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豊頃駅−佐々田沼公園−豊頃駅−ハルニレの木−豊頃駅 (走行距離8.4km)
セキレイ舘−晩成温泉−十勝ホロカヤントー竪穴群−ホロカヤントー−晩成キャンプ場−晩成温泉−生花苗沼−生花苗沼野鳥観察棟−晩成海岸−晩成牧場−セキレイ舘 (走行距離20.2km)
連泊でお世話になったトイピルカ北帯広ユースホステル。滞在中はユースホステルの愛犬ゴマちゃんと遊んでばかりいたので名残惜しい気分で出発しました。今日はマイカーで大樹町の晩成へ移動する日です。前々から豊頃町にあるハルニレの木を見たかったこともあり少し寄り道して晩成へ向かいます。道道73号帯広浦幌線を東に向かうとワインで有名な池田町があります。池田町もポタリングしてみたい魅力的な町ですが今回は通過して豊頃町へ向かいます。豊頃町って知らない方が多いかと思いますが、ハルニレの木と言えばご存知の方も多いことでしょう。十勝川の河川敷にぽつんと立つハルニレの木は樹齢130年と十勝の発展をずっと見守ってきた歴史ある木です。幾たびか繰り返された十勝川の洪水や冬季の極寒にも耐え今も堂々とこの地に根付いている姿に感動しました。今では豊頃町のシンボル的存在で十勝地方の観光名所にもなっています。約1時間半ほど豊頃町をポタリング。ふたたび、マイカーで大樹町へ向かいました。
十勝川河口付近から大樹町と広尾町の境界線付近まで湿地帯が続き、長節沼、湧洞沼、キモントウ、生花苗沼、ホロカヤントーといった沼が点在して十勝海岸湖沼群とも呼ばれています。開発など人間の手も加わらず手付かずの自然が残っている貴重な場所で観光地化もされていないので前々から訪れてみたい場所のひとつでした。もう一ヶ所、手付かずの自然が残された場所を散策したい地域があります。根室市の風連湖周辺です。ここも、手付かずの自然が残されているようなので機会があったらぜひ訪れてみたいと思っています。
さて、大きな期待を胸に訪れた十勝海岸湖沼群。もともと海だったのが、海流などによって運ばれた砂等が砂州となって塞ぐような形となり形成された海跡湖が点在しています。海と湖の間に長い砂州があり、その砂州の上が広大な原生花園となっている場所が多く素晴らしい光景が見られました。快晴という天候にも恵まれ脳裏に焼きつくような光景ばかり。実は、ここを訪れる前の日まで天気が心配で仕方ありませんでした。道東の太平洋岸は海流の影響を受けやすく内陸部は晴れていても海岸沿いは濃霧という日が多い地域です。特に初夏から夏にかけては濃霧が発生しやすい時期でもあり快晴の日は極端に少ないそうです。そんなことを考えると、雲ひとつない青空の下を散策できたのは運が良かったんでしょうね。十勝海岸は一泊だけと短い滞在で予定を組んだことが少々悔やまれます。今回は晩成海岸周辺だけのポタリングで湧洞沼や長節湖、十勝川河口付近を散策していません。これらの場所は訪れませんでしたが、きっと素晴らしい光景が広がっているんでしょうね。いつになるか分かりませんが、自由な時間が有り余るような時が来たら思う存分散策したいと思います。十勝海岸湖沼群、人の手が加わらず手付かずの自然がいつまでも残ることを祈るばかりです。
使用自転車 − Brompton(本日の走行距離28.6km)
■■■ 宿泊先 ■■■
セキレイ舘
一泊二食 5,900円(個室利用料金)
今回の北海道ポタリング旅行で唯一のとほ宿となるセキレイ舘。とほ宿とはユースホステル形式で基本的に男女別相部屋で宿泊定員が少なく、見知らぬ旅人達との語らいの場が楽しめる宿です。北海道に数多くあり、個性ある宿が多いのが特徴的です。私たち、北海道旅行ではユースホステルを多く利用しますが、時よりとほ宿も泊まります。セキレイ舘は北海道を旅するライダーやサイクリストにはけっこう有名で評判も良いです。私も前々から宿泊したい宿のひとつでしたが、ようやく実現しました。宿は農家を改装した古めの建物でお世辞にも立派とは言えませんが、美味しくボリュームある食事が最高です。若い方、年配の方、常連の方、初めて宿泊する方、どんな宿泊客に対しても隔たることなく応対するオーナーやおかみさんの細かい心遣いが随所で感じられ気持ちよく滞在できました。宿にはみいちゃんという猫がいます。猫好きの方は、可愛いみいちゃんとの楽しい思い出がまたひとつ増えることでしょう。
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