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コウノトリが赤ちゃんを一生懸命運んでくるんだ。
そうだよ、その赤ちゃんがダンボだった。
空を飛ぶことができる耳が大きな小象のダンボのお話なんだ。
耳が異様に大きい為に皆から苛められる。
でも、お母さん象は「かわいいわたしの大切なぼうや～♪」って、
隔離された檻の中から鼻を伸ばしてダンボの鼻にくっつけて、
唄いかけるんだ。
なんだか涙が出てくるね。
とっても愛情あふれるいいお話だった・・・
ままは、しみじみとお姉ちゃん達が小さい頃を思い出して、あの頃は・・・
って、懐かしい思いで胸がいっぱいになった。

コウノトリって羽を広げると２メートル近くにもなるくらい大きいんだよね。
赤ちゃんを運べるくらいに大きいんだよねえ。
あれっ、まま、ねえ、ままどうしたの？

日頃の成果バッチリコンだねえ。
良かったねえ。
ハロハロパパさん、素敵な写真を撮っていただいて
ありがとうございます。
僕らはにこにこ顔でお礼を言った。

僕達のお部屋は２０３号室だ。
今回はメルティーちゃんと一緒のお部屋だよ～♪
メルティーちゃん、どうぞよろしくぅ<(＿＿*)>
「はあ～い、ムーミンのお部屋ですよ～♪」
可愛いムーミンの置物が置かれている素敵な洋室だった。
残念ながら、そのムーミンちゃんを撮るのをままは忘れてしまったんだ。
だから、ハロハロさんのHPで見てね。
２０３号室をクリックすると見る事ができるよ。

コウノトリって国の特別天然記念物に指定されているんだってね。
明治以降の乱獲とそして、生息環境の悪化により1971年（昭和46年）
に絶滅したけれど、その後1989年にロシアから６羽の固体を導入し、
２００５年には１１８羽にも増え、その年の９月には本来の野生に帰して
あげることができた。
そして、、現在では、元気に豊岡市（兵庫県）の空を舞っているそうだ。

ままは思い出した・・・
まだお姉ちゃん達が子供の頃に、新し物好きのパパが
その頃はまだビデオなんてない時代に、今から思うとそれは大きな
八ミリカメラの映像機器を購入し、まるで映画のような映像テープも
たくさん揃えて、ホームシアターのように白い幕を壁に貼って家族で
楽しんだことを・・・
幻灯機とも違うんだ。
そうさ、まるで映画なのさ。
そのたくさんのテープの中にはディズニー映画の「ダンボ」という
お話の漫画があった。
そのお話の中に出てくるのがコウノトリだ。

ままー！
ままは目がうつろになっている。
コウノトリは幸せを運ぶのよねえ・・・
ままはまだブツブツ言っている。

んもうっ、ままったらー
僕はここだよ。早くやることをやらないとー
しょうがないままだな・・・まあ、性格だからね、仕方ないかあー

先ずはプレイルームに通された。
「お疲れ様～お茶をどうぞ～♪」
テーブルにはお菓子が溢れんばかりに盛りだくさんの色んなお菓子が
出されていた。
「なんだかお腹が空いたわよネエ。今食べるとおいしいご馳走が
食べられないかしら？」なんてまま達はお互いに口にしながら、そうさ
お互いにお菓子を口にしていた。

ハロハロパパさんってね、お掃除、パソコン、　ペンキ屋さん　
大工さんまで全てこなしちゃうんだってー！すごいねえ。
ハロハロパパさんは何故か釜じいさんと呼ばれている。
まま、なんでそういう風に呼ばれていると思う？
そうねえー、釜って、先ず思い浮かぶのがごはんを炊くお釜でしょう、
それから茶釜でしょう、そして、カタツムリの殻の意味もあるし・・・
そうだっ！確か味方とか仲間っていう意味もあるのよねえ、そしてね、
渓流の小さな淵とか滝つぼ、窯の意味もあるし、缶の意味でボイラー
という意味もあるし・・・
釜って色んな意味がたくさんあるのよ。

分った！だから、何でも出来ちゃうハロハロパパさんは釜じいさんって
呼ばれているんだね。
そうねえー、分らないけどねー
そうじゃないかなーって、ままは思うけどね。
今度聞いてみましょうね。

しばらくして、記念撮影をしましょうとハロハロパパがカメラを持ってきた。
「こんなに大勢で大丈夫かなあ？撮れるかなあ？」って、不安気に言った。
こんなに一度に大勢で撮る事はあまりないらしい。
「大丈夫ですよ～♪この子達はしょっちゅう一緒に撮ってますから～♪」
まま達はすぐさまそう答えた。
ねえ、僕達大丈夫だよね～
ええ、そうねえー　慣れてるから多分大丈夫よねえ～♪
僕は寿羅ちゃんやメルティーちゃんやレモンちゃんと顔を見合わせて頷き合った。

「おおっ！すごい！一発で撮れちゃったぁー！」
ハロハロパパはもうびっくり～！

ペンション　ハロハロinn那須には4時半頃着いた。
makipiさんとメロンパさんお勧めのこちらのペンションは、
２００５年度ペット宿準グランプリに３年連続で選ばれている。

ハロハロなんて楽しい名前だなあと思ったら、この言葉はフィリピンの言葉らしい。
たくさんとかまぜこぜとかいう意味があるそうだよ。
フルーツやアイスで盛りだくさんのデザートの名前にもされているんだってー
僕は又てっきり英語の「hello」をもじったのかと思っていたよ。
だから、僕は車から降りるなり
「ハロハロ～♪　コンニチハ～♪」って、声をかけたんだ。
そうすると眼の前にはもう当ペンションのオーナー田口輝二さん、通称
ハロハロパパさんがお出迎えだった。

そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪　ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？

玄関に入るなり、なんだかとてもいい香りがした。
お香だね。
やしのみ家でも、時々お香を焚いているからすぐ僕には分った。
僕が好きな香りだな・・・くんくん・・・

あれーっ！ハロハロパパさんが何かを引いた。
うん？何かな？と思ったら、吹き抜けの玄関の真上から、コウノトリが
舞い降りてきた。
いや、本物じゃあないけれどね、それは精巧にできている木製の
コウノトリではあるけれどね、僕はもうそりゃあビックリしたのさ。
だって「ハロハロ～♪いらっしゃ～い♪」っていう声が聞こえてきたような
気がしたんだ。
僕も慌てて「ハロハロ～♪僕ハッピーです、どうぞよろしくぅ～♪」って
お返事をした。

見てくれた？ねっ！可愛いでしょう？
僕もままもやしのみ家はムーミンが好きだからねえ。
でも、そのワリには撮るのを忘れるなんて、ままどういうこと？

まあ、仕方ないかあー　これもままの性格だからさあー
何かに夢中になると他の事がやれなくなっちゃうんだよね。
うーん、何に夢中になっていたんだろうね。
僕にはわからないけれどね・・・
多分、荷物の整理をするのに四苦八苦していたのでは？と
僕は今までの経験で推察するけれどね。
多分探し物とかじゃないかな？

夕飯までに少し時間があったから、敷地内にあるドッグランで遊んだよ。
ドッグランは広い林の中にあってね、中にはテーブルセットも
置いてあったから、まま達もゆっくりくつろげて良かったみたいだね。
僕？僕はいつものパターンで先ずは見回りさ～♪
寿羅ちゃんも珍しく歩いていたよね～♪
メルティーちゃんも小さなレモンちゃんも、とても嬉しそうだったよ～♪
まるで森の妖精が出てきそうなそんな雰囲気だったからね。
だってさ、ムーミンやトトロだっていたものー
ホントだってばー