ままは本気で「違うわよ!いじめてなんかいないわよ。」って、
必死になって弁解する。
僕はと言うと、そんなパパやままのやりとりを内心(#^.^#)として、
聞いているんだ。
だからって、僕はわざとやっているわけじゃあないんだけれどね。
うーん、癖かもしれない。
ついつい、声が出ちゃうんだよね。
ままはそんな僕を「んもっ!ハッピーって大袈裟なんだからーっ」
って、いつも言っている。
ごめん、ごめん、まま、怒らないデー
えっ、ままは怒っていないってー?
しょぼーん。反省。

2005年

2004年

2003年 

CONTENTS

違うよ、まま。今、ひどくなってきたんでしょう!
僕は怒って言ってるわけじゃないよ。
「ハッピー、レインコートに着替えなくっちゃね」
僕はまた今着たばかりのお洋服を脱がされた。
僕はそこで、また「キャン!」って言った。
だってね、ままはお洋服を脱がせるのが下手なんだもの。
いや、怒ってないってー
あまりもの「キャンキャン」続きで、2階からパパがひょいと
顔を覗かせた。
玄関は吹き抜けになっているからね。
パパのお部屋からすーいすーいなんだ。
「どうしたの?ハッピー、またままにいじめられたの?」
パパは時々、面白がってこんなことを言う。

2006年
今は夏だから、ドライヤーを使うことはないけれど、今日は
特別だ。
だってね、僕は濡れ鼠になっちゃったからね。
タオルドライだけじゃあ、間に合わないのだった。

夜は、パパのお膝で「膝枕」だった。
気持ちがいいんだよ。パパのお膝って。
なんてったって、腕も大きいけれど、その何倍もパパの膝は
クッションが効いていて、大きくてね。
だ~れ?笑っているのは?
ううん?僕は怒ってなんかいないよ。
だってね、僕はね、そんなパパが大好きだからさ。
ぜんぜーん、そんなことは気にならないのさ。
じゃあねえー、またねえ。

そういうわけで、今日は僕はひとりぼっちの感覚だった。
朝はいつもパパが抱っこしてくれるのに、今日はそれもない。
大体、今日は月曜日なのに、なんでままはいるんだろう?
いや、いやなわけで言ってるんじゃないよ。
えっ?ひねくれてなんかいないよ。
な~に?今日は海の日なのか。
海の日なのに、雨が降っちゃったりして・・・
やっぱり、早く梅雨が明けて欲しいな。
僕って我儘なのだろうか。

まま、大丈夫だよ。
僕、どうしても我慢できない時はお庭で我慢するからさ。
でもなあー ちょっとだけ、悲しいな・・・

今日はままだけじゃなくて、パパもパソコンの前に
座りっぱなしだ。
どうやら、こないだの小学校のクラス会の様子を編集して
CDに納めているらしい。
こないだ、お姉ちゃんが帰省した時に、パパが卒業した
小学校の校歌を歌って、それをお姉ちゃんが楽譜にしていた。
何をやるのかなと思っていたけど、次にはちゃんと
メロディーになっていた。

お姉ちゃんが福岡に帰ってから、作成したらしい。
でもね、拡張子が違うって言って、パパは聞けるようになるまで、
サンザン苦労したらしい。
多分、お姉ちゃんに聞くと一発で分ったとは思うけど、パパは
きっと自分でやりたかったのかなあ。
成功するのかなあ?
僕は心配だった。
でもね、さっきパパが下へ降りてきて、「ちょっとこれ見てみて」って
ままの方のパソコンで試してみたんだ。
パパのパソコンはディスクトップで画面も大きくて、ままのはノートパソコンで
一ランク画面が小さい。
「あらっ!音楽は聴けるけど、字がはみ出しているわよ」
「そうかあー また、やり直しだね。」とすぐさまパパは二階へ
トントントンって急いで駆け上った。

「あなた、昔はよく詩を作っては私にくれてたわよね。」ってね。
そうかあー 最近はでも、パパ、何も作っていないでしょう?
えっ、釣った魚にエサはいらない?
なーに?それって?
ハッピー、ダメダメ!ままには内緒だよ。

わたしは皆の嫌われ者。
いやな臭いを撒き散らす・・・
わたしは皆の嫌われ者。
だけど、夏にはね、白くて可愛いお花を咲かせます・・・

確か・・・一部分しか覚えていないけれど、そんな詩だったような
気がするわあー
ままは若い頃を思い出したのかなあー
ちょっとばかし、目を細くして、思いに耽っていた。

そうかあーそんな詩をパパは作ったんだね。
ドクダミって、まま、薬草でしょう?
身体にいいんだよね。
僕は、ドクダミって、好きだよ。
あんなに可愛いお花を咲かせるんだものね。
変な臭いがするのはきっと外敵から守る為かもしれないね。
だって、お薬になるんだからね。
大事でしょう?
動物だって、植物だって、自分を守る為に、必死なんだよね。
棘があったり、角があったりしてるものね。
うわあー!雨がひどくなってきたよ。
まま、僕はどこでうん○をしたらいいの?
僕はすんでのところで、免れた。
だって、もうすぐお家に着くというのに、僕はどうしよう?って、
迷っていたんだ。
だってね、どこもかしこも水浸しなんだもの。
なんだか、調子が狂ってしまってさ。
あのお家の門を曲がると、もうアウト!
お家の側でなんて、できやしない!
僕は慌てて、うん○スタイルに入った。
汚いお話でごめんなさい!
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?
そんなことを思っていると、ままが「ハッピー、ほら
お外を見てご覧?少し雨が小降りになったから、
お散歩行こうかあー」って、言ったんだ。
勿論、僕は反対するわけがないでしょう。
いや、怒って言ってるわけじゃないってー
最初、ままは普通のお洋服を着せてくれた。
僕はこのお洋服でいいのかなあーって思い、「キャン!」って
言ってみたけど、ままは知らんぷりだ。
そうして、お外に出て見たら、さっきまで小降りだったのに、
なんだかたくさん降ってきていた。
ままは「あれーっ!見間違えたのかなあー」って、首を傾げている。

野の花を探してみたよ♪

平成18年7月17日の月曜日。
うーん、なんだあー この音は?
ひょっとして雨なの?
テレビのニュースで言ってたけど、梅雨明けは今週末くらい
なんだってね。
まー、仕方ないかなー
お米が育たないと困るしね。
でも、きっと今日はお散歩は無理だろうな。
こんなに雨が降っているんだもの・・・

思った通り、僕はお外に抱っこされてままにこういい聞かされた。
いつもの雨の日の言葉だ。
「ハッピー、雨だねえ。だから、今日はお散歩は無理ね。
でもね、雨が上がったら行こうね。」
お決まりの言葉はもう僕の頭の中に入っている。

たんぽぽがいっぱいだあー

桜も咲いたよ♪枝垂れ桜の前で・・・・・

平成18年4月16日の日曜日
平成18年4月3日の月曜日

濡れ鼠になったちゃったあー!

気を取り直して、さあー、お散歩だ。
ままは傘を差して、それから、カメラを首にぶら下げて、
うん○袋とスコップが入ったバッグも肩に提げて、ちょっとばかし
大変だ。
僕は、こんな雨の日にもお散歩に連れてってもらって、とても
嬉しかった。

道端にはドクダミが白いお花を咲かせていた。
ドクダミって、変な臭いがするけれど、こんなに可愛いお花を
咲かせるんだね。
そういえば、昔パパは若い頃、詩が大好きで、よく作っていたそうだ。
ままが大好きなコスモスの詩や、そして確か、ドクダミの詩も
中にあったような・・・
だって、こないだパパとままが一緒に飲んでいる時に、その
お話をしていたんだもの。
パパ、ただいまあ~♪」
「おかえりなさ~い♪」
パパは、小学校の同級生にCDを作っている最中だったけど、
また、2階からひょこっと顔を出し、僕の姿を見て、
「おおーっ!ハッピー、濡れ鼠だねえ」って、僕のことを、
僕は犬なのにネズミだなんて言われてしまった。
「そうなのよー だんだん雨がひどくなって・・・
ハッピー、カッパを着ていったのに、全身びしょ濡れに
なっちゃったのよねえー」
そうかあー 濡れ鼠ってそういうことだったのかあー
衣類を着たまま全身水に濡れるってことなのかあー
そうだね。
僕は今、濡れ鼠だよー
早く、まま、僕を犬にしてよー