〜「湾岸スキーヤー」の快適スキー日記(2006)〜

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  06/01/29[草津国際スキー場]_最高の天気、最高に気持ちいい!
  06/02/10[五日町スキー場]_Myゲレ
  06/02/11[新潟魚沼市歩くスキ-フェスティバル]_息子からの助言
  06/03/05[千葉県クラブ対抗選手権]_雪上散歩
  06/03/12[千葉県クラブ対抗選手権]_クラブ対抗を終えて
  06/03/24[かたしな高原スキー場]_春の雪
  06/03/26[かたしなファミリーカップ]_ファミリーカップ初参戦

2006年01月29日 最高の天気、最高に気持ちいい!

「今日は最高の天気ですね〜」あちこちで同じ言葉が聞こえてくる。
昨日までは強風でロープウェーも運行停止。待ちに待った快晴に気分も最高!しかも日曜日、ゲレンデトップに上がるリフトにも人の列が出来る。

地元の(ガイドらしき)人が(お客?に)話している。
「この時期こんなに条件がいいのは珍しいですよ。晴れると大体風が出ちゃうんですけどね。」

リフトを降りてすぐに滑り出す人はほとんどいない。
板を外して景色を楽しむ。広がる大パノラマはデジカメ写真では役不足、無駄な抵抗と判っていてもとりあえず撮らずにはいられない。

「お父さん早く滑ろう!」

子供にせかされ板をはく。滑り出すコースもまた最高に気持ちいい。
←《振子沢コース》

白根山ゴンドラの頂上駅から下るロングランのクルージングコース。コース名の通り、山間を流れる沢のようなコースは、すぐ脇に新雪がたっぷりついた雪の壁がそそり立ち、別世界に入り込んだ感じで最高の気分。ゲレンデ途中の看板「なだれの危険があるから立ち止まらないで下さい」にも納得。快適なスピードで滑り抜けた後にちょっと立ち止まって振り返り、余韻にひたる。さあもう1本!


地元のガイドらしき人の話を立ち聞きしてるとこんな話も・・・
「私らの子供の頃は、体育の授業で志賀から万座のツアーコースを滑りましたけどね、もう1日掛かりですよ、もちろんパトロールとか事前に準備しといてね。今はもう危険だからとやってないみたいだけど・・・」
(なんて羨ましいんでしょ)

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2006年02月10日 Myゲレ

 金曜日の午後4時、頂上に上がるリフトが止まる時間。天気は快晴、風もなく2月とは思えないくらいの暖かさ。

 そして上越の山並みがパノラマ状態で広がり、眼下には、麓まで伸びるロングコース。しかも見える範囲に誰一人滑っていない貸切り状態。平日というこもあるが、もともと町営のロコスキー場。こんな恵まれた条件はメジャーなスキー場ではそうは味わえまい。この日の締めくくりに一気に滑り降りる。
 他のスキーヤーをよける必要もない。自分だけの快速で快適な滑降に大満足!!

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2006年02月11日 息子からの助言

 HARTにもHIROにも「歩くスキー、今年の目標は15キロを1時間15分以内」と宣言していた。
 昨年より15分以上タイムを短縮しなければならない。でも昨年はジョギングや自転車で体力面の準備はしていたものの、スケーティングの動作に慣れてないこととバランスの悪い無理がたたって、途中で股関節が痛くなり、中盤以降の上りは歩くのもつらかった。単純計算で1kmあたり1分以上の短縮であるが、もともと技術レベルが低く体力勝負だけに、去年のように足が痛くならなければ十分可能だと思い、目標を設定し宣言しただった。

 とにかく体力がなくなって歩くのだけは避けたいと年間を通して駅から会社まで片道7kmを自転車通勤、会社について着替えたらまず懸垂10回(11月からは月ごとに1回ずつ増やした)のほか、準備(トレーニングと言えるほどではない)は、12月から始めた。昼休み、週に2回のジョギングと週1回のインラインスケート。大会が近づいたらインラインスケートの回数を増やそうと考えていた。
 しかし…、大会まで10日を切った金曜日。前日が雨でバスで帰り自転車が駅においてなかったのでトレーニングを兼ねて会社までジョギングをした。ところが舗装路のうえ、慣れないコースの起伏で足を痛めてしまう。その後はジョギングやインラインは出来ずに本番を迎えざるを得なかった。

前日からスキー場に来て、夕方に少し練習した。足は大丈夫だ。夜には、HARTには「去年より5分でも、少しでも早くなればいいじゃん」と励まされ、随分と気持ちが楽になった。

さて
お父さんすごいねと褒められた >続きは執筆中(;^_^A ・・・

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2006年03月05日 雪上散歩

3月5日、千葉県のスキークラブ対抗競技会の2日目、ノルディックのリレーが10時から始まる。私は、クラブの第1走者を任されていた。

前日、リレー会場に行くと、去年とコースが大幅に変わっていた。少し滑ったがコース整備のため、30分しないうちに退散した。でも焦りはない。

当日、9時前に会場入り。他のクラブの選手に混じりコースに滑り出す。ポケットにはデジカメ。周りの選手が競技前の調整に余念もなく滑りこんでいる中、コースの途中途中で立ち止まっては、クラブのホームページで紹介をすることも目的に写真撮影をして、コースを歩いていく。気分はインスペクションというより雪上散歩である。周りの人よりも時間がゆっくり流れているような感じ。整備されたコースは、春スキーを思わせる陽気に少し溶けはじめているが滑りをまだ妨げるほどではない。のんびり行っても下り坂ではスピードがのっていく。心地よい風を感じつつ、目の前に迫る急カーブに備えブレーキング。ここでも立ち止まって写真撮影。
天気も最高で、雲ひとつない青空が気持ちよい。

インスペクション(雪上散歩)を終え、レジャーシートを広げたわがクラブの陣地に戻る。クラブのメンバーが板のWAXをはがしてくれて、さあスタート前の準備は万全だ。

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2006年03月12日 クラブ対抗を終えて

3月4日から5日にかけて開催された千葉県のスキークラブ対抗競技会開催。私の所属するクラブは約10年前から参戦し現在は3部構成中の3部に属する。競技種目は、ジャイアントスラローム(GS)とノルディックのリレー(3部は1.5km×3人)である。

競技を専門にやっているクラブではないので、『楽しく参加出来ればいいかな』的なお祭りムード。これはこれで、わがクラブの特色でもありいいのだが、個人的には、成績がもう少し上がったら、もっともっと楽しくなるのになあと思う。

今年は、自分の目標を「ノルディックリレー、3部の第1走者で3位以内」とした。

ノルディックは去年から会場が変わりスタートを上手くいけばいけるかなとも思っていた。また、今までの教訓から、シーズンオフも筋トレを継続(と言っても懸垂くらいだが)し、別のクロカン大会(15km)へも参加し、この大会にのぞんだ。

前日会場に行くと、去年とコースが大幅に変わっていたが、大会前の練習中にクラブのホームページで紹介をすることも目的に写真を撮りながら、ゆっくりとした気分で、コースを十分確認し、自分なりのイメージを持つことが出来た。ノルディック用の板はシーズン前にチューンアップに出し、レース日の朝にはクラブの人にワクシングもお願いしてやってもらった。

レーススタート。ワクシング効果抜群で最初の推進滑走区間をTOP通過。気分も最高だ。周回コースとの合流までに1人に抜かれ、前半の上りで更に2人抜かれた。そして下り。最後に鋭角の左カーブがあるので私の技術力を考え、スピードをややセーブする。カーブ後に転倒している1人をパスして3位にあがる。残すはラストのなだらかな上りのみ。2位の選手も目の前。腕や足の動きが鈍った分は、3位以内という極上に餌を目を前にぶら下げられているので気力を振り絞る。アウトから抜きに入った時、2位の選手が転倒。リレーゾーンは目前。慌てるなよと転倒するなよと自分に言い聞かせる。コース中央を滑って後続をブロック。何とかそのまま、第2走者につなぐことが出来た。

「2位、2位!!」とワクシングしてくれたメンバーのかけてくれた声に、自然とガッツポーズが出た。

このノルディックの結果に個人的には大満足。しかもGSとリレーで総合5位入賞(19チーム中、クラブ初)なのだが、自身のクラブ対抗を振り返ると何か引っ掛かる。
初日のGS、転倒で途中棄権、しかも2度板が外れた。このとき「明日のノルディックがあるから」と自分の中で整理してしまったが、それでよかったのか・・・

GSで3部の個人2位になった選手は、わがクラブ屈指というか、唯一の競技系メンバー。スタート前と試合後の板のワクシングをとってみても、競技に対する取り組み方、道具に対する接し方が他のメンバーとは違う。

私もレベルや程度の差こそあれ、今シーズン、ノルディックに関しては結果を出したいと取り組んで来た。そして結果もついてきてくれた。たいしてGSはどうだったか・・・

仕事や家庭事情でGSトレーニング等にあてる時間が取れないことも事実(ノルディックが出来るだけでも恵まれているかな)だが、でも何か出来ることはあったはずである。インスペクションもせずにレースせざるを得なかった。ちょっと工夫すれば十分間に合う時間にスキー場に着いていたし、それは今までの経験からも判っていたはずである。仮にインスペクションが出来なかったなら他にもコースを把握する努力が出来たはずである。道具のチェックだってそうだ。WAXする時間は確かになかったが、今思えば、ビンディングがややゆるいかなと感じたことは確かにあって気にはしていたのだった。道具に対しても無頓着過ぎた。

つまり取り組む姿勢に問題があったのだと思う。ノルディックとGSの結果がいい例だ。千葉県スキー連盟のホームページに公式結果が出た。ノルディックはチーム成績しか出ないが、GSは個人の結果もわかる。名前の脇にある“DF”・・・悔しいと言うより情けない。

クラブ対抗と同じ日、数シーズンもかかってやっと準指導員に合格したクラブメンバーがいる。目標があってこそ頑張れる。ただ参加するのではなく、モチベーションを保ち続けるためにも目標は絶対必要だし、取り組む姿勢に差が出てくるのではないだろうか。

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2006年03月24日 春の雪

 3月最後の週末はかたしな高原へ。ウェアがいらないくらいの暖かさである。当然、ゲレンデはザクザクのざら目雪で、滑った後には轍が出来て、雪だまりもいたるところに出来て、凸凹と波打っている。午前10時でもうこの状態。スキーシーズンの終わりを実感する。
 こんな状態では気を抜いて滑っているとスキーを取られて、転倒してしまう。でもこの陽気ではついつい気もゆるんじゃうよね。さて、いつまでも寝転んでないで滑るとするか。徐々に広がった深めのレールの後に大きな人型、そこからまた2本のレールが続く。
 昨シーズンも同時期に同じスキー場に来たがゲレンデコンディションはもっとよかったのにな・・・でも自然の中で遊ばせてもらっているのだから、それは仕方がないですね。

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2006年03月24〜26日 ファミリーカップ初参戦

 2005年3月、リフトからポールを滑る同じ世代の子供、表彰式の賞品の数々を見て
「お父さん、HARTもやってみた〜い。」「よおしっ、来シーズンは一緒に出よう。」

 10月になったら、かたしな高原のホームページをチェックし、ファミリーカップの情報を待った。定員オーバーにならないうちにと、早速電話を入れエントリーした。

 HARTはポールが初めてなので、前日のポールレッスンも申し込んだ。春の陽気で気温も上昇し、午前中なのにもう既にザクザクのザラメ雪で波打っている状態。(もうスキーシーズンも終わりだなあ。)
 ゲレンデ全体がゆるゆるの大荒れの中で、硫安を散布し整備された専用のポールバーンが用意され、特別待遇を受けているようで私はいい気分。しかし、初めてポールを滑る子供は、その異質な“固さ”に戸惑い1本目からコース途中で転んでしまった。普通のコースではゲレンデ暴走族と化すHARTも、その後はペースがガクンと落ち意気消沈状態・・・
「HARTさあ、今日はポールはもういいからモクセイコースの反対側を滑りたいなあ。」
「えっ、まだ1本しか滑ってないじゃない。」
「ちゃんと滑れるからもういいのっ!」
「今だって転んじゃったでしょ、明日はすぐに本番だよ。どのくらいのスピードならコース通りにちゃんと滑れるか確認しとかないと。」
と、なだめすかしてコースに入らせたものの、2本も滑ると、インストラクターの話を聞くために待ち時間が多く退屈してしまい
「ねえ、お父さんあと何本滑るの?HARTもう普通に滑りたいよ。」
「じゃあ、あと1本で終わりにしよう。」
 スキーを始めて3シーズン、私以外からの指導を受けたことはなく、ほとんど自由に滑らせてきたので、コースが規制されていることよりも、順番を守って、滑った後に人の話を聞くということなじめなかったのかもしれない。

 ファミリーカップ当日。受付で渡されたのは、なんとナンバー1ゼッケン。大会の第1滑走である。幼児クラスは7人、親子のエントリーは5組だった。
「1番だよ〜」 とゼッケンをつけてあげるも
「今日はさあ、お父さんが前を滑って〜」 と少し弱きな発言。(まだ昨日を少し引きずっているのかな。)
「今日は大会で順番が決まっているから、HARTが一人で先に滑るんだよ。頑張ってね。昨日みたいにゆっくり滑ればいいんだよ。」

 インスペクション開始。昨日よりも少し気温が下がっていたが雪はやわらかい。でもこのくらいの方がHARTにとってはちょうどいいかなと思っていた。しかし、スタート直前のコース再整備で固められた。約20分遅れたが、HARTなりのリラックスと言うか時間つぶしは胸ポケットにいっぱいの飴やガムなどのお菓子。朝一番こそテンションが低かったが、インスペクションとその後のフリースキー2本を滑り、特に緊張もしてないようだ。どちらかと言えば私の方が緊張しているくらい。
「HART、昨日みたいにゆっくりでいいからちゃんとコースを滑るんだよ。そうすれば記録が残るからね。」

 前走が終わり、いよいよスタートが迫る。スタートバーの前にストックをおいてスタート準備。アラームが鳴る。音が変わってさあスタート・・・ストックの位置が前過ぎてうまく漕ぎ出せず、係の人に押してもらってスタート。
 上から見守る。慎重にスタートして、暴走することなく着実に旗門を通過していく。最後の緩斜面に入った。よしっゴールしたぞ!

 子供達の各クラスの滑走が終わると次は親の番。もちろん私のゼッケンも1番である。スタートを待つ他の選手達を見るとレーシングワンピを着た人が後ろに並んでいる。(私のレベルでは勝ち目はなさそうだし、無理して転倒するよりHARTにも言ったように着実に滑ろう。初参加なんだし親子としての記録を残さなくちゃ。)

 ゴールすると「お父さん!」とHARTが寄ってきた。リフトで上がってこないので妻と合流しているのかと思ったらずっと下で待っていただった。
「お母
さんは?ずっと下で見ていたの?」 「ううん、お菓子食べながら待っていたの。でもお父さんのはちゃんと見てたよ。HART、1分14秒もかかっちゃった。でも3分もかかった子もいたよ。お父さんはどのくらい?」
「うーん40秒くらいかな。お父さんもHARTが滑るのを上からちゃんと見てたよ。」
 ちょうど妻と下の子もゴールに歩いて近寄ってきた。“ゼッケン1番、横瀬選手スタートしました”とのゲレンデ内放送を聞いてきたのだった。(放送されていたのか、気分いいもんだね、記録がよければもっとね)
 ちなみに私の記録は39秒66で後ろの選手とは7〜8秒差もあった。まだまだだね。HARTもタイムには満足していないようだった。
「初めてなんだし、完走出来てよかったね。ちゃんと記録も残るよ」
「でもHARTが1分以上かかっちゃったから、優勝できないね。」
(私のタイムでも、絶対優勝できないけどね、でもHARTもいつものゲレンデの勢いで滑ることが出来たら1分は切れただろうな。)

 閉会式は妻に出てもらって私は下の2歳の子供を抱えてのスキー。下の子も「またリフトにのる。リフト降りたところでラムネする」と繰り返し滑った。3日目でもう腕はパンパンになってきた。リフトで閉会式のナレーションに耳を傾けながら、早く終わらないかなあと願った。

 1時前になってやっと「もうおへやに入る」と言うので抱っこで閉会式会場そばで終わるのを待った。最後の賞品『任天堂DS』の発表・・・、ゼッケン1番、ではありませんでした、残念っ。
 閉会式を終え、口を尖らせながら戻ってきたHART。理由を聞くと貰った賞品がボックスティッシュと紳士物ばかりで子供が楽しい物がなかったからとのこと。

ところで、幼児と親クラスの成績は・・・
なんと “3位入賞!!!”  エントリーが少なかったのかDFがあったのか解からないけどすごいではないか。
「ちゃんと完走したから、3位になれたね、HART」
と声をかけても相変わらず口が尖っている。ちなみに3位の賞品は紳士用のシャツ。せめて幼児クラスの賞品くらい子供ものにしましょうよ。かたしなさん!

「来年はHARTもう出ない。」(相当ご機嫌ななめである)
「お父さん出たかったら一人で出れば」
「お父さん一人だったら出ないよ。HARTと一緒じゃないと」
「お父さん一人だったら頑張れば優勝できるかもよ」
「HARTと一緒じゃないと、お父さん一人だったら出ないよ。」(出来るわけないじゃん)
「お父さんどうしても出たい?」
「せっかく今年参加したんだから、続けたいね」
「お父さん、来年は何秒で滑る?」
「そうだなあ目標は35秒かな、HARTは1分切ろうね」
「たったの4秒かよ〜、一番早い人は29秒だったよ。」
「10秒も速く滑るには、お父さん一人で20回位スキーに行って練習しないと・・・」
(20回行っても、私には無理だろうが、子供の持つ父親像を壊さないようにもっとがんばんないとな。)

「お父さんどうしても出たい?HARTは閉会式出なくてもいい?」

さて、来シーズンはエントリーできるでしょうか・・・・

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