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さあー、今度は何処に行くんだろう？

うん？なんだか乙女・・・っていう言葉が聞こえたよ。
僕はキョロキョロして周りを見回した。
乙女は今の所いないよねえ・・・
おかしいなあ？

「ハッピー、何キョロキョロしているの？」
「まま、だって今乙女って言わなかった？」
「そうよー　次はねえ、「乙女の滝」っていう名前の所に行くのよ～♪
ハッピーはままに似て滝が大好きだから、嬉しいでしょう～♪」
そうなのかあ～
乙女って滝の名前だったんだね。
まあ、まま達も昔は乙女だったわけだけどさ！

僕達は、まま達がお食事をしている間、とてもお利口さんにしていたよ。

「ごちそうさまでしたあ～♪」

お店の脇が駐車場だったけれど、コスモスが咲いていた。
でもね、ちょっとしか咲いていなくて、集合写真を撮るには少しばかり
貧相だからって、止めたんだ。
もっとたくさん咲いていると良かったのにな。
残念だな・・・
(o^-^o) ウフッ　それでも、ままはコスモスが大好きだから、
思わずカメラを向けて、しっかりと可愛いコスモスをカメラに
納めた。
ほらね、可愛いでしょう？

それにしても、今日の寿羅ちゃんとレモンちゃんのコスモスワンピは
可愛いなあ～♪

まま、那須に着いたんだね。
写真では見えないけれど、那須IC入り口の信号の所だよ。
車の中から撮ったから、光ってまるで変だけど、まあ、これも
いいってことで・・・ご勘弁だね。

そろそろお昼時だよ～～
僕はお腹が鳴ったような気がした。
ワンコにもキット腹時計ってのがあるような気がする。
どこでお食事なのかなあ？
スケジュールは全てmakipiさんにお任せだから、ままは楽チンだ。

うん？見えてきたね。
ナニナニ？バジルの葉？
ふぅーん、なんだか身体に良さそうな名前のレストランだねえ。
今日はお天気が良くて、気持ちがいいからねえ。
お外のテラスでお食事なんだって～♪

少し木の葉が紅葉しているねえ。
紅葉は無理かなって思っていたけれど、なんだか大丈夫そう
だよねえ。
良かったねえ。

先ずは高原では恒例の高原野菜のサラダが出てきた。
ままは本来お野菜は苦手だけれど、こういう場所では結構
食べるんだよね。
やはり、お野菜のおいしさが他所とは違うのかな？
メニューは結構あるようだ。

メルメルさんとままはクリームリゾットを注文した。
きのこがたくさん入っていて、クリーム加減、塩加減も辛くなく
丁度良かった。
胃に優しいメニューだったね。

僕が読んでみるね。

「この滝は、乙女の滝といい、川は沢名川といいます。
滝は高さ１０メートルもあり、水は白笹山より流れ出しています。
新緑のとき、紅葉のときは一段ときれいです。
名前の由来は若く美しい女性が髪の毛を洗っていたからだとも、
乙女の髪の毛に似て見えるためだとも言われています。
又、乙女の足は魚の尾の形をしていたとの言い伝えがあります。
川の流れは、下流で那珂川に合流し、大切な飲料水になっています。
汚さないようにしましょう。」

そうなのかあー
外国でもデンマークの国のアンデルセン童話の中に、
確か「人魚姫」のお話があったよね。
嵐に遭い難破した船から王子を救い出した人魚姫が、王子に恋をする。
でも、結局は王子とは結ばれることなく、悲恋に終わってしまうんだよね。

そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない？厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ？
ひょいっ！大丈夫だった、良かったあ～♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん？そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ！ハッピちゃん、可愛い～♪　ハッピーポッターだあー！♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん？僕って今注目されてるの？

どこの国でも同じようなお話があるのかもしれないね。
この滝にはもっと秘められたお話が潜んでいるのかもしれない。

滝を見る為には、下の方へ降りないといけない。
降りる時はいいけれど、これは帰りがきつそうだ。
ままは、風邪を引いていて喉が細くなっているから、ゼーゼー
言うかもしれないな。
行きはよいよい帰りは怖いってことにならないといいけどな・・・

うわあー　お水がきれいだねえ。
ふぅーん・・・なるほどねえ。
滝が流れるサマは本当に乙女の髪の毛のようだ。
何本かに分かれている感じがいかにも、そんな感じだなー

残念！紅葉にはまだこの辺りは早かったようだね。
でもね、軽井沢でもそうだったけど、マイナスイオンはたっぷりだしね。
気分爽快になった僕らだった。

メロンパさんは、ハンバーグセットだ。
おおーっ！豪勢だねえ。
ハンバーグにはとろりとろけるチーズがかかっていて、ソースも
おいしそうだ。
メロンパさんは満足気だ。
ままは玉子が大好きだから、ハンバーグのそばにおいしそうに
乗っている半熟の目玉焼きが目について、リゾットをスプーンですくい
ながら、チラッチラッと覗いていた。
ままーっ！お行儀が悪いでしょ！
そんなことをするから、ほらーこぼしてしまったでしょうー

次に運ばれて来たのはmakipiさんが注文したオムスパ。
なんだかこれも、大きくてボリュームたっぷりだ。
お皿がなんだか小さくてはみ出しそうなくらいだ。
トマトソースもたっぷりだね。
makipiさんもおいしそうに食べていた。

でも、なんだかまま達のはしゃぎようを見ていると、まるで子供、いや
少女、いや乙女のようだよ。
あらっ！ハッピー　たまにはいいこと言うじゃないの～♪
ままは僕の顔を見て(*^。^*)とした。
(・-・*) エヘヘ
どんなもんだい！
最近僕は色んなことを覚えたんだよ。
たまにはままを喜ばせることもするのさ。

右の写真は「乙女の滝」の説明をしている看板だけれど、小さい写真
だから、よく読めないよね。