<<前年 <前月 〜2007年4月〜 次月> 次年>>

04/02_初づくし
04/07_かがくのめ
04/14_朝の草花撮影散歩
04/15_養老渓谷で採集散歩
04/18_今月のうた

2007/04/02 初づくし

4月に入り新年度が始まった。
SATSは今日から保育園。入所が決まるまではずっと楽しみにしていたのだが、直前になって不安になったのか、風邪で熱が出たこともあいまってなのか、昨日はHIROにベッタリだった。
「ほいくえんいかないの」と言っていたが、独り立ち?は誰もが一度は通る道、家族が近くに誰もいないところでの生活が始めてみよう。

今朝も熱が下がらなかったら初日でも休ませるしかないかと思っていたが、機嫌は悪いものの熱は下がっていたので行かせることにした。

SATSが保育園に入ったと言うことは、当然、HIROの仕事も始まったと言うことで同じく今日が初日。SATSから風邪がうつり喉が痛いそうだが、SATSを保育園に送ってから仕事場へ。
私は月曜日と言うことで出勤だが、4月だからと劇的な変化はない。
しかし、HARTはまだ春休み中。一人でかなり長時間の留守番は初体験だ。

私以外は初づくしでのスタートとなった4月最初の月曜日、はたしてどうなったのでしょうか…

HIROからのメールで状況が想像できる。

HIROが仕事から帰ると
> 二時半帰宅、鼻血でお出迎えの颯人 今朝は保育所へ出る時に起こしたのに、昼寝もしたらしい

HIROがお迎えから帰ると
> 一日泣いてたらしい、泣き疲れて昼寝したらしい、迎えの時も部屋で唯一泣いてた、明日行かないって言ってる、でも元気なら行かせる

心配されたSATSの風邪は
> 体調は普段通り
今の所、HARTとふざけてる
眠れたならいいんじゃない?
私は喉が〜声出ない〜

3人とも何かと大変な4月の初日だったようだ。

HARTの鼻血は緊張で気持ちが高ぶっていたのかな。
昼寝は、一人の留守番で、誰もいないのに家がミシミシなったりして怖かったらしく、布団被って目をつぶっていたら寝てしまったとか・・・。
昼食は、HIROが「おにぎり作っておいたから食べなね」と言われていたので、デザートで一緒においてあった苺は「おにぎり食べな」って言われたからと残してあったそうな。

HARTも2年生、たくましくなってきたかなあと思うとまだまだかわいい面がいっぱい残っているんだねえ。

INDEXPageTop前月へ次へ

2007/04/07 かがくのめ

HARTは、2年生となった4月サイエンス倶楽部に入会した。月に2回、理科の実験をして楽しみながらいろいろな体験を自分でする教室だ。親は、見学することが出来ない。子供の自主性に任せることが大切なのだ。

先月末の体験教室に参加したHARTは、液体窒素を使った実験も楽しかったらしく、平日だったのでHIROと行ったのだが、どうやって入りたい気持ちを私に伝えるか考え、手紙が書いてあった。
HARTが入りたいと言っていることはHIROからのメールで聞いていたのだが、その夜は、私がまだHARTが起きているうちに帰ってくることが出来たし、HARTから直接頼まれたいものだ。最初は
「手紙読んでねえ」と少しごまかしていたHARTもHIROに
「きちんとお父さんに自分の気持ちを伝えないと」と言われ
「サイエンスクラブやりたいです」とお願いしてきた。

今日が第1回目
「今日はべっこうあめを作ったよ。持ち帰りもあるよ〜」と嬉しそうに見せてくれた。
実験時に着る白衣ももらったので、まだきれいなうちに家で記念撮影。

虫好きから始まり、鉱石や化石にも興味を持ち、最近は野草の押し花を楽しんでいる。HARTの「かがくの目」はどんどん視野が広がって、「かがくの芽」はどんどん大きくなろうとしているのだ。
イモカタバミ(芋片喰)  カタバミ科

と言って、こどもの“かがくのめ”が育つと親がついていけなくなるので、今日も図書館で山野草の本も借りてきた。
子供のおかげで、失いかけていたわたしの“かがくのめ”も少しずつ視野が開けてきた。
オキザリス・プルプレア  カタバミ科





今週末も近くの小さな公園でみつけた野草の名前を調べてみた。
オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)  ナデシコ科 





HARTとSATSを遊ばせている間、小さな花をデジカメのマクロモードで撮影、なかなか楽しいものである。

キュウリグサ(胡瓜草)  ムラサキ科



先月とは違う花も咲き始めました。
ジシバリ(地縛り)  キク科








今回の写真は、イモカタバミ、オキザリス・プルプレア、オランダミミナグサ?、キュウリグサ?、ジシバリ?、ノゲシ、・・・
ノゲシ(野芥子)  キク科



関連記事 [HR]2007/03/10_公園の草花

INDEXPageTop前へ次へ

2007/04/14 週末の朝は散歩から

「今週末は何しようか」とそろそろ釣りにも行きたいと期待を込めて聞くと、
「HARTさあ、明日さあ、5時半くらいに起きてさあ…」
(それからそれから)
「7時くらいまで公園とか学校の近くまで行ってさあ、押し花にした花の写真を撮ってきたいんだよ〜」
(そうきたか、まあどっちみち夜中から明け方にかけては大荒れの予報だしな)
「いいけど〜、夜中にすごく雨が降るみたいだからねえ、朝起きて天気よかったらね〜」

と言っておきながら目覚ましもセットせずに休日の朝寝状態。一瞬目が覚めた時に雨の音はしていないなあとは思ったがそのままZZZ…

HARTが
「お父さん、いま何時?」
「えっ、う〜んと…6時40分くらいかな」
「え〜なんだよ〜もうそんな時間かよ〜」と泣き出した。
(ほんとに感心しちゃうくらい一瞬で泣けるものだ)

空は気持ち良い青空が広がっていたが地面はまだ濡れていた。風はまだ強いみたいだ。
「ねえ、お父さん!早く行こう」
「まだ地面濡れているよ、ご飯食べてから行こうよ。朝はまだ咲いていない花もあるし・・・」
「今行かないと時間無くなっちゃうよ〜」
(??何があったっけ?)

HARTの手のひらのイボ?(まめ?素振りや鉄棒してるわけじゃないしな)がなかなか治らないので午前中に皮膚科に行くことにしてあったのだった。これを気にして早起きにこだわっていたのだ。ちょうどHIROとSATSも起きて来た。

「お母さん、今から行って来てもいい?8時まで、ね、いいでしょ」
「じゃあ皮膚科は10時くらいに予約しておくよ」
近くの皮膚科はネットで予約出来るのだ。

デジカメを持って朝の散歩に出掛けた。風は少しあるが気持ちいい天気。先ずは近くの公園から。ナズナやオオイヌノフグリなどを撮って行く。花だけじゃなく葉っぱの形も分かるように、そして真上からではなく、なるべく横から撮りたいようだ。
ひととおり撮り終えたので他の公園へ移動。途中でプランターに植えられたサクラソウを撮った。
「プランターは写真に入れたくないんだよ〜」とのこと、ホントは自然に生えているのがよかったようだ。これもHARTのこだわりだ。サクラソウは私の実家に行った時に田んぼの近くで採取したのをおばあさん(私の母)と押し花を作ったのだった。

HARTの押し花コレクションは現在16種類。なんかの折りにふとHIROと「2年生になったら夏休みは自由研究があるんじゃない」との話題になったらしく、「押し花にした花の写真も撮って比較すると面白いんじゃない」と言われたのが今日の朝の散歩のきっかけらしい。

まだ夏休みは先なのだが、この週末で今まで作った押し花の写真を撮るんだと張り切っていた。小学校のお友達からの情報?で土筆があると言う場所に探しに行ったが見つからなかった。また、菜の花ぐらいどこかで見つかるかなと思ったが、探そうとするとなかなか見つからないものである。
どちらもやはり実家の方で採ったものだった。

8時ちょうどに帰宅。休日の晴れた朝に、草花を探しながらの1時間ちょっとの散歩、心身ともに気持ちいい週末のスタートとなった。

INDEXPageTop前へ次へ

2007/04/15 養老渓谷で採集散歩

「養老渓谷に行ってみようか?菜の花の写真も撮れるし土筆の写真も撮れるかもしれないよ、サワガニもいるかな、この前買った箱めがねも持って行こうか!」
「うん行く行く〜!」

朝起きてから荷物のパッキング。採取した生き物を持ち帰るためのブクブクバケツ×2(大・小)に箱めがねに魚採り網×3(長・短・ミニ)、休憩のためのレジャーシートにパイプ椅子に座布団にタオル、あとは一応、釣り竿×3に道具一式・・・

これらをパッキングしてブクブクバケツ(大、箱めがね入り)と魚採り網(長)以外の荷物はリュックに。バケツと網はHARTに持たせよう。あっ着替えを忘れていた。まだリュックに入るかな・・・

9時過ぎに家を出て、途中コンビニで昼食を調達して10時半過ぎに到着。思っていたよりスムースに来たので、最後養老渓谷に右折するところをつい通り過ぎてしまった。
「あれっ、今のところだっけ、もうここまで来たんだ。」

前回来た時は長く感じた道のりも今日は何だかあっという間に着いた感じ。それはHARTも同じだったみたいで、気合いを入れて?車の中での暇つぶしに図鑑3冊を持ったこともあるが
「お父さん、あと何キロ〜」は出たけど
「お父さん、ま〜だ〜」は出なかった。
スキーの長時間ドライブで鍛えられたかな。駐車場でトイレを済ませ先ずは粟又の滝へ。急な坂道を降りて川沿いの遊歩道へ。

川の水は金曜日の雨の影響か少し濁っていたが魚の姿は確認出来た。ウグイやオイカワだろうか、体全体が赤みを帯びた魚の群れがいる。繁殖期なのか婚姻色が出ているだ。早速、HARTが
「ここでも少し遊んでもいい」と裸足になって網を片手に川の中へ。
「川虫が採れたよう」と喜んでいる。SATSは近くにいたおじさんから風船で剣を作ってもらってニコニコで川沿いの散歩が始まった。

遊歩道のすぐ足元でも川の中の魚が泳いでいるのが見えるが、網を入れてもそう簡単につかまるわけがない。でも山側からの湧き水や水の流れ込みで遊歩道の脇に、水溜りがたくさん出来ている。水量が増えた時に入り込んで戻り損ねた魚もいる。前にサワガニを採ったのもこう言った水溜りや湧き水が出ているところだったので、HARTが入念に水溜りをのぞきこみながら、進んでいく。
おたまじゃくしの大群、ひとすくいで数十匹
早速、HARTがサワガニを見つけた。石の影から足がちらりと見えていたのだ。ちょっと段差が大きかったので私が石をどけてみると3匹が隠れていた。逃げるサワガニを何とか捕まえ幸先良いスタート。
意欲的にサワガニ探しをするHART
おたまじゃくしやガムシ、名前の分からない水中のミノムシみたいなもの、そして自力でのサワガニGET。採集しながらの散歩はHARTも楽しそうだ。小さな魚も捕まえた。アブラハヤ?かな。



SATSも歌を歌いながらご機嫌についてくる。トンボが飛んできてHARTの持っている網にとまった。まだ羽化したばかりなのかヨロヨロ飛んできてとまったまま逃げない。しばらくの間一緒に散歩した。

粟又の滝から1000mのポイントを通りすぎた。散策しながら歩いているので結構時間がかかった。もう12時を過ぎている。もう少し行った遊歩道脇に大き目の石が転がっているところで昼食にした。
「え〜、もう休憩なの〜、まだおなか全然減っていないよ〜」
HARTはまだまだ川の中で遊び足りないようだった。

昼食も急いですませ、再び川遊び突入。コケのついた石で滑って半ズボンを濡らしたHART。
「もう替えの長ズボンに着替えて釣りにすれば」と言っても
「HART、ヤゴが見つけたいんだよ〜」とズボンを脱いでパンツで川に突入し石をひっくりかえして探している。

「見て見て!ここにヤゴの抜け殻があるよ、この下にいるかなあ」
しかしヤゴはとうとう見つからず・・・

さてHARTがヤゴ探しをしている間に、私は網を借りてガサガサ開始。最初は川虫ばかりだったが、そのうちにやっとヨシノボリの仲間が採れた。調子に乗ってやっていると、20cmくらいのナマズ?が網に入って、びっくりして思わず大きな声をあげてしまった。
「お父さんの大きな声の方がびっくりしたよ〜、もうっ!」とHART
(だって本当にビックリしたんだもんと私)」

たっぷりと川であそんだ後、遊歩道の帰路は少し急ぎ足で帰って駐車場へは3時に戻った。
駐車場の土手につくしが生えていたので
「写真撮る!」とガードレールを越え土手を下りて斜面にしゃがみこんでつくしの写真を撮っていた。よく遊んだHARTも、今日はちょっと涼しかったので川には入らなかったけどたくさん歩いたSATSは2人とも帰りの車で爆睡。

「つくし」撮影:HART
途中買い物を済ませ、家には5時に到着。
もう少し暖かいとなおよかったけど、気軽なプチお出掛けを満喫できた1日でした。

INDEXPageTop前へ次へ

2007/04/18 今月のうた

HARTの小学校では『今月のうた』というのがあって毎日歌っているらしい。
昨年はSMAPの『夜空のむこう』が月の歌だった時にHARTが
「覚えた〜い」と言うので、家や車の中でSMAPのベストアルバムを流していたらSATSも気に入って、半年くらいドライブミュージックがSMAPとなった。
買い物等でのちょい乗りならまだしも、スキーなど長距離ドライブでは繰り返しなので曲の順番まですっかり覚えてしまった。

さて、今月の歌はとなりのトトロの主題歌である。夕食後、HARTが
「ねえ、お父さん聞いててね」と歌いはじめた。
でも、歌詞を忘れたり、1番と2番がごっちゃになったりで何度も歌い直していた。
HARTが歌っていると、歌が大好きなSATSも嬉しそうに寄ってくる。SATSも当然この曲は知っている。
つい先日もHARTがこの曲を歌っていた時に、サビの♪となりのトトロ、トトロ…♪の後に、“トトロトロ!”とか“トロトロ!”と合いの手を入れてみたら、二人とも大いに喜んで盛り上がったのだった。
なので今日もそれを期待しているのかなあと私もSATSもHIROもそう思っていた。だからサビの部分に近付くとSATSは笑いを抑え切れないくらい嬉しくなって、HARTの前で私にからまってふざけていた。一方HARTはサビに行く前に、
「あれ〜、ここは“木の実”でよかったんだったっけなあ」と首をかしげながら歌い直し、だんだん表情も真剣になってきていた。
私も歌詞を教えてあげられるほどはよく覚えていない。HARTが3才頃にDVDを買って見させたりCDもレンタルしてきたりしてよく車の中でもかけていた。その頃なら歌詞もほとんど覚えていたと思うが・・・。

さて、いよいよサビの部分に突入、待ってましたとばかりに
“トトロトロ”と合いの手を入れるとSATSはもう大喜びで私にじゃれついた。ところが…

「お父さん、何でふざけるの!SATSの相手していないでちゃんと聞きなさい!」と怒りだした。
「ゴメンね〜、この前は喜んでくれたからさ〜、ねえ」とSATSに同意を求めたところで
「今日はちがうの、黙って聞きなさ〜い、あ〜」
と大泣きで足バタバタと瞬間変化

とりあえず泣いたままでは歌えないので、お風呂の準備で小休止。
その後、HARTの前で正座してフルコーラスを聞いてからSATSと3人でお風呂となりました。真剣な表情で、でも少し照れ臭そうに歌うHARTが最近ではあまり見られない一面で可愛かったなあ。
しかも、私がお風呂の準備をしたりHARTの前から離れている間に一生懸命歌詞を思い出しながら復唱していたら しい。

で、お風呂ではSATSとふざけていつも通りに戻っていました。一瞬のうちに泣きだしたり、こちらが???となる時も多々あるけど、感情表現豊かで、見てるだけでも飽きないねえ

INDEXPageTop前へ次月へ