エトワルで昼食を済ませた後で、集合写真を撮った。
さあ、今回はうまくゆくかなあ?
やはり、こういう集合写真って撮る場所にもよるのかなあ?
最初は、黄色く塗装された建物の壁をバックに僕達は並んだ。
映えると思ったんだって・・・ところが・・・
迎えの電話をしようと携帯を手にすると、「あっ、やしのみさん、
送って行くわよ~♪」とmakipiさんが言ってくれたものの、ままは
いつも申し訳ないなあと思った。
けれど、せっかくの好意を無にしてもと「本当?いいのぉー?
じゃあ、よろしくお願いします。」と言った後、すぐにパパに電話を入れた。
「もしもし、電話をくれた?あのね、もうすぐ帰るけれど、
makipiさんが送ってくださることになったから」と言った途端、パパが何かを
言ったらしい。
「いいの、そのことは後で話しましょう」となにやらもめている様子だ。
「じゃあね」とままは携帯をオフにした。
実は、僕のお水とおやつを忘れたでしょう?と言われたらしい。
バッテリーが切れた後だったしね、ままは少々自分のことを
嫌いになっていたらしい。ままの顔を見るとかなり落ち込んでいた。
でもね、まま自分の事を嫌いになってはいけないそうだよ。
僕は心の中でつぶやいた。
ジュピターくん、クレアちゃん、メルティーちゃん、寿羅ちゃん、ハッピー、海ちゃん、レモンちゃん
メルティーちゃん、クレアちゃん、ジュピターくん、海ちゃん、ハッピー、寿羅ちゃん、レモンちゃん
僕はそんなお話を思い出しながら、モクモクと歩いた。
わおっー!急に視界が明るくなり僕の目の前は桃色に
染まった。
きれいだよー! まま、きれいだよー♪
ピンクというよりも桃色と言った方がいいような、きれいな桃色の桜を
見つけた。
何本かある内の、この写真の木は今が見頃とばかりに、きれいに
咲いていた。
まるで、僕達を待っていたかのようだ。
順番に抱っこされて、見事な桜の木の下で写真撮影だ。
まずはメルティーちゃんね。
はい、次に海ちゃん、そして、次は寿羅ちゃん。
あれっ、ままの様子が変だぞ。
ハッピー、ままのカメラが・・・バッテリーが切れちゃったよー・・・
シュンとなったまま。
いいわ!しょうがない!皆さん、お写真送ってね。
立ち直りが早いままだこと。
あまりにも早いから、だから次にも同じミスをするのかな。
とにかく、ままは忘れ物の名人だからさ。困ったものだ。
メルティーちゃん、クレアちゃん、ジュピターくん、海ちゃん、ハッピー、レモンちゃん、寿羅ちゃん
さあ、着いたわよ。
どうかな?
ワアーなんだか奥の方までたくさん桜が咲いてるよ~♪
まま、きれいだよー
きらきらと輝く太陽を浴びて、はらはらと桜の花びらが
舞い降りてきた。
花びらは光を浴びてまるですかし模様のようだ。
僕はご機嫌になった。
やっぱりここで集合写真でしょ。
公園の入り口の看板の前で、先ずはパチリ!
うーん、早く僕は見たいのにぃー
でもね、これは記念なんだから、ハッピー我慢の子よ。ねっ!
結局、クレアちゃんとジュピターくん、そして、僕の写真を
ままは撮ることができなかった。
もう少し、そう後3.4枚でいいから撮れるだけバッテリーさん、我慢して
欲しかったのにな・・・
ままの希望はむなしく散り去った。
そう、まるで桜の花びらのように・・・
と、こんな具合にゆくわけないか。(笑)
撮影後、ベンチで一休み。
今日は曇りのち晴れのち曇りのち雨のち晴れと本当に目まぐるしい
お天気の中でのオフ会だったけど、なんとかお天気は持って
良かったね。
雷が一番怖かったけれど、雷も鳴らず・・・
携帯は鳴ったけどね。
それはパパからの電話だった。
履歴に出たらしい。
いつものことで、ままは気が付かなかったようだ。
ソロソロ帰る時間だからとままが携帯を今日初めて手にした時に
気が付いたようだ。
結構、この公園って広いね。
ぐるりと廻った感じだよね。
お昼間でも、うっそうと茂っている山の小道を歩いた。
太陽の光も高い木に覆われて届かず、ちょっと暗い道だ。
「わあー、怖いわねえ、一人じゃあ、とても歩けないわ!
日中でもなんだか寂しくて・・・でも夏は涼しいかもねえ。」
どういうわけか、ままは聞き違いをしたのか、怖いという言葉の
次に蛇という言葉が聞こえたようだ。
「えっ!蛇?」
「ううん、違うわよ、やしのみさん、そんなこと言わないわよ、でも、
なんだか蛇も出そうな雰囲気よね。」
ままは蛇が大嫌いだ。
まあ、あまり好きな人はいないと思うけどね。
なんだか落ち着かないんだよね。
きっと、眩しいのかしらねと、まま達は何度かシャッターを押したものの、
いいのが撮れなかったみたいで、反対側のバルコニーの柵をバックに
今度は2回目の挑戦となった。
今度はうまくゆかなあ?
まあ、こんなものかな。どうかな?
ずーっと今日は抱っこされていたメルティちゃんだったけど、
「さあー帰りましょう!」という言葉を聞いた途端にメルティーちゃんは
元気が出てきたようで、我を我をと皆を追い越し、スットコ、スットコ
歩き出した。
(’θ’)すごーい 僕はあんなに歩くメルティーちゃんを見たのは
初めてだよー (’θ’)すごーい 僕はいつまでも口を開けて
見ていた。
メルティーちゃんは大のパパっ子なんだって。
前にも言ったことがあるかもしれないけどね。
だから、きっとパパの顔が思い浮かんだに違いない。
「帰る」という言葉に反応したのよ、きっと!とメルメルさんは
嬉しそうだ。
そのお話を帰宅してからメルメルさんがメルパパさんにお話したら
「ほおっ!やっとメルティーも犬らしくなったな」って言われたそうだ。
メルティーは自分のことを人間だと思っているから・・・
もう今日はビックリよ!♪
とメルメルさんも驚くほど、今日のメルティーちゃんは変身だった。
さあ、忙しいわよ。今度はハッピー、増尾城址公園よ~♪
そうかあー 今日はたくさん色んな所へ行くんだね。
お天気が持つといいねえ、まま。
そうねえ、なんだか晴れ間が出てきたから、この分だと今日は
もう雨は降らないでしょう。
ままは、すぐ希望的観測を言っちゃうからなあー
それこそ能天気なままだからなあー
増尾城址公園は聞く所に拠るともう桜は満開だとか・・・
どうかしらねえー・・・ と気をもみつつ車は目的地へと向かった。
途中日立サッカー場前辺りまで行くと、道路の左側は色んな種類の
桜が咲き乱れていた。
特にしだれ桜がとてもきれいだ。
もう、いいかあーこれで、お花見終わりってことでーと冗談交じりで
みんなそんなことを言って笑うくらい、それは見事な咲きっぷりだった。
いいねえ、いいねえ、きれいな桜を車から見ることが出来てねえ。
CONTENTS
僕らが一列に並ぶのは今日はこれで三度目だね。
うん、もう大分慣れてきたかな。
あれっ!右側のバッグは誰のかな?
ちょっと気になるけどまあ、いいか。
これも記念ということでね。(笑)
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?
僕らはみんなと会う度に色んなことを学んでいるような
気がする。
例えば僕にしても、最初からやしのみ家の子じゃないから、
家族に仲間入りした当初はすごく遠慮していて、
甘えるってことを知らなかったんだ。
でもね、皆がお膝に自然に抱っこされているのをみて、僕も
抱っこされることを学んだ。
だって、最初はなんだかまだビクビクしていたからね。
でも、基本的には抱っこはパパじゃないとダメだ。
ままのお膝ってなんだか不安なんだよね。
安定感がなくてぐらついているんだもの。
他にも色んなことを学んだけど、今日はこの辺りでおしまい。
次の時にまたお話させてね。
だってね、、今から夕御飯なんだもの。
今日は、僕と遊んでくれてありがとうございました。
そして、makipiさん、送っていただいて、ありがとうございました。
じゃあね、皆さんまた会う日までごきげんよう♪
ジュピターくん、クレアちゃん(クレージュさん提供)
レモンちゃん、海ちゃん、寿羅ちゃん、ハッピー、ジュピターくん、クレアちゃん、メルティーちゃん
しばらく、歩いて行くと丁度いいベンチがあった。
また何か言われるかなあ?
そうだよ。丁度いいベンチってね、みんなでまた一列に並ぶことが出来るベンチ
ということなのさ。
お望み通りの1シーンでしょう?
まるで花びらの絨毯のようでしょう?
散り行く桜もいいなあ~♪
僕は桜の木を見上げた。
あのね、ままがまだ高校生の頃にこんなことがあったそうな。
田舎のあぜ道をお友達と歩いていてね、
蛇に出くわしたんだって、その時の行動がね、お友達とままは
まるで逆のことをしたんだ。
聞きたい?
あのね、お友達はくねくねと歩いていたその蛇をひょういと
飛び越え急いで向うの方に走って行ったけど、ままはというと、
そんなのとんでもない、蛇に背を向け後ろ向きになって、今来た道を
逆方向に一目散に走ったんだとさ。
ねっ、この行動からみても、ままが如何に蛇嫌いかわかるでしょう。
僕?
僕だったどうするかな?
うん、僕もやっぱりままと一緒で逆方向に突進かもね。
僕は気が小さいからさ。
でもね、変だな。
ままは気が大きいのにな?