ねえ、きれいでしょう?
僕達の他にも少しずつ場所を変えて、何度もシャッターを切っている
人がいた。
プロのカメラマンかもしれないね。

陽射しは相変わらず強かったから、パパと僕はお土産売り場の方へ
移動した。
ままはお姉ちゃんの為に横に座って日傘をさしてあげていた。
お姉ちゃんは日焼けは厳禁だからね。
色んなことで、セーブしなければいけないお姉ちゃんは、本当に
可哀想だな・・・
スケッチをしている時だって、手袋をはめているんだもの。
僕はびっくりしたよ。
今度はまま、浅間高原だね。
浅間山がとてもきれいに見えるんだよね。
車の窓をままが開けてくれた。
僕は、車に乗ると、窓を早く開けてよーって、いつも思う。
外の空気を吸いたいんだ。
だって、色んな匂いがしてくるんだよ。
車のスピードに合わせて、風景が変わって、空気だって違って
くるんだ。
でもね、ままは危ないからって、少しだけしか開けてくれないんだ。
だから、僕は思いっきり背伸びをして、鼻を上向きにして、
空いている窓ガラスギリギリまで近づけて、くんくんと鼻を
鳴らす。
涼しい高原の匂いがしてきたよ。
宇実お姉ちゃんも絵が大好きで、旅行の時には必ず、スケッチブックを
持ち歩く。
携帯用の水彩絵の具も勿論バッグに忍ばせている。
サッサーッサーって、まず鉛筆で描いた上に、絵の具を溶かし、
瞬く間に筆が右往左往に動いてゆく。
まるで魔法のようだ。

空気は澄み渡り、ここから眺める浅間山はまるで、絵葉書のようだ。
どれどれ、お姉ちゃんの絵はどうかなあ?
絵葉書というわけにはゆかないけれど、でも、まあまあ
いつもの調子で思い出の足跡の出来上がりだ。
日付を入れてっと!
とても簡単だけれど、こういうのって、確かに旅の記念になって
いいよね。
ふぅーっ!僕も今日は結構歩いたかな?
ちょっと疲れたかもー
と思っていたら、パパがまた僕をひょういと抱え、お出かけバッグ
の中に入れてくれた。
僕はこのお出かけバッグが本当に好きだ。
なんてったって、僕のいわば昔からの助っ人だからさ。

「ギブアップしたらいつでもお電話を下さい。」という言葉に
甘んじることなく僕達はホテルに辿り着くことが出来た。
かえって、行きよりもスピードが速かったような気がする。
一旦、ホテルで休憩して、それから、午後のスケジュールに
取り組み?だ。
ままってね、単純だからさ、他人から見ると大したことではないのに、
ちょっとしたことで、すーぐ大騒ぎさ。

昼食は、峰の茶屋でいただくことになっていた。
うーん、腹時計はやっぱり確かだわー
ままのお腹が鳴った。

何にしましょう?
ままが悩んだ挙句に決めたのは山菜そば。
でもね、パパが頼んだきのこそばが配膳されると、
ままは「あーっ!おいしそう~♪」とついつい声を張り上げてしまった。
優しいパパは「いいよ、交換する?」といって、返事を聞く前に、もう
どんぶりを動かしていた。
「あらーっ!いいのぉ?」
こういう時って、ままはいやに素直過ぎるんだよね。
2006年
スケッチの後は、お土産売り場に直行だ。
パパと僕はお留守番だよ。
何かいいのが売っているかな?

kittyちゃん好きなパピ友達の為に、何かいいのがないかしら?って、
ままは探した。
あった!あった!
どれにしようかな~~♪
お土産を選ぶのも楽しみの一つらしいからね。
結局、kittyちゃん柄のタオルハンカチに決めたようだ。
特にkitty好きのメルメルさんは、ひょっとしてもう
持っているかしらねえ?
そうだわ!同じものじゃなく、色んな絵柄にすればいいのよねと
ままは新発見したようにはしゃぐんだものー
あーっ、ここからでも浅間山が見えるのねえ。
お姉ちゃんが立ち止まって「多分、あれは浅間山よねえ。」と
遠くに見える山を指差してままに聞いた。
うん、多分ねえ・・・?
自信がなさそうなままのお返事に、お姉ちゃんも
「違うかなあ~いいや!午後からはきれいにバッチリ見える所に
行くしねえ。ねっ、ハッピー!」
って、僕の方を見てにっこりした。
そうだそうだっ!最初は川と滝を見て、次は高~いお山を見るんだよね。
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?
ままは、コスモスが大好きだから、道行く先々でコスモスをバチバチ
撮っていた。

行きは良い良い帰りは怖い!かなと思ったけれど、往復8キロの
道程もそういうわけで、寄り道が多いせいかなあ、全然遠くに
感じなかった。
あれーっ!ここを左に折れるんだった?
方向音痴のままは、思わず違う道に行きそうになって、パパに
「どこ行くんだよ!」って、冷やかされていた。
いたって単純な道なのに、それでも間違えるんだものね、ままって
相当な方向音痴なんだね。

2005年

2004年

2003年 

CONTENTS

野の花を探してみたよ♪

たんぽぽがいっぱいだあー

桜も咲いたよ♪枝垂れ桜の前で・・・・・

平成18年4月16日の日曜日
平成18年4月3日の月曜日

癒しの軽井沢

その12