあ？

「それがね、ユイちゃんが胃腸炎を起こしたみたいで、病院に
連れて行ってからなので、遅くなりますって連絡があったのよー・・・」
「あらっ！ユイちゃん、お留守番で大丈夫なのかなあ？」
そんなことを話している時に、ひなママさんの携帯が鳴った。
「ミチコママさん、すぐそばまでもう来ているみたいよー
あーっ！あそこだっ！」
パパがお休みだったから、面倒をみてもらえたらしい。
「リルちゃんやマオちゃんが家にいると却ってお外に出たがるし、
大人しくケージで寝るには、いない方がいいから連れて
きちゃったわー」
ミチコママ家はユイちゃん、ミナちゃん、リルちゃん、それに
昨年家族の仲間入りをした、マオちゃんの４パピ家族だからね。
多頭飼いって、何かと大変なんだね。
でも、今日は参加できて本当に良かったな。
優しいパパさんがお世話してくれるから、安心だね。
どうぞ、早くユイちゃんのお腹がよくなりますように・・・
僕は心の中でお祈りした。

「蘭丸くん」は愛称「らんたん」って呼ばれている。
可愛いニックネームだねえ。
僕は時々ハピッピって呼ばれるけれど、みんなも、もう一つお名前を
持っているんだね。
らんたんくんは今月の26日で2歳になるそうだ。
ちょっと早目だけれど、
Happy♪(*￣ー￣)ノ”iiii Birthday♪

自己紹介を終わった頃に、ひなママさんとマリンママさん達が
僕らを見つけてやって来た。
「うわ～！お久し振り～♪」
掲示板などでいつもお話していたから、ままは思ったよりも
会っていない気がしなかったみたいだね。
「あれっ！ミチコママさんがまだねえー・・・」
いつも遅刻しないミチコママさんなのにどうしたのかなあ？

パパが戻るなり、「パピヨン連れの人があそこにいるけれど・・・」と
ままに教えた。
ほ～らね！やっぱり、ままは見つけられなかったよー
「ああ、きっとありすさんかもしれないわ～♪」
ままは「どこ？どこ？」ってキョロキョロした。
あっ、いたいたっ！きっと、そうだわっ！
「こんにちは～♪ひょっとしてありすさんかしら？
やしのみです。」
「あらっ、やしのみさん、ありすです、こんにちは～♪」

ハジメマシテ～(*^。^*)
うおーっ！可愛いパピちゃんだぁ～！♪
僕は、躍り出た。
「僕ハッピーだよ～♪よろしくねえ～♪」
「僕は蘭丸だよ～♪よろしく～♪」
僕達もお互いご挨拶だ。

そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪　ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？

それにね、心の中までもすっきりしゃっきりした感じがしたんだ。

みんなもいいお顔しているでしょう～♪
きれいなものや出来事に接すると、こんなにも気持ちが和らぐんだね。

ミチコママさんが、カメラの調子がおかしいのよねえーと
ぼやきながらも、シャッターを押していた。
ままは覗いて見たけれど、ちんぷんかんぷん。
自分のカメラでさえ、まだ十分に把握していないんだもの。
分る訳ないのにね。
でもね、知るとなるとままは徹底しちゃうから、パパもそんなままには
呆れると同時にびっくりさ。
あんなに今まで知らなかったのに、まるで音痴だったのに、
いつの間に？ということがあるみたいだね。
要するに、興味が湧くまでは無頓着。
一旦気になりだすとトコトンはまってしまう、そんなタイプのようだよ。

ということは、ままはまだカメラには、はまっていないってこと？