2006年
大人しいクレアちゃんは、わたしのボールなのにと思った
けれど、一瞬退いてしまった。
なのに、そのダックスはクレアちゃんを威嚇したということらしい。
それ以来、クレアちゃんはシュンとなり、あんなに大好きなボールに
近寄ろうとせず、しばらく経ってからでも、クレージュさんが投げても
取りに行こうとしなくなった。
そして、椅子の下に隠れて、全く元気がなくなったんだ。
そのダックスの飼い主は、その様子を一部始終見ていたにも
拘らず、謝ろうともしなかった。
そんな飼い主の言うことをきくわけがナイ。
そのダックスは又もや、他のワンコが遊んでいるボールを奪い取ろうと
向かって行った。
誰しもそうだろうが、ままは人一倍間違ったことが大嫌いだ。
世の中には思いも寄らぬ行動をする人が中にはいるんだね。
人に迷惑をかけても謝ることができない人。
悲しいね。

さあー、気を取り直してみんな楽しく遊ぼうよ。
ねっ、クレアちゃん!

寿羅ちゃん、寿羅ちゃん、今日はドッグランで走るってさっき
行ってたでしょう?
ねえ、走る?
そうよねえ、クレアちゃんを元気付ける為にもわたし走ってみるね。
一緒に、クレアちゃんも走るといいね。
クレアちゃん、遊ぼう~♪

集合写真を何枚も撮ったよ

最初は結構いい線いってたんだけどな

寿羅ちゃん、ジュピターくん、クレアちゃん、レモンちゃん、ハッピー、空くん、海ちゃん

実は、僕は思った。
ガラスハウスへ行く途中の道で、キョロキョロしてみたんだ。
でもね、さくらというお花は見当たらなかった。
どこか他の場所に咲いているよね、きっと。
エリアは他にもたくさんあるしね。
しかし・・・


無理みたいねえ。
さくらはまだ早かったみたいねえ。
まま達の嘆きの声が聞こえた。
東京や千葉ではもう咲いているのに・・・
そうだよ、ままが勤めている会社は東京だけれど、その近くの
永代通り付近はさくらはもう満開だって言ってたし、僕の家の
近所のお寺の境内や公園にもう咲いているし、大丈夫なはずなのになあー・・・
僕もがっかりだった。
ドッグランに行く途中で出会ったちわわちゃんにもご挨拶だ

みんなで遊ぼうよ~♪

ねえ、ジュピ、ジュピも気をつけるのよ
うん、ママ分ったわよ
トラウマってあるんだよね。
僕はドッグランで左目を噛みつかれた時のことを思い出した。
あの時も急なことで、本当に僕はびっくりした。
今でも、大きなワンコは別に怖くはないけれど、でも、急にドサッと
物が落ちてきたり、目の前に何かが急に現れたり、突然の出来事には
ビックリして今でも萎縮してしまう。
例えば、お散歩の行き帰りなどに、まま達が玄関で上着を
脱ぎ着をする時に、キャンと思わず言ってしまうんだ。
急に目の前が真っ暗になった気がするんだよね。
きっとあの時の辛い思いが今でも残っているんだと思う。
クレアちゃんもそうならないように僕はお祈りするからね。
どうぞトラウマになりませんように・・・

クレアちゃんはショックで・・・

ままが編んでくれたニットを着て・・・

まま、早くしてよー この瞬間だよー
珍しいワンコちゃんに会ったよ なんていう犬種かなあ?
うーん、お隣に男の人が寝ているけれど、困ったなあー・・・
迷惑にならないようにしなければね。

それは珍しい紅白梅だった。
紅梅と白梅が上手く接木されていて、まだ小さいけれどね、
だけど、とてもこじんまりとして可愛い感じの梅の木だった。

さあ、集中しなければ!
僕はいつものポーズで頑張った。
パチパチパチとシャッターがこだました。
さくらはまだだったけど、こうして珍しい紅白梅にお目にかかれたんだ
ものね。
良かったねえ~♪

胡桃に似ているけどな?

これが本物の胡桃の木

その梅の側まで行く途中、メロンパさんが、「ねえねえ、あれはな~に?
た○た○の木よー!」と叫んだ。
みな注目して見ると、なるほど真ん丸い、確かに真ん丸い。
全員大笑いで、側まで行ってみた。
何の木なのかしらねえ。
お花には詳しいのあままさんにも分らないようだ。
パパがくるみの木じゃないの?ってぼそって言ってたけど、
自信はなさそうだった。
後で、ままが調べたけれど、ちょっとだけ胡桃の木に似ているね。
正解は如何に?

パパ、正解だよ!
パチパチ~♪って拍手したかったんだけどな。
でもね、あれは本当に真ん丸くて面白い木だよねえ。
みんなで爆笑だったたものね。
ままがそうだわっ!昨年一本だけ咲いていたでしょう?
あれは確か枝垂れさくらじゃなかったかしら?
ひょっとして枝垂れ梅だったのかしら?
いずれにしても、そこに行って見ましょうということになった。
結局、よーく見るとそれは枝垂れ梅だったようだ。
例の観察力がないままはてっきり桜だとカン違いしていたらしい。
でもね、いいわよね。
みな納得して、その枝垂れ梅を観賞する。
既にその木の下にはシートが敷かれ、既に先客ありだった。
どこか他に咲いている場所はないかな?と辺りをもう一度見回すと、
遠くに又もや梅らしきお花が見えた。
そばに男の人が一人寝転がっているけれど、少し避ければ
写真も撮れそうね。
そうだよ、僕らの集合写真のことだよ。

実は枝垂れ梅だった

CONTENTS

桜はまだかいな?

2003年 
2004年
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?
さあ、いよいよドッグランだよ。
今日の入りはどうかな?
わあー、たくさんダックスがいるねえ。

僕は、今日はままが春になろうかという時に編み始めた
今年初めてのおニューニットを着せられていたから、
ドッグラン用にシャツにお着替えをさせられた。
だから、最初ダックスがやたら今日は多いんだねとは思っていた
けど、まさかクレアちゃんや他のお友達がそのダックスの一匹に
僕が着替えている間に、噛み付かれたなんて、知りもせず、
「一体どうしたの?」と驚いてしまった。

ご存知、クレアちゃんは大のボール好き。
早速ポーンとクレージュさんがボールを投げてあげたところ、
サーッとダックスが投げられたボールの方向に向かって行った。
態度を改めないようだったら、ままはいよいよ注意をせねばと
思っていたらしい。
しかし、その内思いが伝わったのか、その家族はドッグランから
去って行った。
その場の皆は異口同音に、エチケットを知らない非常識な家族に
対して憤慨した。

とまあ、のっけからいやなことがあって、クレージュさん自身も
元気がなくなった。
その内、クレアちゃんも忘れてボール遊びするかなと期待したが、
その噛みつかれた方向へは決して行こうとはしなかった。
だけど、それでは逆に投げてみたらどお?と試してみたら、
なんと取って来たではないか。
良かったあ~♪
少し元気が出てきて本当に良かったね。

お寺の境内で・・・しがみつている僕・・・
とても高い場所だな・・・ドキドキ・・・

その3

2005年