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輪行下車駅 − 多摩都市モノレール・玉川上水駅
輪行乗車駅 − JR武蔵野線・新座駅
玉川上水駅−東大和市駅−野火止緑地−南台公園−八坂駅−久米川駅−押出橋−新堀−野火止用水史跡公園−新座市児童センター−平林寺−野火止公園−新座駅
2年前から野火止用水に沿ってのポタリングを計画しておきながら、今回ようやく実現しました。日頃、ポタリングに出掛ける前に何ヶ所か行きたい場所をピックアップして天気やコース上の見所をチェックして大まかなコース設定をします。日帰りのポタリングの場合、たいてい前日に行く場所を決めることが多いです。時には、前日の晩に行くコースを決めておきながら寝て起きた時の気分で行く場所を全く別な場所にするということもしばしば。野火止用水ポタリングも何回か行く覚悟を決めておきながらポタリング当日に変更したことが何回かありました。今回は、ある人に紅葉の時期に野火止用水に沿って走ると明言したので遅れながらもポタリングが実現でき何よりです。
さて、野火止用水は江戸時代初期、野火止台地の開発にともない生活・農業用水を確保するために玉川上水から分水して開削した用水路です。戦後しばらくまで生活用水として利用されていたそうですが都市化に伴い工場排水や生活排水によって汚染され涸れてしまいました。近年になり地元自治体を中心に用水の環境復元を図り清流が戻ってきました。用水に沿って走りましたが確かに水は澄んできれいでした。清流がある場所には生き物も多く見られカモなどの水鳥や多くの鯉の大群もあちこちで観察できます。特に鯉の多さには驚かせられました。用水の幅が終始狭く水深も浅いのに、多くの鯉が泳ぐ姿は他の用水や川とは違っています。それだけ野火止用水の環境が魚に良いんでしょう。今回は玉川上水からの分水地点から平林寺の先まで用水に沿うように走りましたが緑道や遊歩道が整備された区間は半分程度で他はごく普通の道といった感じで必ずしも快適なサイクリングではありません。緑道や歩道がない区間は交通量もそれほど多くないので苦にはならないとは思います。武蔵野の面影が残された雑木林があちこちに点在しているのも特徴で林の中を走るのは冒険心をくすぐらせてくれました。最後の見所は関東地方でも大変格式高く歴史ある平林寺。晩秋のこの時期は見事に色づいたモミジなど紅葉が存分に満喫できます。その光景は京都のお寺に来たような風景でした。
ポタリングに出掛ける前に確認した天気予報では晴れ時々曇り、降水確率10%だったのに昼過ぎから小雨が降りだし真冬並みの寒さということで生憎のポタリングでした。帰宅して今日の東京の最高気温を確認したところ9.2℃だったそうで寒い訳です。
使用自転車 − Brompton(本日の走行距離 19.2Km)
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