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お食事を済ませ、お腹がいっぱいになったところで、公園を散策だ。
「ねえー、この木は何ていうのかしら？」
「あれー、これって水仙よねえ、八重になってるから「八重水仙って
いうのかしらね」
「あらーっ、やしのみさん私も同じことさっき言ったのよ」
自然の中を歩きながら会話は続く。
海が見えてきた。
僕は一昨年、海に初めて行って、これで二度目になる。
その時僕は「海ってまだよくわからない」と思ったけれど、
今日はどんなかな？
そーっと波に近付いてみた。
おおーっ！やっぱりダメだー！
慌てて押し寄せる波から僕は逃げた。

色んな面で、進歩してるんだね、世の中って。。。
知らないことってたくさんあるんだね、まま。

ままはパパが何を食べたいのか聞かずにいたものだから、勝手に
パパが大好きなとんかつカレーを頼み、ままはホットケーキを頼んだ。
殆どの人がスパゲッティーを頼んでいた。
口々に「やしのみさん、ホットケーキだけで、お腹がすかない？」って
言われ、「今はあまりお腹がすいていないし、これ好きなのよね。」と
答えていたけど、僕は知ってるよ。
ままってね、スパゲッティーってあまり好きじゃないみたいだよ。
他にもラーメンとかチャーハンとかあったけどね、その中で
一番好きなのがホットケーキだったというわけさ。
うふふ。。。　まま、そうだよね。

今日は広い公園を歩き回る予定らしく、
先ずは、お腹がすいては戦は出来ぬということで、早めに
ランチをということになった。
レジに並んで注文をし代金を支払い、そのお隣で注文した
品を受け取るシステムだ。
しかし、ままはここで「すごーい！」と驚きの声を発した。
だってね、お財布をしまって、お隣に移動した途端に
もう注文した品がお盆に一品乗せられ、次から次と
ものの3分ほどで全部の品が並んだものだから、
「なんで？なんで？」とままは不思議がった。
きっとレジで打つと料理場へ直結していて、すぐに
用意をし始めるからじゃないの？
と、まま達は想像した。

今日のデュールくんはカントリー風の洒落たデニムのお洋服だ。
下にシャツを着ていてる。
「このデニムはねえ、ぶらさがりの一点を実は手に入れたのよ。
これは売る品物じゃあないんですって最初は言われたけど、
どうしても気に入っちゃって。。。」
MIYUさんはアクセサリーを主体に自作の作品をデパートで展示販売
しているんだって。
そういうお仕事をしているからかなあー　なかなかそのお洋服は
珍しいデザインで格好よかったな。

お天気はいいし、三連休ともなればきっと道が混んでるに違いないと、
普段なら1時間でいける所だけれど、倍の時間がかかるだろうと予測し、
公園の噴水前に11時集合目指して、家を出たのは9時丁度だった。
案の定混んでいる。
良かったねえ、早く出て。。。と思ったけれど、この混み具合は何？
到着したのは11時を5分ほど過ぎていた。

今日は写真撮影会という目的があり、既に来ていたひなママさんは
噴水の前で早速写真を撮っていた。
あっ！三パピちゃんだ！ユイちゃん、ミナちゃん、リルちゃんだ！
そうすると、そうかあー　そばにいるのはミチコママさんだー
ニコニコしながら、パピちゃん達を眺めている。

写真で何度か見ているけど、とても小さくて可愛いらしいんだ。
もうすぐ会えるかと思うと、僕はなんだか嬉しさでドキドキしてきた。

今日は他にも新しいお友達にたくさん会えるそうだ。
ひなママさんとミチコママさんのお友達が大勢集まるんだって！
どんなかなあ？
僕とみんな仲良くしてくれるかなあ？
ちょっと不安だけれど、多分。。。大丈夫だと思うよ。
だって、僕は基本的にワンコちゃんは大好きなんだもの。

最初に、今日のメンバーさんを紹介しておくね。
先ずは、今日の幹事役のお馴染みひなママさん＆ひなちゃん、
マリンママ＆ひなちゃんとは胴腹姉妹のマリンちゃん、そして、
どうしても会いたかったミチコママさん＆ミチコパパさん、
ユイちゃん、ミナちゃん、リルちゃん、ル～ママさん＆ルルちゃん、
mamiさん＆伊織くん、mikiさん＆ミトンちゃん、MIYUさん＆デュールくん、
やしのみまま、パパ＆僕ハッピーの総勢10名１０匹だよ。

平成１７年３月１９日の土曜日。
今日は久し振りのオフ会だ。
朝から快晴の素晴らしいお天気に恵まれ、僕はウキウキしてきた。
今日はひなママさんのお誘いだ。
実はこないだのオフ会の時に、「ミチコママさんとお会いしたいわー」
とままはミチコママさんとは仲が良いひなままさんにお願いしていて、
ついに実現したというわけだった。
ミチコママ家はユイちゃん、ミナちゃん、リルちゃんの可愛い
女の子（犬）がいる三パピちゃん家族だ。
ユイちゃんとリルちゃんとは僕と親戚なんだよ。
僕のママのお父さん、つまり僕のおじいちゃんの
ユリシス繋がりなんだ。

僕っていやな性格してるのかな？
違うよ、きっと正直者なんだよ。

皆さん、若さ爆裂！
食べながら、次から次とおしゃべりが続く。
ままは初めて会った人ばかりなのに、なんだかそんな気が
しなくて、話に溶け込んでいった。
「ワンコ仲間はみんな犬年齢なのよ～♪」と言ってくれた
ミチコママさんの言葉は本当だ。
ままも若返って話していたもの～♪

みんなにはこう言ったけれど、僕は内心女の子に変身したみたいで、
面白がっていた。
「ハッピーくん、よく似合ってるわよ～♪おリボンも可愛い～♪」って、
みんなから誉められままはニコニコ顔。
でも、パパは例の如く、苦笑いだったけどね。

MIYUさんが「私もデュールに着せてみたいんだけど、
主人がいやがるのよねえ。でも、今度は是非着せたいわ！」って
ままに言ってるのが聞こえた。
ままはすかさず「そうよ、強行作戦でね、大丈夫よ、可愛さには
負けちゃうわよ！」と後押ししている。
僕もデュールくんの耳にこう囁いた。
「ねえー、デュールくん、たまには仮装も楽しいよ♪」ってね。

今日の僕の服装はというと。。。
出来立てのほやほやの例のニットのブルーのワンピに、
ゆきえおばちゃまから頂いたブルーのリボンといういでたちだった。
だから、みんな最初は案の定、僕のことを女の子(犬）と間違えてしまった。
やっぱりねえー、そうだよね、いくら色はブルーでもワンピ＝女の子と
思ってしまうよね。
「僕の名前は、ハッピー、3歳と9ヶ月の男の子だよ。よろしくぅ<(＿＿*)>」
僕は一生懸命みんなにアピールした。
「今日のこのファッション？はままが無理やり着せたものなんだ。
ままは可愛いお洋服が昔から好きで、僕は男の子だというのに、
時々こうして女の子の格好をさせたがるんだ。」

「おはようございま～す♪」
ままは初めて会うはずなのに、なんだか前から知ってるような、そんな
感じでご挨拶していた。
そうだよね、直接は話したことがなくても、ホームページで何度も
お話してるから、だからなんだね、きっと！

ミチコママ家とやしのみ家以外は皆さん、電車で来たそうだ。
ままと大違いで、みんな若いままなんだもの。
僕はびっくりした。
でも、ままは平気な顔をしている。
「だって、やしのみさん、犬年齢でしょう、私たちって！」
ミチコママさんがままに囁いた。
「そうよねえ、年は関係ないわよねえー」
そうかー　そういうことかあー　ふむふむ。。。