2010年 1月 東国三社参り

■ 家族の時間

 ○あけましておめでとうございます。今年もこのHPが続けられたらいいと思っています。どうぞよろしく





 ○年越しは、いつものように自宅で夫が打った手打ち蕎麦です

  
  新蕎麦粉という事で、水廻りを少なくしたのですが、薄く伸ばせずに山形の板蕎麦の様な厚みのある蕎麦になっちゃいました。





  先月下旬に出かけたのが千葉市長沼のワンズモール内【ラーメン劇場】です


  
  外房の岬町に本店のある【三軒屋】と、富里市【青山】と市川市【魂麺】のコラボ店である【熊ごろし】の2店に夫婦で出かけました。





 ○常陸太田市に立ち寄った際に見つけた和菓子店【なべや】さん。

  創業100年を超えるお店は、時代を遡った感覚に浸れる雰囲気をたっぷり漂わせていました。

  
  一番人気のちまき120円以外にも自家製の甘納豆100g160円や此方の地方独特の、かりんと饅頭80円も購入しました

  詳細は
 未申(午後三時)のおやつ でどうぞ。





 ○夫婦でランチに出かけました。

  成田市公の杜のレストラン【ポルチェリーノ】。 市内では人気のイタリアンレストランの様です。
【ポルチェリーノ】
成田市公津の杜2−6−8
TEL 0476−36−7430
11:30〜20:30(昼休憩有)
定休日 日曜
HP
http://www.ポルチェリーノ.com/
イタリアンのお店でディナーは予約で埋まってしまう日もあります
オープンキッチンなので席にいても仕込みがよく見えます
。シェフの側に自信がないと出来ない配置ですね

店の売りは自家菜園で毎日朝採る有機野菜をふんだんに使った料理
長方形の店内はビルの一角なので店舗デザインは変化しようがありません。
ランチ時メニュにはアラカルトは無く2種類のセットのみ。
Aプランは1,575円
Bプランは2、940円
A,B共に
パンとドルチェとドリンク付きです
Aプランは、前菜が2品から選べるので夫はシェフの気まぐれ取立てサラダ。
瑞々しいたっぷりの野菜に添えられた半熟卵、生ハム、シーフード、蛸のカルパッチョなど
妻の前菜は、大好きなミネストローネ。
フレッシュトマト、人参、じゃが芋、さつま芋、紫玉葱、玉葱、ベーコン等の具沢山なスープ。
トマトの酸味加減がきつくなく、かといって薄くも無く口の中に良い感じで残りました。
妻には大好評
自家製のパンは、お代わり出来ました。
右側のオリーブオイルで頂きましたが中がシッカリしたパンです
3品から選ぶパスタ料理は、夫がタリオリーニ(自家製ソーセージときのこのトマトソース)。
ご覧の通り具沢山で自家製ソーセージがたっぷり、」茸はしめじ、ルッコラの葉が利いてました。
平麺のパスタは食感が面白い
妻のパスタ料理は、牡蠣とほうれん草のクリームソース。
細麺でコシがあるスパゲッティー。
具の量は多くも無く少なくも無くですがこのクリームソースは美味しかった。
あんまり美味しいクリームスープだったので、残す後が惜しくてこんな事までしてしまいました。
本日のドルチェは選択が出来ません。1品のみなので夫婦で同じものでした。
ブラマンジュと金柑のコンポートはミントの葉が上に、クラシックショコラは苦みばしった味。
全てサイズが小さいのですがボリューム的には丁度良い感じです。生クリームが美味い
サービスで出してくれたのだと思います。
自家製の焼き菓子2品
左が松の実とレーズンでトウモロコシの粉を使っています。右はゴマのクッキー
トウモロコシを使った焼き菓子が面白い味でした
ドリンクは一口サイズの容器で。2人ともエスプレッソを注文しました。
BプランはAのコースに、採れたて野菜のバーニャカウダとメイン料理(肉料理か魚料理の選択)が加わります。





 ○ランチ帰りは気になるパン屋さんへの再訪。 沖縄で腕を磨いたご夫婦で営むお店は成田市飯仲【Boulangerie Taneです

  
  成田市内産の小麦を自家製粉して作っているパン屋さん。 今回は3品を購入。





 ○帰り掛けに久しぶりのお店にも立ち寄りました。 酒々井町下岩橋の【かぼちゃの店】は南瓜(かぼちゃ)に特化したスイーツのお店です

  
  干支の寅年に因んでかぼちゃのトラちゃん 350円も購入。 

  虎刈りのデザインは以前からですが寅年の今年は再度プッシュして売り出し出来そうですね。





 ○佐倉市の【カーメル】。 暫くぶりの訪問でしたので、ケース内の品には珍しいものが多くなっていました。

  
  どれもデザインも含めた印象が良いので迷ってしまいましたが、どうにか絞り込んで3品の購入。





 ○白井市桜台の【Palaoa】、ここのバケットは凄いと思います。

  
  バケット1本で230円。価格が安いのはもちろん魅力の一つですし、食感、歯ざわり、硬さも素晴らしく最高評価です。





 ○夫婦で北総、常陸の東国三社参りに出かけました。 利根川下流の水郷地帯に集中する
香取神宮鹿島神宮息栖神社の三社です。

  香取神宮・鹿島神宮は、
その御神体が『武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)』である事で分かるように

  中臣氏(後の藤原氏)との深い関係のある神社です。
  
  乙巳の変(大化の改新)≠フ中心人物、中臣鎌足がこの地で生まれたというのが最近の定説になりつつあります。

  香取神宮・鹿島神宮とともに東国三社と称されている息栖神社は、

  中臣氏との直接的な関連は不明ですし、
創建年も807年と他の二社と比べると相当新しくなります

  訪問先について概略の知識は多少あったつもりですが、今回訪れてみて実は全く知識が無かったことを思い知らされました。

  今回は、夫婦で1日がかりで3社を巡り、歴史に旅し、妻が望んでいた鰻を食べ比べた旅でもあります。
香取神宮

古代蝦夷に対する押えのエリアに立つ神社。
香取の海といわれるほどの内海が広がっていて、陸地の移動より海上交通が主だった時代に対岸に同時期に建立された鹿島神宮とともに大和朝廷の前線基地でした


拝殿

檜茅葺屋根は分厚く、黒塗りの権現造りの豪華な拝殿

徳川時代の再建だそうです
要石

鹿島神宮にある要石と趣旨は同じで、形は違って男型です。大きさも結構大きい。
周囲を掘り起こしても石の全景を見ることが出来ない位深く埋まっているとの事
麻生屋本店
香取市佐原イ4149
TEL 0478−52−3044
定休日 無休
利根川と小野川のT接地に位置する川魚問屋。
元祖すずめ焼き≠フお店
小鮒や川魚の佃煮のことです。
舟めぐりの乗船場が前の川にあり、食事をすると乗船料が安くなります。


うな重 1,500円
1件目の鰻やさん。
ここの鰻は九州産の鰻だそうです。
タレで食べさせるお店でしょうかね。安いのも魅力です。この価格で国内産ですから。厚さはありませんが柔らかく口当たりのいい鰻です。もう少し強めに焼いてくれたほうが好みですがタレは濃い目の甘ダレで好みです。
きも焼き 525円
2本。絶品です
分厚く新鮮な鰻の肝。これほどのモノは食べた経験がありません。焼きが鰻に比べるときつく焦がし気味ですので苦味もありますが煮汁が美味いのでどんどんいっちゃいます。
すずめ焼き≠ニは
水郷エリア独特の佃煮。川でとれた小鮒、たなご、はや等を串で刺しタレで焼いたもの
その形が小枝に止ったすずめの形に似ているところからとったといいう説
(麻生屋さんのパンフより)


すずめ焼き′ウ祖のお店と店頭にも店内にも書かれてあったので食べない訳にはいきません。
すずめ焼き≠店内で頂けると聞き、2串を注文しました。1本80円です。
開いた小鮒とそのまんまの小鮒の2種類
佃煮何ですが、串に刺した形の面白さは楽しめました。


食事中や後に、お店の方とちょっと長話をしてしまったのですが、丁寧に相手をして下さり知らなかった情報を得ることができました。
お土産に、すずめ焼きを買った際に、お店の看板商品の佃煮をサービスに下さいました。ありがとうございます。
鹿島神宮

楼門は立派な朱塗りで徳川氏の奉納したもので、日本三大楼門の一つだそうです。

拝殿の奥にある本殿

格式のある切妻式の茅葺屋根の下の柱や横木は朱塗りです。
参堂よりも奥の奥宮への参道に趣があります。奥社も立派です。更にさざれ石も見ることが出来ます。
要石

大鯰ナマズの頭を抑え地震を防いでいるという。
香取神宮の要石と同じですが、形が女形で地表に出ている面積は小さい。


【鮒彦総本舗】
稲敷市境島445−2
TEL 0299−78−2715
定休日 木曜
霞ヶ浦に面した潮来の佃煮専門店がやっている鰻店。
店内は半分近くは沢山の種類の佃煮が並んでいる。
国産の鰻を安くいただける店。
ランチは得々鰻丼が980円でいただけ、食後に珈琲まで付きます。
ひつまぶし 1,350円
2件目の鰻やさん。
3段階の食べ方があり試してみました。妻は最後の食べ方の出し汁を掛けてかきこむヤツがいいそうです。
タレは塩気があり、そばつゆでいうきつめな味で今まで食べたことの無い味でした

兜煮 350円
鰻の頭部。
よくよく見るともの凄くグロテスクです。でも食べました。
こちらのお店でも佐原にあったお店(支店のようです)の話などしてしてしまいました。帰り掛けにお土産(ワカサギの佃煮)を頂いてしまい恐縮です。



息栖神社

鹿島神宮、鹿島神宮とともに「東国三社」の一つ。
大和朝廷の神話に出てくる道案内の猿田彦を主神にする。
この地は、嘗ては香取の海に浮かぶ島だったようで、船着場も兼ねていた様でもある。
拝殿

嘗ての拝殿は消失し、昭和時代に再建されている為コンクリート造りで前2社ほどの趣は感じられない。
神社の周囲も門前の雰囲気は無く集落の中にひっそりある状態。
2社と比べ、低地にあるのは前に述べたように嘗ては島だっことの証明でしょうね。
力石

2社にはあった要石は無く、代わりに境内には力石があった。
力石は2つ有り、右側の石は江戸時代、天保水滸伝に登場する地元の侠客笹川の繁蔵が奉納したものだそうです。





【長谷川】
香取市佐原イ584
TEL 0478−54−3011
定休日 水曜
創業が江戸時代の天保年間まで遡ると言う老舗。
実は3件目の予定は神栖市内の【茂利戸家】さんでした。しかし夕方から貸切という事で入店できず断念。帰路に再び佐原に戻って立ち寄ったお店が長谷川さんです
うな重 1,990円
3件目の鰻やさん。
もちろん国内産鰻。
焼きが焦げ目が表面に現れていて香りで食べさせる鰻でしょう。タレは甘め、鰻の厚みは他の2店と比べて違いを感じませんでした。本日3件目の鰻です。
3店では、これまでに上げた鰻系の三品と、一品料理3品以外にも、
【鮒彦総本舗では得々鰻丼980円を、
【長谷川】では上天丼1,050円も頂きましたので夫婦ともカロリー摂取が過多の日になってしまい、明日以降の体重の増加に気をつけなければと言い合いながら帰路に付きました。





 
  又、鹿嶋市ではいつものようにケーキ屋さんとパン屋さんを何軒か巡りました。

  

     


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