綺麗な薔薇があまりにも多すぎて、ここに本当は全部載せたい位
なんだよ。
同じ色でも微妙に色合いが違って、花びらの形だって違うしね。
たくさんの種類の薔薇は僕も疲れが取れるような気がした。
シャッター音がいつまでも続く。
僕らは撮ってくれないのかな。
いいお顔が出来るかどうかは保証できないけど、一応お花が好きな
僕としては撮って欲しいんだけどなあー
お花を撮るのに夢中になって、僕らのこと忘れてるのかなあー?
そんなことはなかった。
「やっぱりここで集合写真でしょう!」
ほ~らね、やっぱりねえ。(*^。^*)
管理事務所で手続きをしている間
空くんもちょっと心配顔だ
「キンコンカンコーン♪ソロソロ閉園のお時間となりました。
本日はありがとうございました。
4時30分で各ゲートが閉まりますので、どうぞ、お早めにお支度ください
ますようお願い申し上げます。」
うわあー!もう終わりなの?
そういえば辺りは暗くなってきたねえ。
西ゲートまでは、歩いてもかなりありそうだ。
閉園時間ギリギリまで遊んじゃったんだね。
夢中になっていたから、誰一人時間を見ることもなかったものね。
僕らはあわてて帰り支度をした。
ここひたち海浜公園では、季節によって開園時間も違うようだ。
冬はすぐ暗くなるからきっと早いんだろうね。
ローズガーデンを出て間もなく、のあままさんが、
「あーっ!忘れ物ー!バッグがない!」と叫んだ。
「大変!あれは大事なものなの・・・主人からのプレゼントなのよ・・・」
のあままさんは顔色を変えた。
「多分、ローズガーデンだと思うわ。だって、あのバックの中には
カメラのの交換レンズが入っていて・・・
そういえば、あそこで交換する時に、花壇に置いたわー
どの辺りだったかしら?」
皆で手分けして探すことになった。
もう、閉園時間だから、誰一人として人影はなかった。
急がねば!
皆で、一生懸命探したにもかかわらず、バッグは出てこなかった。
「仕方ないわー・・・でも、ひょっとして、誰かが届け出てくれているかも
しれないから」と先ずは中央ゲートへと向かった。
しかし・・・なかった。
「あっ!そうだ!私達西口駐車場に車を止めているんです!
ゲートが閉まらないように連絡をお願いできますでしょうか?」
西口ゲートまではまだ、大分あるようだ。
まだ他にも出口があるんだし、あきらめちゃあダメよ。ひょっとして、届出が
あるかもしれないしね、のあままさん!」
皆で励まし合いながら、西口ゲートへと向かった。
復路は往路と違って、遠い道のりとなった。
気分的にも暗くなって、お日さまも陰り、辺りも暗くなったし、ますます
皆落ち込んで・・・でも、歩は遅くなっても、表情だけは表にださにように、
頑張った。
やっぱり~!!戻ってきた~(*^。^*)
親切なその方は、その後も何度か各ゲートに問い合わせをしていて
くれてたんだね。
盗まれたのではなかったんだね。
ちゃんと届出してくれた方に感謝だった。
世の中見捨てたものじゃないね。
まま、茨城の人って優しい人が多いんだね。
のあままさん、良かったねえ。
一瞬にして僕らの周りは煌々と輝く光で津包まれたような気がした。
これで、見つからないままだったら、どうだっただろう?
きっと帰路の車の中はショボーンと全員落ち込んじゃって、大変だっただ
ろうと思う。
良かった!良かった~♪
なんだか予測どおりいいお顔はできなかった。
心ははやっていても、やはりもう限界なのかもしれない。
だって、今日はよく歩いたしねえ。空くんは大きいだけあって、
体力もあるのかな。
いいお顔してるよね。
寿羅ちゃん、寿羅ちゃんももう疲れた?
そうだよね。考えてみれば僕よりも倍の年を取っているんだモノね。
でもね、可愛い顔をしているから、僕はいつも寿羅ちゃんが
お姉さんだということを
忘れちゃってるんだよね。
その方がいい?寿羅ちゃん!
面白い名前の薔薇に大笑い!
↓のお花だよ きれいでしょう?
皆で探し回ったけれど・・・
「ねえーねえ、やしのみさん、見て見て~!」メロンパさんが
叫んでいる。ままは何事かと近付いて行ったら「ほらっ!見てー」と
指差す方を見るとなんと「○ん○ん」という立看板があるでなないか。
ままは思わず噴出してしまった。
「もーっ!メロンパさんったらー」と言いながら、ままはしっかりと
カメラに収めていた。
ままは、うーん、どこかでこの言葉は聞いたことがあるぞと、記憶を
辿ってみた。
確か乾杯という意味じゃなかったかしら?・・・
中国語だったような・・・?
と思ったけれど、自信がない。
後で調べてみたところ、やはり乾杯という意味は合っていたけれど、
中国語ではなくて、フランス語だった。
最近、ままは記憶力が悪くなってるからね。
あっ、又言っちゃったよ。
これは聞かなかったことにしてね。
のあままさんは、今朝変な夢を見たんだそうだ。
バッグを失くしたときには、きっとその夢のせいだわ!と思ったらしい。
でも、良かったね。
その夢は悪夢なんかではなかったんだね。
変な夢だからって、悪いことが起こるとは限らないってことも
分ったし、良かったね。
ほーっと一息ついて、帰りの車の中は一瞬静かになった。
僕もなんだか安心したせいか、瞼が重くなってきた。
でも、ソレも束の間、後の席で、makipiさんとメロンパさんが
「うーん、なんて気持ちいいんでしょう!
空くん、気持ちいい~まるでクッションだわー肘掛だあー!とはしゃいで
いる声が僕の耳に入った。
良かったあ~
明るい笑い声が黒いVOLVO車に反響した。
帰りは車が混んでいて、遅くなったので、夕飯は守谷市の「ウッディー」で
取ることになった。
もうラストオーダーギリギリの時間で、makipiさんが前もって予約を
入れてくれて、これで、夕飯にありつけるわーと皆胸をなでおろした。
食べることってとても重要なことだからね。
もうそろそろこのドッグカフェも終わりだというのに、まま達は
お話が終わりそうにない。
のあままさんのご好意で、続きは我が家でということになり、今度は
のあまま邸へと移動になった。
のあまま邸では、コーヒーが出された。
今日はのあままさんに運転してもらい、疲れているのにーと思い、ままは
遠慮しようと思ったらしいが、やっぱり誘惑に負けていただいたようだ。
あれっ!後から車が来るよ!
僕らのそばで止まった。
なんだろう?
「この車に乗ってくださいもうゲートを閉める時間ですから」
言葉少なに管理員に半ば強制的に乗せられた。
なんだか愛想がないんだねと一瞬思ったけれど、そんな事言ってる
場合ではない。
乗せてもらえるだけでも、助かったんだからね。
まるで、これではビップだよ。
ゲートに近付いた頃、向うの方から自転車でやってくる人がいる。
あれっ!まだ人がいたんだねえー
あれっ!まま、違うよ!
さっき中央ゲートで忘れ物はないか調べてくれた人だよ。
ひょっとして~~♪
のあままさんは、顔を輝かした。
そして、いよいよ僕のお気に入りになった、この写真だよ。
大きなトランクの中には分厚い本が立てかけてあった。
そして、僕はその中に入るように言われた。
あーっ、ままが大好きなご本があるよー
でも、これってちょっと小さくない?厚みもあるし、。。僕は入れるかなあ?
ひょいっ!大丈夫だった、良かったあ~♪
次に、トランクに手をかけるように言われた。
そーっとかけてみた。
なるほどねえー・・・うん?そばにきれいなお花も置かれたよ。
「あらっ!ハッピちゃん、可愛い~♪ ハッピーポッターだあー!♪」
見ていた皆が口を揃えて言っているのが僕の耳に入ってきた。
うん?僕って今注目されてるの?
お話が止まらず、お暇するのが随分遅くなってしまった。
「お言葉についつい甘えてしまって・・・
のあままさん、遅くまでありがとうございました。運転までしていただいて、お疲れさまでした。」
やっと腰を上げてのあままさんに感謝したのは、一体何時だったのだろう?
帰りはmakipiさんに送ってもらった。
makipiさん、ありがとうございました。
まま、何から何まで皆さんにお世話になった1日だったね。
今日はなんだかとても長い1日だったような気がするよね。
まず、コスモスさんにさようならをすることができたでしょう?
そして、面白い名前のハラホロヒレハレ~♪のほうき草は今が見頃で見事な紅葉を見られたでしょう?
そして、やはり面白い名前の綺麗な薔薇も見たでしょう?
そして、最後にはハプニングがあったでしょう?
でも、茨城県人の優しくて親切な面を知ることが出来たでしょう?
遅くなって、車は混んでいたけど、たくさんその間面白いお話も聞けたでしょう?
もうダメだと思った守谷のドッグカフェではラストオーダーすれすれの時間にもかかわらず、快い
応対で嬉しかったでしょう?
その後、のあまま家でおいしいコーヒーをいただいたでしょう?
そして、僕達をお家まで送ってもらう間、またまたmakipiさんやメロンパさんとお話できたでしょう?
僕らもたくさんお写真を撮ってもらって、嬉しかったな。
実を言うとちょっと最後の方は疲れたけどね。
でもね、でもね、楽しかったよ。
今年は秋ってあるの?という感じだったけれど、今日は秋晴れのとても快適な1日だったよね。
国営ひたち海浜公園のアドレスはこちらだよ。
みんなも是非遊びに行って見てね。
長い1日になるかどうかは保証しないけどさ。(笑)