そうねえ、からすの行水ねえ。

小鳥が水浴びする姿って、ハッピーは見たことがないものね。
あのね、小鳥が水浴びをする時ってね、せかせかしているのよね。
水につかったと思うと、ばしゃばしゃと羽ばたいてすいっと
飛び立つのよ。
それと同じように、入ったと思ったらすぐ浴室から出てしまうことを
「からすの水浴び」とか「からすの行水」とかって、昔からよく
言われているのよ。
そうなのかあー  なっとく・・・

癒しの軽井沢

車で2・3分の所にその旅館はあったそうだ。
ここからはままの受け売りだよ。
昔ながらの旅館という感じで、ちょうど番頭さんらしき人が庭に打ち水を
していて、「はいどうぞ、こちらですよ」と案内してくれた。
女風呂と男風呂は日替わりらしい。
温泉ってやっぱりいいわねえ。
でも、ままとお姉ちゃんはどちらもノボセ性だからね。
あまり長くは入ることが出来ないんだよね。
ままはままのお父さんにいつもまるで、からすの行水だねって、
からかわれていたんだって。
なんでからすの行水って言うの?
まま、教えてー!
2006年
ままがね、このことはいつも反省の意味をこめて、口走っている
ことなんだ。
アッ!いけない!口走るなんて言うと、やっぱり悪口に
聞こえるかなあ?(^w^) ぶぶぶ・・

このホテルはままが勤めている会社で借りている貸別荘から、
15分くらい奥まった所に位置していた。
こんなに近かったんだねって、みんなびっくりさ。
だって、地図でこの辺りだねえって思ってた所よりは遥かに
手前だったからね。
森の中だからねえ。
迷わなくて良かったね。
そして、ついに・・・
普段は、自分のお家だと決して自分勝手に昇り降りしない
階段を降りてしまった。
ハッピーどこ?
みんながおいしいお料理に舌鼓の間、僕はそーっと探検を
したくなったのだ。
ごめんね、だってね、下はどうなのかなあって、すごく
気になったんだ。
ドッグランにいるとばかり思ったパパ達は慌てて、僕を探しに来た。
階段を勝手に降りるなんて、思いもよらず、大胆な僕に
知らない一面を見たような、そんな目をままはしていた。
僕は怒られた。
怒られたことなんて、今まで一度もないのに・・・
ごめんね、まま。
僕はそれほど、このホテルが気に入ったのかもしれない。
このホテルは一階は一般客で、二階がワンコと泊まれる客室
だった。
広い階段を上り、角部屋がお姉ちゃんのお部屋だ。
お姉ちゃんは禁煙のお部屋を要望したし、パパとままは
勿論喫煙可のお部屋だ。
オーナーの奥様は、とても面白い。
どんどん吸っても構いませんよ~♪だってー
私も吸いますし~♪だってー

そして、こうも言った。
今日は貸切ですよー
おおーぅ!なんということだ!
他の日は満室だというのに、今日に限ってこんなことって
あるのおー!?
北軽井沢の『ラピドホテル軽井沢ワンズ・ハート』へは3時にチェックイン
の連絡をしていたけれど、ちょっと遅れそうだ。
ままは迷惑をかけるといけないので、今は○○まで来ております。
少し遅くなりますので、すみませんと車に乗るなり電話をした。

いいえ、大丈夫ですよ。ご丁寧にどうも・・・ごゆっくりどうぞという
お返事が返ってきた。
とても感じがいいわあー
良かったわねえ~♪とご機嫌だ。

ここからだと白糸の滝方面に出る有料道路の方が早いよね、とパパは
そちらのコースを選ぶことにした。
正解だった。
1時間はかかるかなあと思ったけれど、なんと半分の30分で
着く事ができた。
ラッキー~♪
みんな大喜びだった。
まずは、僕は二階に設けられている広い人工芝が敷かれている
ドッグランで遊ぶことにした。
うーん、なんて気持ちいいのおー
僕はいきなり走り出した。
人工芝の感触も僕にとっては良かった。
しばらくここで遊んだ後、パパ達は近くの温泉旅館に向かった。
僕はね、仕方ないよね、お留守番だった。
お利口さんに待っていなければ!
僕はちょっとばかし心細かったけれど、頑張ったよ。
なんで、温泉旅館なのかって?
それはね、温泉の入浴券をホテルから頂いたからだよ。
ホテルにも勿論お風呂はあるけれどね、温泉に入れるなんて、
魅力的だよね。
ホテルの前に着いても、荷物がいっぱいだから、卸すだけでも大変だ。
ままは先にチェックインしなければと玄関の方へ行こうとしたら、
オーナーの奥様がいち早く見つけてくださった。

「いらっしゃいませ~♪お疲れ様でしたあ~」って、
とてもにこやかな笑顔なんだもの、僕は吸い込まれそうだった。
「お世話になりま~す♪」
ままもにこっとご挨拶。
僕も、勿論にこっとね。

いつも思うけど、やしのみ家はどこへ行くにもいつもすごい荷物だよねえ。
まあ、僕の荷物もあるわけだから、あまり大きな声では言えないけどさ。
その割には、あっ、あれも忘れた、これも忘れたってことが多いんだよね。
あっ、これは僕が悪口を言っている訳ではないよ。
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?

2005年

2004年

2003年 

CONTENTS

野の花を探してみたよ♪

今日から二泊三日でお世話になる、こちら
『ラピドホテル軽井沢ワンズ・ハート』はネットでままが
見つけ、その後パパとお姉ちゃんに相談して決めたのだった。
二日連続となるとなかなかなくて、ままは探すのに1日がかりだった。
アンケートのお客様の満足度もしっかりチェック!
5点満点に近くて空室のホテルを探すのは大変だったようだ。
たまたま、他の日は全部満室なのに、まるで僕達を
待っていたかのように3日と4日は空いていたのだった。

ここで惹かれた謳い文句は・・・
「軽井沢でリゾートステイを満喫!
料理長自慢の洋食にゆばを取り入れたフルコース料理!
デザートにもゆばが・・・
食後には満点の星空を眺めながらのんびりお過ごしください」
夕食は6時からだったから、温泉から帰ってきて、ちょっと休憩して、
丁度いい時間になった。

ドッグランの奥の方に広いお部屋があって、そこで今日はお食事だ。
僕もそこでみんなと一緒にお食事ができる。
本来なら、リードを付けなければいけないけれど、今日は貸切
だからねえ。
奥様がノーリードでいいですよーって言ってくださったから、
僕はもうその言葉を聞いて大喜びだった。
だって、やっぱり自由にできるのが一番だよ。
僕はね、でもちょっと甘えすぎたかもしれない。
ノーリードだって聞いたものだから、我が物顔に、そうなんだ、
まるで我が家のように自由に二階の空間を行き来した。

たんぽぽがいっぱいだあー

桜も咲いたよ♪枝垂れ桜の前で・・・・・

平成18年4月16日の日曜日
平成18年4月3日の月曜日
ねっ!なかなか魅力的でしょう!
ゆばも好きだし、星空にもみんな興味があるからね。
だってね、パパは最近天体望遠鏡を買ったし、お姉ちゃんは
既に持っている。

お豆腐類は大好きだし、ゆばは大好きで食卓に上る回数が多いんだ。
そんなわけで申し込んだのだった。
でもね、お食事に関しては色々要望を述べて、後は
お任せだからね。
たとえ、ゆばが出てこなくとも仕方ないよねって、話していたんだ。
でもね、後でお話に出てくるけれど、ちゃーんと誇らしげに
登場したよ。

その6